積水ハウスの15年点検を迎える皆様は、15年点検は10年点検と同じような内容だとお考えでしょうか。
積水ハウスの15年点検は10年点検に比べるとかなり簡易的で、あっという間に終了してしまいます。実際に我が家も1年ほど前に積水ハウスの15年点検を受けました。我が家は新築時に耐用年数が20年の塗料を使用している為、20年目に積水ハウスで外壁塗装を施工する予定になっています。
積水ハウスの15年点検の際に、私が感じた感想がこちらになります。
▼積水ハウスの15年点検の実際の感想▼
10年点検より15年点検の方が年数が経過しているので入念に点検すると思っていました。
15年点検の方がかなり簡易的で、そのような点検で本当に問題がないと判断できているのか少し心配になりました。
当コラムでは、積水ハウスの15年点検の内容や簡易的だと考える理由をご紹介いたします。
- 積水ハウスの15年点検とは?
- 積水ハウスの15年点検は10年点検と比べて簡易的な理由3つ
- 15年点検は外壁塗装時に必要な工事内容や費用の話が中心
積水ハウスの15年点検の内容を事前にご理解いただき、皆様の15年点検時のご参考になさってください。
▼積水ハウスの外壁塗装についてはこちらの記事で網羅的にご紹介しております。▼
積水ハウスの外壁塗装をする上でのポイント【費用や事例も解説】
積水ハウスの15年点検とは?
積水ハウスの15年点検は、10年点検と同様の点検とお考えいただかない方がいいかもしれません。積水ハウスの15年点検は、10年点検時のように入念な点検はありません。
積水ハウスの15年点検の点検内容や費用についてご紹介いたします。
基礎・屋根・外壁の大まかな点検
積水ハウスの15年点検は基礎・屋根・外壁の大まかな点検内容になります。
基本的に外回りをぐるっと一周しての点検になります。外壁の目地の点検も所々行っていただきました。屋根はドローンを使っての点検はなく、屋根には上らないで梯子をかけて点検していました。
積水ハウスの15年点検では、現時点での補修の話は全くありませんでした。5年後の築20年時に外壁塗装の時期が来るので、緊急性がない場合はまとめてメンテナンスとの考えかもしれません。
実際に私自身で外壁を確認すると、日当たりが良い箇所の目地が黒ずんで劣化していました。しかし、剥離や亀裂はなかったので、5年後のメンテナンスで問題ないとの判断だったのかもしれません。
このように積水ハウスの15年点検は大まかな点検で、10年点検とは異なるとお考えいただきたいと思います。
費用はかからない
積水ハウスの15年点検での費用はかかりません。
10年点検時には費用がかかったシロアリ防除工事のような、必ず行わないといけない工事の成約もありません。また、5年後に外壁塗装時期が来るので、少しの劣化だけなら補修工事の提案もありませんでした。
そのため、積水ハウスの15年点検は費用がかからないので、費用の心配をしないで点検を受けられます。
積水ハウスの15年点検は10年点検と比べて簡易的な理由3つ
積水ハウスの15年点検は、かなり簡易的な点検と言えるかもしれません。積水ハウスの15年点検が簡易的な点検だと考える理由が3つあります。
- 点検時間は約20分
- 点検は外回りだけ
- 点検後の報告書はなし
それでは詳しくご紹介いたします。
点検時間は約20分
積水ハウスの15年点検の点検時間は約20分になります。
10年点検の時は約1~2時間の点検時間でしたが、15年点検では約20分で住宅全体の点検が終了してしまうのです。
住宅の劣化診断は最低でも30分は必要になります。一般的には30~60分の時間が必要で、弊社では60~90分の時間をかけて入念に劣化診断を行います。
積水ハウスの15年点検は、劣化診断における最低時間よりも早く終了してしまうのです。点検時間が短いので、本当に住宅全体を点検できているのか不安になってしまいます。
そのため、積水ハウスの15年点検は、簡易的な点検内容と考える理由になってしまうのかもしれません。
点検は外回りだけ
積水ハウスの15年点検は外回りだけの点検になります。
10年点検の時は水回りも入念に点検してくれましたが、15年点検では外回りをぐるっと一周して確認するだけになります。外回りの点検も10年点検の時のように、写真を撮って記録に残す作業はありませんでした。
屋根裏や床下へ潜って点検することはありません。梯子をかけて点検してくれますが、簡単な確認で終わってしまいます。
約20分の点検時間の範囲内で終了する簡易的な外回りだけの点検になります。
点検後の報告書はなし
積水ハウスの15年点検後の報告書はありませんでした。
10年点検の際は、写真付きで点検結果の詳細が記載された報告書がありました。しかし、15年点検後の報告書はなく、結果についての連絡もいただけませんでした。
積水ハウスから何も連絡がないということは、早急に補修すべき箇所がないと理解しました。しかし、10年点検と15年点検では点検内容の充実度が大きく違うのに少し驚きました。
積水ハウスの15年点検後は10年点検時のような報告書はないとご理解いただきたいと思います。
15年点検は外壁塗装時に必要な工事内容や費用の話が中心
積水ハウスの15年点検は、次回の外壁塗装時期に必要な工事内容や費用の話が中心でした。
点検は大まかで簡易的に終了して、次回の点検内容と費用をお知らせに来たと言ってもいいかもしれません。確かに、積水ハウスから伝えられた費用は高額で、簡単に用意できる金額ではありません。築20年時の外壁塗装までの5年間で費用を工面できるよう、伝える意味を込めての15年点検だったかもしれません。
我が家が積水ハウスから15年点検時に伝えられた、外壁塗装時に必要な工事内容と費用がこちらになります。
- 工事内容=外壁塗装・目地のガスケット補修・ベランダ防水工事
- 費用=約500万円
10年点検の時にも外壁塗装時の工事内容と費用の連絡を積水ハウスから受けました。工事内容は15年点検の時と変わらなかったのですが、費用は約300万円と連絡を受けていました。
5年の間に200万円も費用が増額してしまいました。この分だと、本当に築20年時に外壁塗装をする際は、さらに費用が増額している可能性があるかもしれません。
積水ハウスの15年点検の点検内容は簡易的でしたが、外壁塗装時の費用を事前に聞けたのは幸いだったかもしれません。
まとめ
積水ハウスの15年点検は、大まかな点検内容で費用がかからない点検になります。
そのため、積水ハウスの15年点検は簡易的な点検と言ってもいいかもしれません。その理由がこちらになります。
- 点検時間は約20分
- 点検は外回りだけ
- 点検後の報告書はなし
以上のように積水ハウスの15年点検は簡易的に終了し、次回の外壁塗装時に必要な工事内容と費用の話が中心になります。積水ハウスの外壁塗装は高額になるので、15年点検の際に必要な費用の目安を聞けて参考になりました。
積水ハウスの15年点検は、我が家にとって外壁塗装前の最後の定期点検になります。大まかで簡易的な点検でも残りの5年間を安心して生活し、次回の外壁塗装を考える上で必要な点検だったかもしれません。