塩害地域は早めの塗装が大切!高耐久・高性能な塗料で塩害対策

塩害地域の塗装とは?高耐久・高性能塗料で住宅を守る

「塩害の影響で住宅の劣化が早くて困っている」

「塩害対策できる塗装方法を教えて」

塩害の影響を受ける地域にお住まいの方は、以上のようにお困りではないでしょうか。

結論!塩害地域の住宅は早めの塗装が大切です。塩害対策に高耐久・高性能塗料を使用し、サビ止めを行う必要があります。また、外壁だけでなく付帯部の塗装も合わせてお考えいただくのが重要になります。

当コラムでご紹介する内容
  • 塩害地域の住宅は早めの塗装が大切
  • 塩害地域の塗装に最適な塗料グレード
  • 塩害地域の塗装に必要な塗料の性能
  • 塩害対策の下塗り塗料はエポキシ樹脂が効果的
  • 塩害地域は付帯部のサビ止めが重要
  • 塩害地域の塗装はDIYせず業者に依頼がおすすめ!

塩害対策に効果的な塗装について詳しくご紹介いたします。

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

塩害地域の住宅は早めの塗装が大切

塩害地域の住宅は、一般的な地域の住宅よりも早めの塗装が必要になる可能性が高くなります。

塩害地域では海からの風に含まれる塩分が住宅の外壁や屋根に付着し、通常の環境よりも劣化が早くなってしまいます。そのため、塩害地域は塗装の役割が特に重要とお考えいただきたいと思います。

こちらの章では、塩害地域の住宅に早めの塗装が必要な理由をご紹介いたします。

塩害地域の塗装目安時期は短い

塩害地域の塗装目安時期は短い

塩害地域の塗装目安時期は、通常の環境の住宅よりも短いとお考えいただきたいと思います。

塩害地域では海風に含まれる塩分が住宅の外壁や金属部分に付着し、腐食や劣化を促進します。そのため、一般的な地域よりも短い周期での塗装によるメンテナンスが必要になります。

沖縄における建材の塩害に関する研究(外部リンク)では、塩害による建材の劣化が報告されています。沖縄県は高温多湿で塩分濃度の高い環境にあり、塩害の影響を受けやすい地域です。特に鉄筋コンクリートでは塩分の浸透により鉄筋が腐食し、劣化が進行することが報告されています。

このような研究からも塩害地域では塩分の影響により住宅の劣化が促進され、耐久性が劣化しやすいことが示されてます。そのため、塩害地域の塗装目安時期は短く、早めの塗装で住宅を守る必要があるとお考えいただきたいと思います。

定期的に塩害による劣化症状を確認しよう

塩害地域の劣化は、一般的な地域より早く訪れる可能性があります。早めに塗装すべき時期を見定める為に、劣化症状を確認してください。

危険度が高い順にご紹介いたします。

▼塩害による劣化症状と危険度▼

劣化症状 危険度 写真 主な劣化箇所
腐食 ★★★★★ 塩害による劣化(腐食) 構造
コンクリート内鉄筋
鉄部(付帯部など)
木部
塗膜の剥がれ ★★★★ 塩害による劣化(塗膜の剝がれ) 外壁
付帯部
鉄部のサビ ★★★ 塩害による劣化(鉄部のサビ) 鉄部(付帯部など)
金属サイディング
チョーキング現象 ★★ 塩害による劣化(チョーキング現象) 外壁
屋根
色褪せ ★★ 塩害による劣化(色褪せ) 外壁
屋根

上記の劣化症状や危険度はあくまでも目安になります。

塩害地域の場合、少しの劣化症状でも危険度の高いリスクを引き起こす可能性があります。劣化症状が確認できなくても前回の塗装から時間が経過している場合は、塗装業者に点検してもらうといいかもしれません。

