外壁塗装を施工する際に、一番に接する機会が多いのは営業マンだと思います。
営業マンを見て依頼すべき塗装業者を判断できれば、皆様の外壁塗装の失敗を防止する手段になるかもしれません。
営業マンが愛想よく感じがいいのは当たり前です。表面ではなく中身で判断できるよう、ご紹介いたします。
- 外壁塗装の営業が優良か判断する4つの方法
- 外壁塗装の営業マンが優良か判断する為にできる3つの質問
- 騙そうとしている外壁塗装営業マンの注意すべき言動4選
- しつこい営業から逃れる方法
- 困った場合の相談先は国民生活センター
以上の内容でお伝えいたします。
今まさに、外壁塗装の営業でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
1.外壁塗装の営業が優良か判断する4つの方法
1-1.会社情報や口コミを調べる
1-2.資格や塗装歴を確認する
1-3.提案内容に詳しい説明があるか
1-4.相見積もりを取る
2.外壁塗装の営業マンが優良か判断する為にできる3つの質問
2-1.「塗料は○○○を使用したい!」
2-2.「営業の方は塗装業界に携わって何年ですか?」
2-3.提案された施工方法の内容に突っ込んで聞く
3.騙そうとしている外壁塗装営業マンの注意すべき言動4選
3-1.断ってもしつこく営業してくる
3-2.大幅な値引きをする
3-3.契約を急がせる
3-4.塗装を煽るだけで説明不足
4.しつこい営業から逃れる方法
4-1.断り方を工夫する
4-2.質問に答えて情報を提供しない
4-3.顔を合わせない
5.困ったら国民生活センターに電話
6.まとめ
外壁塗装の営業が優良か判断する4つの方法
外壁塗装の営業マンを見た目だけで判断してはいけません。「感じがいいから」や「話しやすいから」で、塗装を決めてしまうと失敗したと後悔するかもしれません。
外壁塗装の営業マンを見た目で判断するのではなく、確実な情報を基に判断する必要がございます。
それでは詳しくご紹介いたします。
会社情報や口コミを調べる
一つ目は、会社情報や口コミを調べてください。
特に、訪問販売の営業の場合は、会社の名前をネット検索して本当に存在している会社か調べる必要があります。会社情報を詳細に確認して、会社について知るのが重要です。
また、運営10年未満の中小企業の倒産率は95%以上だと言われています。その為、会社情報を確認する際に、10年以上運営実績がある会社か確認すると安心して依頼できるかもしれません。
会社の口コミも重要です。会社のホームページのお客様の声などで口コミを確認すると、優良な会社かを判断する基準になるでしょう。
南大阪ペイントセンターでは、施工いただいたお客様からGoogle口コミ100件の★4.9の高評価を頂いております。私たちの施工実績をお確かめいただき、頂いたお客様の声を参考になさってください。
資格や塗装歴を確認する
二つ目は、資格や塗装歴を確認してください。
会社全体で資格があるのを確認できたとしても、実際に見積りをする営業マンが資格を持っているか気になると思います。丁寧な塗装業者なら社員のプロフィールを作成して、資格の有無や塗装歴の記載もあるでしょう。
資格は必須というわけではありませんが、持っているとプラスアルファになる資格をご紹介いたします。
- 一級塗装技能士
- 有機溶剤作業主任者
ホームページに詳しく記載がある塗装業者なら、会社の透明性が伺えて信頼できる基準になるかもしれません。
資格は業者を選ぶ参考にしていただくと、経験と知識が豊富な優良な営業マンを見極めることができるでしょう。
提案内容に詳しい説明があるか
三つ目は、提案内容に詳しい説明があるか確認してください。
私たち素人は、塗装に関する知識がありません。それなのに、専門用語を羅列して話を進める営業マンは親切心がなく、塗装も丁寧な工事をしてくれるのか不安が残ります。
専門用語を並べるのではなく、具体的に説明してくれると素人でも納得できるので安心です。
▼例えば、ALC外壁のコーキング補修の場合▼
1回目の塗装時は、増し打ち工法でコーキング材を打ちます。
2回目の塗装時は、目地の溝が無くなっているので古いコーキングを撤去して打ち替えます。
2回目の方が手間がかかる分、費用も高くなります。
以上のような詳しい説明があると、費用が1回目より高くなるのも納得できます。
「どういう原因で劣化している」や「塗装工事の手順」なども詳しく説明があると、優良な営業マンか判断できるでしょう。
