「外壁塗装の一般的な工程表を見たい」
「工程表をもらっていないので手抜き工事されないか心配…」
といったお悩みでご不安ではありませんか?
そんなお悩みを解消すべく、南大阪ペイントセンターの一般的な工程表を紹介いたします。
工程表で全体の流れを把握していただくことで、工事期間中の不安を取り除くことができるでしょう。
1.外壁塗装の工程表の流れ
外壁塗装の各工程の流れは以下のとおりです。
- 足場仮設工事(工事1日目)
- 飛散防止ネット張り(工事1日目)
- 外壁補修・コーキング工事など(工事2-3日目)
- 高圧洗浄工事(工事4日目)
- 養生(工事5-6日目)
- 外壁塗装(工事7-10日目)
- 屋根塗装(工事7-10日目)
- 付帯塗装(工事11-12日目)
- 最終点検(工事13日目)
- 足場解体(工事13日目)
- 清掃(工事13日目)
- 外壁工事完了・お引渡し(工事14日目)
各工程に詳細を見ていきましょう。
1-1.足場仮設工事(工事1日目)
専門の足場職人が足場の組立てを実施します。
足場をはめ込むためにハンマーで叩く際に、「カンカン」という音が鳴り響きます。
余計な音が響かないように足場職人も細心の注意を払っていますが、この音でお客様やご近隣の方にご迷惑をおかけすることになり申し訳ありません。
外壁工事には工事の騒音や塗料のニオイ、高圧洗浄水の飛散など何かと近隣の方へご迷惑をおかけすることになります。
そのため、事前のご近隣への挨拶は必ず実施しています。
1-2.飛散防止ネット張り(工事1日目)
組立てた足場に飛散防止ネットを括り付けて足場を覆います。
目的は高圧洗浄水の飛散や塗料、工事中に発生する塵や埃が飛散しないようにすることです。
1-3.外壁補修・コーキング工事など(工事2-3日目)
外壁塗装工事では、塗装の工程前にあらかじめひび割れなどの痛みを補修します。
外壁材がモルタルの場合に、この補修工事を実施するケースがほとんどです。
サイディングやALCなどの外壁の場合は目地があるので、事前にコーキング工事を行います。
外壁の防水性を維持するためには、塗装よりもコーキング工事の方が大切と言われています。
1-4.高圧洗浄工事(工事4日目)
業務用高圧洗浄機で建物全体をしっかりと洗い流します。
旧塗膜や長年の汚れを洗浄することで新しい塗料の密着が良くなり剥がれ防止に繋がります。
近隣に水しぶきがかからないように細心の注意を払って作業を行います。
万が一水しぶきが近隣にかかる可能性も考慮して、ご近隣へのご挨拶の際に高圧洗浄日は洗濯物を干すのをご遠慮いただくようにお願いしています。
1-5.養生(工事5-6日目)
養生には塗装をしない箇所をビニールで覆い保護する役割があります。
外装業界では「良い塗装は良い養生から」という言葉があるくらい、養生の善し悪しは塗装の品質を左右するくらい大切な工程です。
養生の丁寧さを見ればその職人さんの腕前が分かるとされています。
1-6.外壁塗装(工事7-10日目)
外壁塗装は基本的に下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行います。
築古の建物や外壁材が脆くなっている場合は、補強のために下塗りを2回行う計4工程の4回塗り工法を行う場合もあります。
下塗りの目的は上塗り用の塗料と下地が密着する為の接着剤の役割にあります。
事前に刷毛で隅などを塗っておくことで、ローラーでの塗料が入りにくい箇所の塗り残しを防ぎます。
中塗りは仕上げ専用塗料を使用します。
塗り残し防ぐために、仕上げの上塗りと色を変えて塗装をします。
塗り残しがあると充分な塗膜厚を確保できません。
外壁塗装工事をしたのに満足な耐久性や防水性を確保することが難しくなってしまいます。
建物の保護のためにも、きっちり塗り残しのないように丁寧な作業が要求されます。
仕上げの上塗りです。
塗料が壁に適量のるように、塗装する必要があります。
ローラーで塗る場合、力を入れすぎると塗料が薄く仕上がり力を抜きすぎると厚くなります。
厚すぎると垂れる原因になるので、適度な力で適量をのせる職人の高い技術が要求される作業です。
1-7.屋根塗装(工事7-10日目)
屋根塗装も外壁と同じく、下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行います。
棟の金属部の隙間も確認し、必要であればコーキング打ち補修をします。
こちらの記事では分かりやすい様に外壁塗装と屋根塗装を分けて紹介していますが、実際は同時進行であることが多いです。
例えば塗装の流れの例ですと以下のような流れです。
