外壁塗装業者が教える住友林業の外壁メンテナンスの真相

外壁塗装業者が教える住友林業の外壁メンテナンスの真相
「住友林業の外壁のメンテナンスは何をするのか?」
「30年間メンテナンスフリーと聞いたことがあるが実際のところは?」

といった疑問でお困りはありませんか。

住友林業の外壁はメンテナンスが必要で、メンテナンス方法としては主に外壁塗装を行います。

住友林業の標準仕様であるモルタルと窯業系サイディングは、どちらも外壁塗装が必要な外壁材です。

例外としてオプション仕様であるタイル外壁は塗装は必要ありませんが、目地の補修などの細かなメンテナンスが必要です。
いずれにせよ住友林業の住宅ではどの外壁材でも何らかのメンテナンスは必須なのです。

こちらのページでわかること

・住友林業の外壁の種類とメンテナンス方法
・実際の住友林業の外壁のメンテナンス事例

こちらのページをご覧いただくことでご自宅の住友林業の外壁にメンテナンスが必要かを判断でき、正しいメンテナンスを受けられる手助けになるでしょう。

▼住友林業の外壁塗装についてはこちらの記事で網羅的に解説をしています▼
住友林業の外壁塗装はハウスメーカーより塗装業者にする5つの理由

外壁塗装をハウスメーカーに頼む前に根拠ある実績と事例で同品質の施工を実現!

1.住友林業の外壁は基本的に塗装によるメンテナンスが必要

住友林業の外壁のメンテナンス方法は主に外壁塗装です。
一部タイル外壁などの例外はありますが、基本的に外壁塗装によるメンテナンスが必要とご認識いただけると良いでしょう。

住友林業の標準仕様の外壁は…

  • モルタル
  • 窯業系サイディング

上記の2つであるケースが多いです。

こちらの2つの外壁自体には雨水を弾く力がなく、あらかじめ塗装によって防水性が維持されます。

一般的に外壁材の防水性は塗装依存のため、防水性を復活させるために外壁塗装によるメンテナンスが必須なのです。

2.住友林業の外壁の種類とメンテナンスの注意点

住友林業の外壁には外壁塗装が必要と紹介しましたが、塗装以外にも様々なメンテナンス方法があります。

又、オプション施工であるタイル外壁については塗装ではなく目地補修などの特殊なメンテナンスが必要です。

以下に外壁の種類とメンテナンス方法についてまとめてみました。

写真 外壁材 メンテナンスの方法
モルタル ・外壁塗装
・ひび割れ補修
窯業系サイディング ・外壁塗装
・コーキング工事
タイル(オプション施工) ・目地の補修
・コーキング工事
・タイルの張り替え
・撥水材塗布(※美観目的)
・外壁塗装(※美観目的)

こちらの表にあるように、すべての外壁材が何らかのメンテナンスが必要だと分かります。

では実際にどのようなメンテナンスが必要かを外壁材別に詳しく解説いたします。

2-1.モルタル外壁

モルタル外壁の主なメンテナンス方法は以下の2つです。

  • 外壁塗装
  • ひび割れ補修

そもそもモルタルとは砂と水をセメントに混ぜた物で、コンクリートと同じ意味です。

鉄骨や木造の柱に、構造用合板やバラ板で下地を作りその上にラス金網を貼り、その上からモルタルを厚く塗りつけて外壁を形成します。

そのため、モルタル自体には防水性はなく、表面に塗装を施すことで防水性が保たれます。

モルタルの外壁塗装

モルタルの仕上げと塗装の種類

上記のように表面の塗装にも様々な種類があり、どの仕上げかによってもひび割れのしやすさや汚れの付きやすさが異なります。

住友林業の場合、モルタルの吹き付け仕上げ塗料であるシーサンドコートをはじめとした様々な仕上げ方法があります。

モルタルの外壁塗装

建築時に施工された塗装仕上げは築年数とともに防水性が失われるため、定期的な再塗装が必要なのです。
実際に弊社にお問い合わせいただく住友林業のお客様も築15年前後で塗装をされている方がほとんどです。

モルタルのひび割れ補修

モルタルの補修前のひび割れ

モルタル外壁のメンテナンスで特に注意したいのは、モルタルに発生したひび割れの補修です。

上記は実際に住友林業の住宅を施工した写真ですが、写真赤枠にうっすら縦に伸びるひび割れがあるのがわかりますか?

