外壁塗装 | |
堺市
|
|
Before 施工前 |
After 施工後 |
施工地 | 堺市 | 築年数 | 16年 |
価格 | 163万円 | 工事期間 | 20日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックMUKI 1液水性無機フッ素 | 塗料種別 | 超低汚染型無機フッ素 |
面積 | 175m2 | カラー | ベース・塀:KP-357 アクセント:KP-376 |
塗料名 | 関西ペイント RSルーフ2液F 2液弱溶剤遮熱フッ素 | 塗料種別 | 遮熱フッ素 |
面積 | 61m2 | カラー | アンバーブラウン |
築年数 | 16年 | 工事期間 | 20日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックMUKI 1液水性無機フッ素 | 塗料種別 | 超低汚染型無機フッ素 |
面積 | 175m2 | カラー | ベース・塀:KP-357 アクセント:KP-376 |
塗料名 | 関西ペイント RSルーフ2液F 2液弱溶剤遮熱フッ素 | 塗料種別 | 遮熱フッ素 |
面積 | 61m2 | カラー | アンバーブラウン |
✓ご依頼までの背景
外壁の色褪せやひび割れを気にされており、同時期に建てたご近隣が塗装工事を始められたことがきっかけで工事のご相談をいただきました。
堺市美原区の築16年の戸建て住宅の外壁にはALC、屋根にはガルバリウム鋼板と呼ばれる金属屋根が使用されています。
ドローンなども使用して約1時間かけて建物全体の点検をしたところ、外壁全体の退色や目地やサッシ廻りに施工されたコーキングがひび割れが見られました。
外壁の仕上げ塗装がセラミック仕上げのため、触れると砂のように外壁が崩れ落ちることから塗装の耐久性が落ちていることが分かります。
そこでコーキング補修後に、セラミック塗料の旧塗膜にシーラーを染み込ませて固める計4回塗りの塗装工事をご提案いたしました。
相見積もりを依頼した他の塗装会社の対応などを検討いただいた結果、営業担当の対応や口コミの内容が決め手となりご成約をいただきました。
この度は南大阪ペイントセンターへご縁をいただき、ありがとうございます。
現地調査時のブログ⇒堺市美原区にて築16年のセラミック仕上げのALC外壁の現地調査
屋根塗装の事例⇒堺市美原区でガルバリウム鋼板へ屋根塗装(遮熱フッ素塗料使用)
※上記施工価格は足場工事・外壁塗装・コーキング工事・屋根塗装・付帯塗装・共通工事などの全てを含んだ実際にかかった金額を掲載しています。(税抜き金額)
外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
堺市のALC外壁の戸建て住宅に無機フッ素塗料(計4回塗り)で外壁塗装を実施した内容を紹介いたします。
▼堺市の外壁塗装業者選びについて網羅的に解説▼
堺市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者
ALCの塗装外壁塗装工事前後のビフォーアフター
まずは外壁塗装前後の比較お写真から紹介いたします。
ALCの色褪せやひび割れが工事のきっかけ
外壁の色褪せやひび割れがきっかけで塗装工事のご相談をいただきました。
外壁材にはALCが使用されており、マンションや工場などの大規模な建物に使用されているケースが多い非常に頑丈な外壁材です。
表面に細かな気泡があることで、夏は涼しく冬は断熱効果もあります。
ただし気泡があるため水がすぐに浸み込んでしまいますので、必ず表面の防水塗装が必要な外壁材です。
ALC外壁の表面にはセラミック塗料が塗られています。
塗装業界では「セラミック仕上げの外壁」と呼ばれることが多く、塗料の選定に注意が必要な外壁なのです。
セラミック塗料は元々砂状のものを樹脂で固めている塗料なので、硬くひび割れしやすいのが特徴です。
外壁表面を手でこすってみると、砂状になったセラミック塗料がサラサラと剥がれ落ちていきます。
セラミック塗料は陶器や瓦と同じように粘土を焼き、それを細かく粉砕して樹脂と混ぜた塗料なので、樹脂成分が抜け落ちるとただの砂状の塊となってしまい経年劣化とともにサラサラと剥がれ落ちるのです。
そのため外壁塗装にはカチオンシーラーと呼ばれる下塗り塗料を染み込ませて、下地をカチッと固める必要があります。
仮にカチオンシーラーを使用せずに塗装をしてしまうと、2~3年で塗膜の乖離が起きます。
そのため、セラミック仕上げの外壁の場合は以下の4工程で塗装を行います。
1.下塗り1回目(カチオンシーラー)
2.下塗り2回目(微弾性フィラー)
3.中塗り(仕上げ塗料)
4.上塗り(仕上げ塗料)
下塗りのカチオンシーラーだけでは色のムラが起きるため、2回目の下塗りに微弾性フィラーを塗ることで色ムラがなくひび割れに強い外壁へと導きます。
年に200件近い他社の見積書を見てきていますがこれまで相見積もりをした経験上、他の塗装会社ではセラミック仕上げの塗装に3工程での塗装しか提案されていないケースが多いです。
もしもセラミック仕上げの外壁にいきなり微弾性フィラーを塗装してしまうと、2~3年のうちにセラミックが崩れ落ちるように剝がれてしまいます。
お客様のお申し出のとおり、目地の中のひび割れが目立ちました。
目地の中にはコーキングが施工されていますが、細かくひび割れているのが分かりますか?