工事に関する詳細を聞いて答えられない営業マンは、信用できないかもしれません。
相見積もりを取る
四つ目は、相見積もりを取るのをおすすめいたします。
外壁塗装の営業マンが優良か判断するには、営業マン1人だけの話を聞いただけでは判断できません。3社以上の塗装業者から相見積もりを取って、営業マンの話が正しいのか判断する必要があります。
▼A社・B社・C社から相見積もりを取った場合▼
▼相見積もりを取った結果▼
A社とB社は屋根塗装の必要なしで、C社は屋根塗装15万円の見積りになりました。
相見積もりを取ることは、住宅の補修を適切に判断する為に必要な方法と言えるのです。
外壁塗装の営業マンが優良か判断する為にできる3つの質問
外壁塗装の営業マンが優良か、少しでも自身で判断できる方法があれば便利だと思いませんか。
そういう方の為に、外壁塗装の営業マンが優良か判断できる質問を3つご紹介いたします。
「塗料は○○○を使用したい!」
外壁塗装で営業マンから工事の提案があった場合、「塗料は○○○を使用したい!」と言ってみてください。
塗装業者によっては、決まった塗料や高額な塗料を勧めてくる場合があります。また、決まった塗料を使用している為、他の塗料についての知識も乏しい可能性があります。
▼営業マンへの質問の例▼
「塗料は関西ペイントのコスモシリコンを使用したい!」など、提案された以外の塗料を使用したいと伝える。また、「コスモシリコンについて詳しく聞きたい」と言う。
本当に塗料の知識がある営業マンなら、希望の塗料が使用できる外壁なら要望に応えてくれ詳細な説明があるでしょう。
お客様のことを考えない営業マンは、様々な理由をつけて提案した塗料が良いと押し切るかもしれません。また、塗料について詳細な説明ができない可能性もあります。
塗料は、外壁材や劣化状況によって合った塗料を選ぶ必要があります。決まった塗料や高額な塗料を使用している業者には注意が必要です。
「営業の方は塗装業界に携わって何年ですか?」
営業マンが優良か判断する為に、塗装業界に携わって何年か聞いてみてください。丁寧な営業マンは、何年塗装業界に携わっているか教えてくれるでしょう。
塗装業界に携わった年数が長いからと言って、優良な営業マンだと言い切れないかもしれません。しかし、一級塗装技能士の受験資格を得るには7年以上の実務経験が必要になってきます。
塗装業界では、長く積み重ねた経験と知識が必要になってきます。7年以上携わっている営業マンは信用できる一つの安心材料と言えるかもしれません。
提案された施工方法の内容に突っ込んで聞く
営業マンが優良か判断する為に、提案された施工方法の内容を詳しく聞いてください。
これは、全ての施工方法の内容に関して言えることです。どんな質問に対しても、曖昧な答えや上司に確認するばかりの返答をする営業マンは信用できません。塗装に関する知識が乏しく、状態に対して適切な提案ができていないかもしれません。
- 増し打ち補修の詳細な内容を聞く
- 増し打ち以外の方法があるのか聞く(他に撤去・打ち替え補修あり)
- なぜ補修方法が違うのか聞く
以上のように、全ての施工方法の内容に対して突っ込んで聞くのが大事です。
本当は、聞く前に説明のある営業マンが優良と言えるかもしれません。しかし、詳細を聞いて素人でも分かるように丁寧な説明があれば、優良な営業マンと言えるでしょう。
騙そうとしている外壁塗装営業マンの注意すべき言動4選
外壁塗装の営業マンは、優良な営業マンばかりではありません。中には、あなたを騙そうとしている営業マンがいるかもしれません。
騙されない為に、騙そうとしている営業マンの言動をご紹介いたします。
断ってもしつこく営業してくる
断ってもしつこく営業してくる営業マンには注意が必要です。しつこい営業マンは契約を成立させる為に、断っても強引に押し切ろうとする傾向があります。
営業マンは成果やノルマを上げる為、焦りから相手にプレッシャーをかけて契約を成立させようとすることがあるかもしれません。
しつこく営業してくる場合は自分の意思をしっかり伝え、断る理由を明確に伝えるのが重要です。
大幅な値引きをする
大幅な値引きをする営業マンには注意が必要です。なぜなら、大幅な値引きをする場合、材料や施工方法が適切でない可能性があるからです。
- 低品質な材料や施工
- 追加料金や手抜き工事
- 保証の内容や信頼性の不安
結果として、塗装の耐久性や品質に問題が生じるかもしれません。