塩害地域の塗装に最適な塗料グレード

塩害地域の塗装では通常の塗料では劣化が早い為、高耐久な塗料を選ぶ必要があります。

塩害地域にお住まいの方におすすめしたい高耐久な塗料は、フッ素塗料と無機塗料になります。

フッ素塗料と無機塗料の塩害対策の適性を表で比較するとこちらになります。

▼フッ素塗料と無機塗料の比較表▼

塗料の種類 耐久性 塩害への適性 防汚性 価格
フッ素塗料 ★★★★☆
(15~20年)
★★★★☆
強い
★★★★★
高い
高い
無機塗料 ★★★★★
(15~25年)
★★★★★
非常に強い
★★★★★
高い
かなり
高い

以上の2種類の塗料について、詳しくご紹介いたします。

フッ素塗料

フッ素塗料

塩害の影響を受ける地域でおすすめの塗料の一つ目は、フッ素塗料になります。

フッ素塗料は、高耐久で低汚染性の塗料です。表面が非常に滑らかで、汚れが付きにくい性質を持っています。撥水性が高いので塩分が付着しても雨水と一緒に流れ落ちやすくなり、住宅を守ってくれます。

塩害地域にお住まいの方におすすめのフッ素塗料がこちらになります。

▼塩害地域におすすめのフッ素塗料▼

塗料名 メーカー名 おすすめ理由
ファイン4Fセラミック 日本ペイント フッ素の中でも耐久性・耐候性が高い4Fフッ素+セラミック成分で耐久性◎、塩分や紫外線に強い
エスケープレミアム無機F エスケー化研 フッ素+無機のハイブリッドで塩害や紫外線に強い
ルミステージ AGCコーテック フッ素樹脂100%で耐候性・防汚性が高く、塩害地域向け仕様になっている

コストを抑えつつ高耐久を確保し塩害から住宅を守りたい方は、フッ素塗料をお選びいただきたいと思います。

無機塗料

無機塗料

塩害の影響を受ける地域でおすすめの塗料の二つ目は、無機塗料になります。

無機塗料は最高クラスの耐久性を持ち、劣化しにくい超耐候性塗料です。汚れが付着しても洗い流すセルフクリーニング機能を持ち、雨で汚れが落ちやすくなります。

塩害地域にお住まいの方におすすめの無機塗料がこちらになります。

▼塩害地域におすすめの無機塗料▼

塗料名 メーカー名 おすすめ理由
タテイルα プレマテックス 20年以上の超耐久性+親水性で汚れが付きにくく、塩害にも強い
無機ハイブリッドコート エスケー化研 無機のハイブリッドで耐久性が高く、コストバランス◎
アレスダイナミックMUKI 関西ペイント 高耐候性・防汚性に優れ、海沿いの地域の住宅にも向いている

コストは高くなるが汚れを防いで万全に塩害対策を行いたい方は、無機塗料をお選びいただきたいと思います。

塩害地域の塗装に必要な塗料の性能

塩害地域の塗装に必要な塗料の性能があります。それは、雨が降るたびに汚れを洗い流すセルフクリーニング機能になります。

セルフクリーニング機能には、大きく分けて親水性と光触媒の2種類があります。こちらの2種類の性能の効果を良くするには、立地環境が重要になります。そのため、住宅の立地環境を考えて、塩害対策に必要な性能を持った塗料を選ぶ必要があります。

一般的な住宅の立地環境を考慮した親水性塗料と光触媒塗料の塩害対策の適性を表で比較するとこちらになります。

▼親水性塗料と光触媒塗料の比較表▼

特性 耐久性 防汚性 セルフクリーニング機能 メンテナンスの手間
親水性 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
光触媒 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆

以上の2種類の性能について、詳しくご紹介いたします。

親水性塗料

親水性塗料

親水性塗料は、雨で汚れを落とす性能があります。

親水性塗料は水に馴染みやすい塗膜を形成し、雨が汚れの下に入り込んで流れ落ちやすくする塗料です。親水性塗料を使用すると雨で塩分を洗い流してくれるので、塩害地域にお住まいの方におすすめです。

