ガルバリウム鋼板の屋根の住宅にお住まいの皆様は、ガルバリウム鋼板の塗装は必要ないとお考えではないですか?
結論!ガルバリウム鋼板の屋根は塗装が必要です。前回のメンテナンスから20年を目安に塗装時期をお考えいただきたいと思います。
ガルバリウム鋼板の屋根は耐久性や耐震性に優れている為、その効果を維持するには必ず塗装が必要になるのです。ガルバリウム鋼板の屋根の塗装が必要な劣化症状や費用を詳しくご紹介いたします。
- ガルバリウム鋼板の屋根は20年を目安に塗装が必要
- ガルバリウム鋼板の屋根の耐久性が低下する3つの劣化症状
- ガルバリウム鋼板の屋根塗装相場は約40~70万円(税抜)
- ガルバリウム鋼板の屋根塗装を長持ちさせるポイント
ガルバリウム鋼板の屋根を適切に塗装し、寿命の長い屋根にしていきましょう。
ガルバリウム鋼板の屋根は20年を目安に塗装が必要です
ガルバリウム鋼板の屋根は、前回のメンテナンスから20年を目安に塗装が必要になります。
一般的な屋根の塗装は、10年が目安になっています。ガルバリウム鋼板は錆に強く耐久性の高い材質の為、メンテナンスの時期は2倍程長くなるのです。
しかし、高耐久だからといって塗装は必要になります。屋根は紫外線や雨水の影響を受けやすく、劣化が進行します。メンテナンスの時期を見誤ると、塗装では補修できなくなってしまう可能性があるのです。
ガルバリウム鋼板の屋根が塗装で補修できない場合は、費用が高くなる可能性があるので注意が必要です。
- カバー工法(既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法)
- 葺き替え工法(既存の屋根を撤去して新しい屋根材を設置する方法)
上記の工法は、弊社でも約100万円以上の費用が必要になってきます。
塗装時期の目安をご理解いただき、劣化が進行し費用が高くなる前に塗装をお考えいただきたいと思います。
ガルバリウム鋼板の屋根の耐久性が低下する3つの劣化症状
ガルバリウム鋼板の屋根の耐久性が低下する劣化症状が3つあります。
- サビがある(危険度:★★★★★)
- 凹み・傷がある(危険度:★★★★)
- 色褪せがある(危険度:★★★)
以上のような劣化症状がある場合は、屋根の耐久性が低下し危険度が高くなります。
なぜ早期の塗装が必要なのか、詳しくご紹介いたします。
サビがある(危険度:★★★★★)
ガルバリウム鋼板の屋根で最もリスクの高い劣化が、サビの発生です。
ガルバリウム鋼板はサビにくい材質ですが、サビが発生しないわけではありません。最初は少しのサビでも、放っておくと広範囲に広がってしまいます。サビが原因でガルバリウム鋼板の屋根に穴が開いてしまい、雨漏りが発生する可能性もあります。
早期の塗装で補修できた屋根でも、放置しておくとカバー工法などが必要になり補修費用が高額になってしまうかもしれません。
屋根にアンテナがある場合は、アンテナのサビが屋根材に移ってサビが広がる場合もあるので注意が必要です。
凹み・傷がある(危険度:★★★★)
ガルバリウム鋼板の屋根に凹みや傷がある場合は、耐久性が低下し適切に住宅を保護できていません。
ガルバリウム鋼板は薄い鋼板の為、凹みや傷がつきやすいというデメリットがあります。凹みや傷がつくと屋根材がどんどん変形し、耐久性が低下してしまうのです。
- 台風や強風で屋根に物が飛んできた
- 雪が降った重さ
- 子供が遊んでいたボールが飛んできた
凹みや傷の箇所からサビが発生し、屋根材をどんどん腐食して劣化させる危険性があります。
ガルバリウム鋼板の屋根に物が飛んできた場合などは、一度専門の業者に点検依頼をするのをおすすめいたします。
色褪せがある(危険度:★★★)
ガルバリウム鋼板の屋根に色褪せがある場合は、劣化し始めたサインです。