こういったひび割れを如何にメンテナンスするかが重要です。

Vカット補修の仕組み

ひび割れの補修方法として採用する工法はVカット補修です。

表面のみコーキングでひび割れを埋めるのではなく、ひび割れの根本的な原因を解消する為にあえて深く削って補修する工法です。

補修後のモルタルです。

白いコーキングの補修跡はこの上から外壁塗装をすることでキレイに隠れますのでご安心ください。

2-2. 窯業系サイディング

窯業系サイディングの主なメンテナンス方法は以下の2つです。

  • 外壁塗装
  • コーキング工事

窯業系サイディングの表面は工場出荷時に塗装で保護されていますので、表面の塗料や加工によって耐久年数は違います。

こちらもモルタルと同様で、築年数とともに塗料の防水性が失われるため定期的な再塗装が必要です。

窯業系サイディングの外壁塗装

窯業系サイディングのチョーキング現象

こちらは実際の築20年の住友林業の外壁調査の様子です。

窯業サイディングに触れるとチョーキング現象が確認できるため、塗膜の寿命が過ぎていることが分かります。
表面の防水性がなくなっているサインでもあるので再塗装が必要です。

窯業系サイディングのコーキング工事

窯業系サイディングの劣化した目地

窯業系サイディングは、サイディングボード同士の継ぎ目に施工された目地のメンテナンスが特に重要です。

こちらは実際の築20年の住友林業の目地の写真ですが、目地に施工されたコーキングが割れているのが分かります。

コーキングは防水目的で建築時に施工されており、ボードの隙間に雨や湿気が侵入することを防ぎます。
このように目地に隙間ができてしまうと、防水の役割が果たせません。

コーキング撤去打ち替え工法

そこでひび割れた古いコーキングを取り除き、新しいコーキングへ交換するコーキング撤去打ち替え工法を行います。
コーキング工事後に前述した外壁塗装をするケースがメンテナンスのご依頼のほとんどを占めます。

ですが中にはご予算の関係でコーキング工事のみを依頼される場合もあります。
このケースは非常に稀で、年間200件様々な住宅を拝見してきていますが、コーキング工事のみのお客様は今まで2件しかありませんでした。

コーキング工事のみの場合は上から塗装をしないため、紫外線に強い変性シリコンのコーキング材を使用します。
ただしコーキング工事(変性シリコン)のみでメンテナンスをしてから外壁塗装をする場合は注意が必要です。

変性シリコンの上には外壁塗料が密着しにくく、仮に塗装ができたとしても目地の部分がブリード現象を起こし黒ずみやすくなります。
ブリード現象を防ぐには塗装前に目地の上にブリードオフプライマーを塗るといった方法があります。

しかしブリードオフプライマーを塗ったとしても、白い外壁の場合は目地の黒ずみが目立ってしまう場合があります。

そのためコーキング工事のみをされる際は、今後のメンテナンスについての注意点も押さえておかれた方が良いでしょう。

2-3.タイル(オプション施工)

タイル外壁は塗装が必要ないとご存知の方は多いでしょう。

たしかにタイルは塗装は不要ですが、目地の補修など細かいメンテナンスが必要です。
以下にメンテナンス方法をまとめてみました。

写真 タイルのメンテナンスの方法
タイルの目地の補修 ・コーキング工事
・目地の補修
タイルの貼り替え ・タイルの貼り替え
タイルに撥水材塗布 ・撥水材塗布(※美観目的)
タイルの外壁塗装 ・外壁塗装(※美観目的)

こちらの表のように基本的にタイルは目地の補修や貼り替えのみで、タイル表面に塗装を施す必要はありません。

メンテナンスというより美観を向上させる目的で撥水材塗布や外壁塗装をされるお客様もいらっしゃいます。

3.住友林業の外壁のメンテナンスフリーの真相

住友林業では

  • モルタルの吹き付けと窯業系サイディングは30年間メンテナンスフリー
  • タイルは60年間メンテナンスフリー

と言われています。

弊社にご相談いただく住友林業の住宅をこの目で拝見すると、年数が経過しているにもかかわらずとても綺麗なケースが多いです。

同様の築年数である一般の戸建て住宅と比較しても劣化は非常に少なく、さすが大手ハウスメーカーという印象を受けます。

建物綺麗さを間近で見るとメンテナンスフリーを言われる理由も分かる気がします。

しかしメンテナンスフリーとされている30年より前に弊社にご依頼をいただくので、必ずしも住友林業だから〇年間メンテナンスフリーではないのでしょう。

モルタル外壁の場合はひび割れ、窯業系サイディングの場合はコーキングのひび割れに気づかれ、約築20年でご相談をいただくケースが多いです。

たしかに一般の戸建て住宅より塗装の耐久性は高い印象ですが、メンテナンスフリーという言葉が必ずしもすべての住友林業の住宅に当てはまるとは限りません。

そのため「〇年間メンテナンスフリー」という言葉を鵜呑みにされず、定期的に点検を受けて適切なメンテナンスをされることが大切です。

4.南大阪ペイントセンターの住友林業の外壁のメンテナンス事例

これまで南大阪ペイントセンターでは多数の住友林業のメンテナンスさせていただきました!