雨が降ると住宅全体を濡らす為、外壁全体に付着した塩分を洗い流してくれます。そのため、弊社でもご提案させていただいております。

塩害地域にお住まいの方におすすめの親水性塗料がこちらになります。

▼塩害地域におすすめの親水性塗料▼

塗料名 メーカー名 おすすめ理由
アレスダイナミックMUKI 関西ペイント フッ素と無機成分を組み合わせ、ラジカル抑制技術と親水性による低汚染性を備えている
パーフェクトセラミックトップG 日本ペイント 無機と有機成分のハイブリッド塗料で、親水性が高く外壁に付着した汚れを雨水で洗い流す
スーパーセラタイトF エスケー化研 フッ素の強さ+セラミックの保護性能+親水性によるセルフクリーニング機能を持つ

雨は住宅の一部ただけでなく全体を洗い流してくれます。そのため、塩害地域の住宅は、雨で汚れを落とす性能を持つ親水性塗料が最適であるとお考えいただきたいと思います。

光触媒塗料

光触媒塗料

光触媒塗料は、太陽の光で汚れを落とす性能があります。

光触媒塗料は紫外線を受けると化学反応で汚れを分解し、その汚れを雨で洗い流してくれる塗料です。太陽の光が十分に当たる立地環境にある塩害地域の場合は、光触媒塗料の使用がおすすめかもしれません。

しかし、太陽の光が当たらない外壁部分は汚れが分解できない為、光触媒塗料の効果を発揮しにくくなります。セルフクリーニング機能の効果が得られないので、汚れが付着しメンテナンス回数が増えてしまう可能性があるかもしれません。立地環境によって住宅全体が太陽の光に当たるのは難しいので、弊社ではご提案していない塗料になります。

▼光触媒塗料が向いている場合▼

環境 理由
太陽光の当たる南側の外壁 一日中紫外線を受け、光触媒の効果が発揮される
屋根・ベランダ外側 紫外線と雨が当たりやすい
開けた場所にある戸建て住宅 周囲に建物がなく、紫外線を受けやすい

▼光触媒塗料が不向きの場合▼

環境 理由
北側の外壁 紫外線が少なく、光触媒の効果が発揮されにくい
住宅密集地 周囲の建物の影で紫外線が当たりにくい
軒下・庇のある箇所 紫外線が当たりにくい
ベランダの内側 紫外線が当たりにくい

光触媒塗料は太陽の光で外壁に付着した塩分を洗い流してくれるので、塩害地域の住宅に必要な性能を持っているかもしれません。

しかし、光触媒塗料は、住宅の箇所によって効果を発揮する場合と発揮しにくい場合があるとご理解いただきたいと思います。

塩害対策の下塗り塗料はエポキシ樹脂塗料が効果的

塩害対策の下塗り塗料はエポキシ樹脂塗料が効果的

下塗り塗料にエポキシ樹脂塗料を使用すると、サビ対策ができ塩害による劣化を防ぐ効果が期待できます。通常一般の人は選ばないので、使用したい場合は業者に使用の依頼をしましょう。

エポキシ樹脂塗料は優れた耐久性と接着力を持ち、広範囲にわたる用途で使用されます。エポキシ樹脂塗料の性能がこちらになります。

エポキシ樹脂塗料の性能
  • 耐久性(長期間にわたって外壁表面を保護)
  • 強度(外壁表面の強度や耐候性を向上)
  • 接着力(優れた接着性を保持)
  • 防錆性(金属面をサビや腐食から守る)
  • 防水性(水や湿気から表面を保護する)

下塗り塗料は「既存の外壁材の種類」や「上塗り塗料の種類」などの様々な要因によって変わるので、専門的な知識が必要です。そのため、専門知識がないと下塗り塗料選びは難しいかもしれません。