ひび割れを放置すると、その隙間から雨水や湿気が入り込みます。
加えてALCは防水シートが施工されていないので、目地のコーキングが劣化することで雨漏りに直結しやすいのです。
コーキングも塗膜と同様に寿命があり、少しずつ硬化してひび割れていきます。
そのため目地の溝には新しいコーキングを施工する必要があります。
ALCの目地には十分な溝が確保されているので、既存のコーキングを撤去せずその上からコーキングを施工する増し打ち工法で施工いたします。
基礎にも大きな亀裂がありますので、こちらも左官補修いたしますのでご安心ください!
塗装工事と同時にこちらのウッドデッキを撤去されたいとの事ですので、撤去費用もお見積もりに含ませていただきます。
お客様へご案内したお見積もり内容を以下にまとめました。
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(ALC・セラミック仕上げ) | 外壁塗装(シーラー含めた計4回塗り) | ALCの塗膜の劣化 |
目地・サッシ廻り | コーキング増し打ち | コーキングのひび割れ |
屋根(ガルバリウム鋼板) | 屋根塗装 | 塗膜の退色 |
付帯部(雨樋・シャッターBOX・水切り・スリムダクト・軒天・ベランダ床) | 塗装工事 | 美観の向上・防水性の維持のため |
使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積り金額も塗料によって変動します。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての見積書の内容をご覧いただけます。
プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
プランA | 外壁:超高耐久HRC次世代塗料プラン | 30年 | 15年 | ¥2,079,850 |
屋根:超高耐久HRC次世代塗料プラン | 30年 | 15年 | ||
プランB | 外壁:超耐候低汚染型無機フッ素プラン | 20年 | 12年 | ¥1,636,364 |
屋根:遮熱フッ素プラン | 15-20年 | 12年 | ||
プランC | 外壁:超低汚染型シリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,497,500 |
屋根:遮熱シリコンプラン | 10-15年 | 10年 | ||
プランD | 外壁:ラジカルシリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,392,500 |
屋根:遮熱シリコンプラン | 10-15年 | 10年 | ||
プランE | 外壁:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 | ¥1,291,600 |
屋根:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 |
他社との相見積もりもされていたので、じっくり時間をかけてご検討いただきました。
その結果、営業担当の対応や弊社の口コミが決め手となり、プランBの無機フッ素塗料を使用した塗装工事のご成約をいただきました!
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!
それでは次項から塗装工事の内容を紹介いたします。
▼外壁調査の内容をもっと詳しく知りたい方はこちら▼
ALCへ4回塗りの外壁塗装工事を実施
ALCのコーキング工事
足場を建てた翌日はコーキング工事からスタートです!
ALCの場合はコーキング増し打ち工法といって、既存のコーキングの上から新しいコーキングを打ちます。
お写真が見にくくて申し訳ありません。
足場の養生シートの関係で完了写真が暗くなってしまったので、以下からは別のお客様宅のコーキング増し打ちのお写真で紹介いたします。
目地内部を清掃します。
汚れが溝に残ったままですと、コーキングの密着を損ねてしまうからです。
目地とコーキングの密着を高めるために、プライマーを塗布して下地作りをします。
プライマーは接着剤のような働きがあり、コーキング工事には欠かせない工程です。
空気が入らないようにやや多めにコーキング材を充填させます。
多めに打つことでコーキングのモチが良くなってくれますよ。
仕上げにコーキング表面をヘラで均して、完全に乾燥する前養生テープを剥がし完成です。
サッシや天井の取り合いも増し打ちを実施しました。
ALCは目地の長さが多くなるため、こちらの建物のコーキング施工m数は合計568mです。
すべての目地やサッシ廻りのコーキング工事を3日間かけて行いました。
高圧洗浄工事
コーキングが完全に乾燥してから、塗装工程に入ります。
ALC表面に施工されたセラミック塗料の古い塗膜や、凹凸の隙間にこびり付いた汚れを取り除くため、高圧洗浄工事を行います。
洗浄するというよりは業務用高圧洗浄機の強力な水圧で塗膜を削るというイメージが近いです。
古い塗膜が表面に残っていると、新しい塗料の密着が悪くなるので入念に洗浄をします。
サッシやガラスなども洗浄しますが、泥汚れやホコリが完全に除去できない場合があります。
外部からでは判別しにくい事もありますので、洗浄後に室内から見て窓にホコリや汚れが付着している場合は遠慮なくお申し付け下さい!
