ひび割れ補修・コーキング打ち替え・屋根外壁塗り替え | |
宝塚市
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Before 施工前 |
After 施工後 |
施工地 | 宝塚市 | 築年数 | 23年 |
価格 | 104万円 | 工事期間 | 15日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックTOP | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 139m2 | カラー | KP-352 |
塗料名 | 関西ペイント アレスクール2液SI | 塗料種別 | 遮熱シリコン |
面積 | 64m2 | カラー | マイルドグリーン |
築年数 | 23年 | 工事期間 | 15日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックTOP | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 139m2 | カラー | KP-352 |
塗料名 | 関西ペイント アレスクール2液SI | 塗料種別 | 遮熱シリコン |
面積 | 64m2 | カラー | マイルドグリーン |
✓ご依頼までの背景
こちらの店舗兼住居の建物にはサイディング・モルタルといった様々な外壁材を使用されています。
モルタルには大きなひび割れ、サイディングにはコーキングの剥がれといった築年数相応の痛みが見られました。
外壁材によって違う痛みの原因や特性に合わせた補修をご提案し、この度工事のご用命をいただきました!
現地調査時のブログ⇒宝塚市にてサイディングとモルタル外壁の理容室へ外壁塗装の現地調査
外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
窯業系サイディングやモルタルといった複数の外壁材を使用されている建物は少なくありません。
だからこそ各外壁材の特性を見極めて、その外壁材に合った補修方法や塗料選定が重要です。
今回紹介する事例はモルタルのひび割れとサイディングのコーキングの劣化にお困りの建物でした。
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宝塚市の外壁塗装なら南大阪ペイントセンターへ依頼すべき7つの理由
ひび割れ補修と塗り替え前後のビフォーアフター
モルタルの大きなひび割れがある宝塚市の店舗兼住宅
正面は窯業系サイディング、背面はモルタルが使用された建物です。
外壁材によって痛み具合や補修ポイントが違うので、実際の劣化内容を見ていきます。
窯業系サイディングがボードの目地に雨が染み込み一部ボードが浮き上がっています。
浮きの原因はサイディングボード同士の目地にあるシーリングが傷んだことで隙間ができ、その隙間から雨水が侵入したことにあります。
サイディングボード内部に雨水が侵入すると、湿気が留まり外壁材を押し上げます。
加えてサイディングボード塗装の寿命が切れているで、雨水が染み込みボード自体を変形させてしまうのです。
改善方法としては…
1.サイディングボードの浮きをビスで固定してフラットな状態へ戻す
2.雨水の侵入経路となったシーリングを補修
3.サイディングボードの防水性を復活させるため外壁塗装
以上の内容でメンテナンスをすれば、建物の耐久性を長持ちさせることが可能です。
続いて背面のモルタルの様子です。
ひび割れに雨が入り込み、ひび割れ廻りの塗膜が浮いていますね。
ひび割れは目に見える表面のひび割れだけ補修をしても、脆くなった塗膜も補修しないと根本的な解決になりません。
そこでひび割れをあえて深く削り、コーキングを打つ補修領域を増やすVカット補修での工事を提案いたしました。
Vカット補修とは…
1.ひび割れをV字型の溝に削る
2.削って深くなった溝へコーキング材を埋める
3.他の外壁との段差を埋めるため下地調整材で左官補修
以上の内容でメンテナンスを実施します。
サイディング・モルタルの2種類の外壁材を使用していても、各外壁材にあったメンテナンスをすることで建物全体の寿命を延ばすことができますよ!
▼外壁調査の内容をもっと詳しく知りたい方はこちら▼
ひび割れ補修とラジカルシリコンによる塗り替えを実施
ひび割れ補修工事
まずはモルタルのひび割れ補修から開始します。
サンダーでひび割れを深く削り、補修領域を確保します。
削ってみると分かることですがひび割れは意外と奥深くまで進行しているケースが多いので、見えているひび割れだけ埋めてもひび割れが再発してしまうのです。
コーキング材を密着させる準備にプライマーを塗り込みます。
削ったひび割れにコーキング材をしっかりと奥深くまで満たし、ひび割れを徹底的に埋めていきます。
削ったひび割れにコーキング材をしっかりと奥深くまで満たし、ひび割れを徹底的に埋めていきます。
下地調整材で既存の壁との段差をなくします。
ひび割れのVカット補修完了です!