下塗り塗料の選定は専門知識のある塗装業者に任せてください。プロの塗装業者なら塩害の劣化を防ぐ適切な下塗り塗料を選んでくれるでしょう。

塩害地域は付帯部のサビ止めが重要

付帯部のサビ止めが重要

塩害地域の住宅を塗装する際、外壁だけでなく付帯部の下塗り塗料のサビ止めが重要になります。

付帯部の雨樋や雨戸などはサビが発生しやすい為、サビ止め塗料の選定に注意する必要があります。どんなに高耐久の上塗り塗料を使用しても、サビ止め効果の弱いサビ止め塗料を使用するとすぐにサビが発生してしまいます。サビ止め効果を高めるためには、2液の塗料の使用をおすすめいたします。

塗料には水性・油性と2つの種類があり、その中でも1液・2液にわかれます。1液は主剤に水やシンナーなどの希釈材で薄めて使用します。2液は主剤に硬化剤を混ぜて使用します。

▼塗料の種類の違い(サビ止めの場合)▼

種類 特徴 耐久性 臭い 用途
1液水性 防錆力が低い 室内の鉄部
2液水性 1液水性より防錆力がある 屋外の鉄部
1液弱溶剤(油性) 防錆力はあるが2液ほど耐久性はない 一般住宅の鉄部
2液弱溶剤(油性)
※おすすめ
高耐久で防錆力が高く上塗り塗料との相性が良い サビが発生しやすい鉄部
2液強溶剤(油性) 防錆力が高いが臭いが強く住宅に使用しない 非常に高い 工場・橋

サビ止め塗料の選定は専門知識を持った業者におまかせになりますが、提案されたサビ止め塗料が1液か2液かを確認してください。2液のサビ止め塗料を使用する場合は、塩害対策に最適な塗装であると判断することができます。

塩害地域にお住まいの方は、外壁の塗装だけでなく付帯部など外壁以外の塗装にも目を向ける必要があるとお考えいただきたいと思います。

塩害地域の塗装はDIYせず業者に依頼がおすすめ!

塩害地域の塗装は業者におまかせ

塩害地域の塗装はDIYで行わず、塗装業者に依頼がおすすめです。

塗装を行う前段階の重要な下地処理として、ケレン作業が必要になります。ケレン作業は古い接着剤や汚れを取り除き、下地の凹凸を滑らかにする役割があります。

しかし、ケレン作業は短時間で正確に研磨する技術が必要で、素人の方にとって大変難しい作業になるのです。ケレン作業に時間がかかっている間に、剥き出しになった鉄部などのサビがさらに悪化してしまいます。

その他にもDIYをおすすめしない理由がこちらになります。

DIYをおすすめしない理由
  • ケレン作業の下地処理が難しい
  • 塩害地域に適切な塗料の選定が難しい
  • 保証がない(塩害地域は早期劣化の可能性があるため重要)

塩害地域では専門的な知識や技術・適切な塗料の選定が必要であり、DIYでの塗装はおすすめいたしません。

塗装業者に依頼すると保証があり、万が一に早期に劣化しても保証期間中なら補修してもらえるので安心です。塩害地域の塗装は塗装専門業者に依頼するのをおすすめいたします。

まとめ

塩害地域にお住まいの方は、劣化の進行が早く塗装目安時期が短いので早めの塗装が大切です。

塩害地域の塗装には最適な塗料グレードと必要な性能を持った塗料を選ぶのが重要です。

塩害地域に最適な塗料グレード
  • フッ素塗料
  • 無機塗料
 
塩害地域に必要な性能の塗料
  • 親水性塗料
  • 光触媒塗料

以上の塗料を選定し、下塗り塗料にはサビ対策に特化したエポキシ樹脂塗料が効果的です。

また、塩害地域の住宅は外壁だけでなく付帯部の塗装も重要になります。金属製の付帯部はサビが発生しやすい為、サビ止め効果の高い2液のサビ止め塗料の使用をおすすめいたします。

塩害対策による塗装をご希望の方は、南大阪ペイントセンターにおまかせください。塩害地域の住宅に最適な塗料をご提案し、住宅全体をサビなどの劣化から守る塗装を施工させていただきます。

ぜひ一度、南大阪ペイントセンターにご相談ください。

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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