モルタル外壁の塗装工事が大多数を占めますが、一部その事例を施工費用を含めて紹介いたします。

これから住友林業の外壁のメンテナンスをお考えの方は、是非参考になさってください。

4-1.築25年モルタルの外壁塗装(施工費用約120万円)

今回がはじめての外壁塗装でモルタル外壁のひび割れを気にされていました。

やはり築20年を過ぎますとモルタルにひび割れが起きメンテナンスの頃合いになります。
ひび割れの程度は浅いものが多いですが建物に複数ひび割れが確認できたため、ひび割れ補修を入念にしてからひび割れしにくい下塗り塗料を使用した外壁塗装工事を提案いたしました。

4-2.築26年(塗装歴あり)モルタルの外壁塗装(施工費用約108万円)

阪南市で住友林業への外壁塗装を実施(モルタルの塗り替え)

阪南市で住友林業への外壁塗装を実施(モルタルの塗り替え)

価格 108万円 工事期間 13日間
塗料名 関西ペイント RSゴールドSI 水性2液超低汚染シリコン 塗料種別 超低汚染シリコン
面積 144m2 築年数 約26年

工事期間 13日間 面積 144m2
塗料名 関西ペイント RSゴールドSI 水性2液超低汚染シリコン 塗料種別 超低汚染シリコン
築年数 約26年

10数年前に一度塗装工事をご経験済みです。

今回は2回目の工事ということもあり、業者選びには非常に慎重になられていました。

前回工事をされていることもあり、モルタル外壁にはひび割れなどの目立った痛みは確認できませんでした。
ですが前回の塗装から10年以上経過しているため、塗膜の寿命で外壁の防水効果がなくなっている状態です。

4-3.築35年(塗装歴あり)モルタルの外壁塗装(施工費用約91万円)

河内長野市にて住友林業の外壁塗装を行い防水性向上した事例

河内長野市にて住友林業の外壁塗装を行い防水性向上した事例

価格 91万円 工事期間 14日間
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックTOP 塗料種別 ラジカルシリコン
面積 170m2 築年数 約35年

工事期間 14日間 面積 170m2
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックTOP 塗料種別 ラジカルシリコン
築年数 約35年

築35年と年数がかなり経ち、外壁の汚れや色褪せが目立ってきました。
過去に1回塗装をされていますが、住宅の防水性も心配になり弊社にご相談いただきました。

調査をさせていただくと目立った劣化症状はありませんでしたが、日当たりの悪い面にはカビの繁殖があり一部黒ずみが目立ちました。

カビの繁殖は外壁塗装の保護機能が失われたサインでもあるので、外壁塗装をご提案いたしました。

4-4.築20年窯業系サイディングの外壁塗装(施工費用約177万円)

高石市にて住友林業の外壁塗装のご紹介【フッ素塗料による施工】

高石市にて住友林業の外壁塗装のご紹介【フッ素塗料による施工】

価格 177万円 工事期間 17日間
塗料名 関西ペイント アレスセラフッソ 塗料種別 超低汚染型フッ素塗料
面積 235m2 築年数 20年

工事期間 17日間 面積 235m2
塗料名 関西ペイント アレスセラフッソ 塗料種別 超低汚染型フッ素塗料
築年数 20年

「築20年が経過し私が下から見てもはっきりとコーキングが劣化し隙間が出来ているのが見える」
とお客様から点検のご依頼をいただきました。

コーキングが劣化して隙間から雨水や湿気の侵入を許すと、内部の防水シートや断熱材を腐食させてしまう可能性がありますので早めのメンテナンスが必要です。

住友林業のお家と言えばモルタルの吹き付け塗装のイメージが強いですが、こちらの住宅のようにサイデイングの外壁もあります。

5.住友林業の外壁のメンテナンスなら南大阪ペイントセンターへおまかせください!

住友林業のメンテナンス施工実績

南大阪ペイントセンターは住友林業をはじめとするハウスメーカーのメンテナンスを長年経験しているため、高品質な長持ちする塗装を実現します。

ハウスメーカーの施工にはとても厳しい基準があります。

例えば外壁の汚れを取り除く高圧洗浄でも150kgf/cm2以上の圧力が必要です。
数値だけ聞いてもイメージしにくいと思いますが、その水圧を人に向けると怪我をするほどのレベルだとご認識いただければ大丈夫です。

このように実際の施工を通じて各ハウスメーカー独自の仕様や知識・施工上の注意点を着実に積み上げてまいりました。

塗装に特化した専門会社の強みを生かし、大手塗料メーカーによる高品質な塗料と経験豊富な熟練の職人を自社でまかなえることで、ハウスメーカーよりも半額近い価格を実現しています。

元ハウスメーカーの職人も在籍していますので、住友林業のメンテナンスをお考えでしたら南大阪ペイントセンターへご相談ください。

6.まとめ

  • 住友林業の外壁は原則塗装によるメンテナンスが必要
  • 塗装が不要なのはタイル外壁のみ(ただし目地の補修などのメンテナンスは必要)

ハウスメーカーは高耐久な印象がありますが、どのような外壁材でもお住まいの環境によって劣化するスピードは変わります。

そのため「外壁材がメンテナンスフリー」との案内があったとしても放置をせずに、定期的に点検してもらうことが何より大切です。

南大阪ペイントセンターでは住友林業のお客様からメンテナンスのご依頼を多数承っています。

あらゆる外壁・屋根のメンテナンスに精通していますので、お困りごとや気になることがあればお気軽にご相談いただけますと幸いです!

お問い合わせ tel:0120-306-912 無料見積もりを依頼する LINEで相談する
お問い合わせ
0120-306-912
【受付時間】9:00〜18:00 【定休日】日・祝
無料見積もりを依頼する LINEで相談する