脆くなっている部分をサンダーで削り塗膜を取り除きます。
傷んだ部分が少しでも残った状態で塗装をしてしまうと、下地から劣化してしまい塗膜がすぐに剝がれてしまう原因になります。
左官補修をする準備に丁寧に旧塗膜や汚れを取り除きます。
Vカット補修と同様に下地調整材で左官補修をし…
既存の壁との段差を埋めるうに均して補修完了です。
補修した部分だけツルっとした表面になっていますが、塗装のときに既存の壁と同じ模様になるように凹凸の模様付けを行います。
やはり近くで見ると補修跡は分かりますが、模様付けをすることで補修跡が少し目立ちにくくなりますよ。
コーキング工事
コーキング工事はサッシ廻りと目地を中心に行います。
まずはサッシ廻りのコーキングを取り除きます。
これからコーキングを打つ範囲に清掃をしてプライマーを塗り込みます。
コーキング材を奥側から空気が入らないようにしっかりと充填させます。
完全にシコーキング材が乾燥する前に養生テープを取り除いて、コーキング打ち替え工事の完了です!
目地もコーキング打ち替えをいたしました!
これで目地の隙間がしっかりと埋まりましたので、サイディングボードの隙間に雨水が侵入する心配もないでしょう。
サイディングボードは一度でも浮いてしまうと、完全に元の状態へ戻すことが非常に困難です。
ですので、シーリングに少しでもひび割れ痛みなどがあれば今回のようにコーキング工事を行い、ボードの浮く原因を作らせないことが非常に大切なのです。
▼サイディングとシーリングの重要性について詳しく知りたい方はこちら▼
窯業系サイディングのコーキング(目地)の劣化症状と補修費用
高圧洗浄工事
屋根から外壁へとかけて建物全体に高圧洗浄を行います。
足場にメッシュシートを覆っていますが、メッシュの隙間から洗浄水が飛散する可能性もあるのでビニールで二重の養生をして飛散を徹底的に防ぎます。
旧塗膜や外壁にこびり付いた汚れを洗浄することで、これから塗布する塗料の密着を高めます。
ガソリンを燃料とした高威力の業務用高圧洗浄機で洗浄をし、汚れを削り取るように洗い流します。
窓ガラスも水圧を調整して洗浄いたします。
基本的に建物全体を丸洗いしますが、他にも洗浄を希望される箇所があればお気軽にご相談くださいね。
外壁塗装
下塗りには「関西ペイント アレスダイナミックプラサフ」を使用します。
緻密な塗膜を形成し優れた防水性を持つ下塗り材で、ひび割れの再発をおさえてくれます。
今回使用する下塗り塗料や仕上げ塗料すべてモルタルとサイディング両方に適応する塗料ですのでご安心ください。
仕上げ塗料であるアレスダイナミックTOP(色KP-352)のベージュカラーを中塗り上塗りと塗り重ねます。
サイディングの中塗りと上塗りの様子です。
事前に行った中塗りと色が若干違うのが分かりますか?
塗り残しを防ぐために外壁は中塗りの段階で少し色を変えて塗装をします。
基本的に外壁塗装は今回ご紹介した下塗り・中塗り・上塗りの計3工程で行いますよ。
屋根塗装
屋根には遮熱シリコン塗料を使用します。
下塗りから遮熱効果がある下塗り材「アレスクールシーラー」を塗布します。
今回のようなスレート瓦の塗装には縁切りという工程が必須です。
下塗り後には雨漏りを防止する目的に、縁切り材であるタスペーサーを瓦同士の隙間に差し込みます。
タスペーサーを差し込むことで、スレート瓦の隙間が生まれ雨水の逃げ道を確保するこができます。
もしもタスペーサーを差し込まず塗装をしてしまうと、隙間が塗料で埋まり雨水が屋根材内部に留まって雨漏りを引き起こす原因となるのです。
そのため、スレート瓦へ屋根塗装をされる場合はタスペーサーを差し込む「縁切り」と呼ばれる工程は必須です!
縁切り後は外壁同様に中塗りと上塗りをして屋根塗装完了です。
お色はマイルドグリーンでクールレベル5なので高い遮熱効果を得ることができます。
色によってクールレベル1~5の基準があり、マイルドグリーンはその中で最高値の5ですので暑さ対策がより期待できます。
▼遮熱塗料の色について詳しくはこちら▼
遮熱塗料を使用した屋根塗装の色一覧(人気色TOP3もご紹介)
最終点検
古くなった波板も新しいポリカーボネートへと交換をいたしました。
足場を降りていきながら最終点検を行います。
塗り色が間違っていないか、汚れやキズがないかなど隈なくチェックをします。
細かい付帯部もケレン作業を入念に行い、シリコン塗料で塗装しています。
ひび割れ補修と塗り替え工事完了
最終点検後、足場を解体して完工です!
外壁塗装は補修をすることが主な目的ですが、外壁や屋根だけでなく樋などの付帯部も光沢が蘇り新築時を思い出すような仕上がりになりました!
お客様からお喜びの声をいただき、外観のデザインも一色に統一することでより上品な仕上がりになりお気に召していただけて何よりです!
工事は完了してからが終わりではなくアフターフォローも行っていますので、長いお付き合いになりますが今後ともよろしくお願いいたします。
この度は数ある塗装会社の中から、弊社にご縁をいただき誠にありがとうございました。