屋根は、紫外線や雨水の影響を受け劣化しやすいのです。以前より光沢がなくなり白っぽくかすれたような感じがしてきたら、劣化の進行が始まったと認識する必要があります。
色褪せが起こると、劣化が進行し被害が拡大してしまう可能性があります。凹みや傷が付いたりサビの発生へと繋がってしまうのです。
色褪せの段階では、塗装で補修が可能です。劣化症状が軽いうちに、メンテナンスをお考えいただきたいと思います。
ガルバリウム鋼板の屋根塗装相場は約40~70万円(税抜)
屋根塗装の相場は一般的な2階建て30坪の住宅で、足場代込みで約40~70万円(税抜)が相場になります。相場はあくまでも目安で、屋根の劣化状況によって大きく異なる可能性があるので注意が必要です。
屋根の塗装費用を左右するには以下のような要因がございます。
- 使用する塗料グレード
- 屋根の塗装面積
- 屋根の勾配(傾き)の角度
- 屋根の形
- 屋根の劣化状態
これらの要因で、屋根の塗装費用は相場より大きく異なる場合もございます。
ガルバリウム鋼板の屋根塗装を相場内に抑えるには、なるべく早めのメンテナンスをおすすめいたします。
屋根塗装の相場について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考になさってください。
屋根塗装の相場は40~70万円!相場を決める要素で価格の変動あり
ガルバリウム鋼板の屋根を長持ちさせるポイント
ガルバリウム鋼板の屋根は、長持ちさせるポイントがあります。
長く安心して暮らせるように、長持ちさせるポイントをご紹介いたします。
高圧洗浄機を使用して水洗いしない
ガルバリウム鋼板は水洗いすると長持ちしますが、高圧洗浄機を使用しての水洗いはおすすめしません。ガルバリウム鋼板は薄くてデリケートな材質の為、高圧洗浄機で勢いよく水洗いしてしまうと凹みや傷の原因になるのです。
ガルバリウム鋼板にできた凹みや傷は、劣化の要因を引き起こしてしまいます。長持ちさせる為に手入れをしたのに、高圧洗浄機を使用したことで返って寿命を縮めてしまう可能性もあるのです。
屋根の水洗いは高所の為、ご自身で屋根へ上って行うのは危険です。ご自身で屋根の水洗いをする場合は、下屋や庇など下から手が届く範囲で行っていただけますようお願いいたします。
専門業者で定期点検・塗装をする
ガルバリウム鋼板は扱うのが難しく、とてもデリケートな材質です。点検や塗装を依頼する場合は、必ず専門の塗装実績のある業者に依頼しましょう。
ガルバリウム鋼板のメーカーが推奨する定期点検の時期は年一回となっています。毎年一回の定期点検を行うことで、劣化の被害を大きくせず寿命を長く保つのが可能になります。
南大阪ペイントセンターでは、ガルバリウム鋼板の点検・塗装を行っております。施工いただいたお客様からGoogle口コミ100件の★4.9の高評価を頂いております。私たちの施工実績をお確かめいただき、頂いたお客様の声をご参考になさってください。
まとめ
ガルバリウム鋼板の屋根塗装が必要だとご理解いただけましたでしょうか。ガルバリウム鋼板の屋根は、前回のメンテナンスから20年を目安に考慮いただきたいと思います。
ガルバリウム鋼板の屋根は、耐久性が低下してくると起こる劣化症状がございます。
- サビがある(危険度:★★★★★)
- 凹み・傷がある(危険度:★★★★)
- 色褪せがある(危険度:★★★)
以上のような劣化がある場合は、塗装が必要になります。
ガルバリウム鋼板の屋根塗装相場は、約40~70万円(税抜)が目安になります。劣化度合いによって相場は異なりますので注意が必要です。
ガルバリウム鋼板の屋根塗装は、専門の知識と技術の持った業者に依頼するのをおすすめいたします。