8/20:外壁の下塗り
8/22:外壁の中塗り・屋根の下塗り
8/23:外壁の上塗り・屋根の縁切り(タスペーサー設置
8/24:屋根の中塗り
8/25:屋根の上塗り
塗装工程には乾燥時間が設ける必要があるので、同時進行で塗装するケースが多いのです。
1-8.付帯塗装(工事11-12日目)
付帯塗装とは外壁以外の細かい部位の塗装を指します。
具体的には…
・雨樋
・雨戸
・シャッターBOX
・水切り
・破風板
・軒天
以上の部位の塗装を総称して付帯塗装と呼びます。
雨樋などは塩化ビニール素材で表面がツルっとしており、滑らかな表面に塗料を塗ってもすぐに剝がれてしまうのです。
ですので付帯部の塗装では事前にケレン作業(ヤスリがけ)で細かいキズをつけ塗料のひっかかりを良くさせる工程が必要です。
1-9.最終点検(工事13日目)
すべての外壁工事が完了すると、最終点検を行います。
塗り残しやキズや汚れないかなど、足場の一番上から順番に隈なくチェックをしながら降りていきます。
工事場所以外の車や門扉などに汚れが無いかも確認いたします。
1-10.足場解体(工事13日目)
最終検査完了後、足場解体作業を行います。
建物を傷つけないように細心の注意を払いながら足場を解体していきます。
1-11.清掃(工事13日目)
足場解体後、工事で出てしまったゴミをきれいに清掃して持ち帰ります。
清掃を終えてから、外壁工事のために移動しておりました草木や備品を元の場所に戻します。
1-12.外壁塗装完了・お引渡し(工事14日目)
外壁工事完了後のお引渡しです。
2.南大阪ペイントセンターの工程表の例
実際にお客様へどのような工程表をお渡ししているか気になりますよね。
そこで実際にお客様や近隣の方へお渡ししている工程表を紹介いたします。
弊社の場合、工程表というよりは各工程でお客様へお願いしたいことやご不便をおかけする内容を明記しています。
お客様だけでなく、近隣の皆さまへも上記の案内をお渡ししています。
お客様から「もっと詳しい工程表が欲しい」とのご要望がある場合は、上記のような工程表をお渡ししています。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、入居者様全員にお知らせが届くように案内文を入居者様の数だけ用意して1軒1軒ポストに投函していきます。
入居者様とお会いした際は直接お渡ししたり、口頭でご説明いたします。
更にはポスト横、エレベーター内、階段横など万が一の見落としがないように案内を貼ります。
3.工程表が大幅にズレるとしたら悪天候だけ
工程表から大幅にズレるとすれば、雨天などの悪天候で塗装ができずに工程が遅れてしまう場合のみです。
目安として工程表よりも3日以上短縮されている場合は、担当者に工程表とズレている理由の説明を求めた方が良いでしょう。
担当者へ確認したいポイントは以下です。
・工程表より予定が早まった明確な理由を聞く
・証拠となる施工写真や工事日報の共有をしてもらう
もしも具体的な説明がない場合や理由に根拠がない場合は、手抜き工事の可能性も考えられます。
工事途中に新たな不具合が見つかった場合、追加工事として日数が延びることは稀にあります。
しかしその場合でもお客様への説明はもちろん必須です。
悪天候や予期せぬ追加工事などで工期は延びることはあっても、予定よりも工期が短縮されることはほぼないのです。
4.まとめ
✓外壁塗装の工程表の流れ
- 足場仮設工事(工事1日目)
- 飛散防止ネット張り(工事1日目)
- 外壁補修・コーキング工事など(工事2-3日目)
- 高圧洗浄工事(工事4日目)
- 養生(工事5-6日目)
- 外壁塗装(工事7-10日目)
- 屋根塗装(工事7-10日目)
- 付帯塗装(工事11-12日目)
- 最終点検(工事13日目)
- 足場解体(工事13日目)
- 清掃(工事13日目)
- 外壁工事完了・お引渡し(工事14日目)
工程表よりも工期が短くなると「手抜き工事をされている」と不安になりますよね。
そのような不安が起こらないように工事期間中は担当者とすぐに連絡を取れるような体制だと安心でしょう。
ですので業者を選ばれる際も、信頼できる業者かどうか見極めるために工事中の連絡体制はどのようになっているか確認されると良いでしょう。
南大阪ペイントセンターではLINEなどを使用して工事期間中お客様と密に連絡を取れる体制にしています。
実際にお客様から以下のお喜びの声をいただいています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談いただけますと幸いです。