タイルの外壁は塗装が必要ありませんので、高圧洗浄のみ行ってキレイにクリーニングをします。
塗装をしない玄関廻りなどもしっかりと洗い流しますので、ご安心ください(^-^)
ALCの外壁塗装
まずは1回目の下塗りです。
今回は下塗り2回と中・上塗りの計4回塗りで塗装を行います。
脆くなったセラミックの塗膜をカチッと固めるため、下塗りにカチオンシーラーを染み込ませます。
2回目の下塗りの微弾性フィラーは「アレスダイナミックフィラー」を使用します。
目に見えない微細なひび割れも埋めつつ微弾性のおかげでひび割れを起こしにくくしてくれます。
仕上げ塗料を規定量を守り撹拌させます。
中塗りと上塗りは無機塗料である「関西ペイント アレスダイナミックMUKI」を使用します。
約20年の耐用年数を誇り、汚れへの耐性も非常に高いためカビ汚れや雨による黒ずみも付着しにくいですよ。
ALCへの塗装が完了しました。
今回コーキング増し打ちをした上から塗装をしていますので、目地の溝がほぼなくなっています。
そのため次回塗装工事は「コーキング撤去打ち替え工法」といって、古いコーキングを取り除く作業が必要になります。
コーキングの撤去が必要なことから、増し打ちよりも撤去打ち替えの方が施工費用がやや高くなりますのでALCの場合2回目の塗装工事は初回より高くなることが多いです。
▼コーキング工事費用の参考価格▼
工事項目 | 単位 | 単価 |
撤去・打ち替え工法 |
m
|
750円~1,100円 |
増し打ち工法 |
m
|
450円~750円 |
付帯塗装
続いて付帯部の雨樋の塗装を行います。
あらかじめケレン作業で細かいキズを付けて、塗料のひっかかりを良くさせます。
このヤスリがけの工程をしないと上手く塗料が密着してくれません。
そのため入念にケレン作業を行います。
付帯部専用の塗料アレスダイナミックMUKIマイルドを中塗り、上塗りと塗り重ね…
雨樋の塗装完了です!
ベランダの防水層も紫外線で劣化しやすいので、トップコートを塗布してメンテナンスを行います。
雨樋と同様にケレン作業を行います。
表面の凹凸を取り除き、フラットな状態にして仕上がりを格上げします。
専用のトップコートを中塗り、上塗りと2回に分けて塗り重ね…
ベランダの塗装完了です!
ベランダのFRP防水はトップコートを塗布することで、防水効果が持続されて雨漏り防止にも繋がりますよ。
今回はトップコートでのメンテナンスでしたので、次回工事の際は防水層の寿命が切れるため本格的な防水工事をした方が良いです。
堺市美原区のALCの外壁塗装工事完工
完工後にお客様からアンケートを頂戴しましたのでご紹介いたします(^-^)
Q.塗装をする前にどんなことで困っていましたか?
A.
色褪せひび割れ
A.
人柄・クチコミQ.実際に仕事を終えて良かったことがあれば教えてください。
A.
家に帰るのが楽しみになったQ.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを頂戴出来ましたら幸いです。
A.外壁塗装の事は何もわからず、とても不安で何社か見積もり依頼をしました。金額の比較をしてみると、ペイントセンターさんの方が高かったのですが、担当して頂いた橋本さんに何度か尋ね、外壁塗装の工程や、使用する塗料についてたくさん教えて頂きました。
他の会社からは「すぐに工事をした方がいい」と聞いていた中、担当の橋本さんは「急がなくてもよさそう」と仰っていたので、私は焦らずゆっくり考えることができました。
決め手となったのも担当して頂いた、橋本さんは他の会社と比べても、ものすごく親切で丁寧で分かりやすいように教えて頂き、金額の事もありましたが、家族との相談でペイントセンターさんにお願いすることを決めました。
作業が始まって、仕事で家を空けることが多く不安でしたが、職人さんとの交換日記で今日の作業内容を明日の作業内容がわかるのでとてもいいと思いました。
私の友達にも安心して紹介したいと思いました。
ありがとうございました。
この度は大切なお住まいの外壁塗装をご依頼いただきまして誠にありがとうございます!
初めての外壁塗装で大変ご不安もあったかと思いますが、ご満足いただけて何よりうれしく思います。
アフターフォロー体制も万全ですので、今後とも何かございましたらお気軽にお声がけいただけますと幸いです。