大幅な値引きをする営業トークとして以下のような例があります。
- 地域で実績をつくる為に材料費だけで塗装します
- 足場代は無料です
- 特別価格でモニターになってください
「塗装金額150万円のところ100万円に値引きします」と言いながら、実際は80万円の塗装内容の場合もあります。高く見積もって、値引きしたように見せかけているかもしれません。
相見積もりを取って、適正価格を見極めていただけますようお願いいたします。
契約を急がせる
契約を急がせる営業マンには注意が必要です。
契約を急がせるということは、お客様に考える猶予を与えると困るから早く契約を成立させたいのです。特に、訪問販売の営業マンは、他社に相見積もりを取らせない為に契約を急がせる場合が多いです。
- 本日契約してくれたら80万円だが明日以降だと100万円になる
- 本日契約してくれたら足場代は無料にします
以上のような、本日契約を迫ってくる営業マンには注意をする必要があります。
急ぎの契約は失敗やトラブルの原因になる可能性があります。急いで契約せず、少し時間をおいて冷静に判断する期間を設けることも考慮していただくといいでしょう。
塗装を煽るだけで説明不足
塗装を煽るだけで詳細な説明のない営業マンには注意が必要です。
塗装を煽るだけで詳細な説明のない営業マンは、以下のような理由が考えられます。
- 自社の商品を売り込むことを考え詳細な説明より契約を獲得しようとする
- 知識や理解力の不足から詳細な説明が難しい
- 塗装を煽って短時間で契約率を上げようとしている
信頼性のある業者を選ぶには、詳細な情報や説明を提供する姿勢のある営業マンを選ぶのが重要です。質問しても適切な対応をしない営業マンには、大事な家の塗装を任せることはできません。
営業マンの煽りに惑わされず、外壁塗装に関する正しい情報収集と冷静な判断を心がけましょう。
しつこい営業から逃れる方法
外壁塗装の営業がしつこいと苦痛を感じると思います。一刻も早く対処して、元通りの生活に戻りたいとお考えになるでしょう。
しつこい営業から逃れるには、「NO」と言う姿勢がとても大事になってきます。その意思表示を間違うと早急な解決が望めないかもしれないので、確実に断る為の方法をお伝えいたします。
断り方を工夫する
しつこい営業から逃れる為に、断り方を工夫してみましょう。あやふやで思わせぶりな断り方だと、相手はまだチャンスがあると思い押し切ろうとするかもしれません。
- 今のところはまだ外壁塗装を考えていない(今のところとはいつまでなのか)
- 主人に聞かないと判断できない(主人に聞いたら可能性があるのか)
- 今はお金がないので(いつならお金があるのか)
- 少し考えます(いつになったら考えがまとまるのか)
以上のように、もしかして可能性があるかもしれないと思わせる言い方は望ましくないです。
断り方として、例文をご用意いたしました。
▼断り方の例文▼
何度も来ていただいて申し訳ございません。知人の塗装業者に相談して、そちらで施工することになり契約を完了しました。〇〇さんの会社での塗装は考えておりませんので、今後の営業もお断りさせていただきます。ありがとうございました。
丁寧な言い方で明確に塗装の意思はないと伝えるのが重要です。
他で塗装しない場合でも、他の塗装業者で塗装すると伝えるとしつこい営業マンは諦めるかもしれません。
質問に答えて情報を提供しない
しつこい営業から逃れる為に、営業マンに質問されても答えて情報を提供しないのが重要です。
住宅の情報を提供してしまうと、劣化の可能性があるから塗装が必要とあらゆる角度から塗装を迫ってくるかもしれません。
- 築年数は?(築年数から塗装が必要と判断させる)
- 外壁塗装をしたことはある?(メンテナンスの経験を聞いて塗装に話を進める)
- 家族構成は?(子供の年齢などからお金に余裕があるか判断する)
- この辺の住宅地はいつ頃できた?(近隣の住宅も塗装の可能性があるか判断する)
以上のように何か質問されても、答えない姿勢が大事です。
「分からない」や「知らない」と返答するより、「質問には答えられません」と強く言い切るのが必要です。
顔を合わせない
営業がしつこく何度もチャイムを鳴らしても、顔を合わせない方が営業マンは諦めるかもしれません。インターホン越しで対応するよう心がけてください。
インターホン越しに、「必要ないです」や「お断りします」と断るのが大事です。それでも、しつこい営業マンは、「玄関先まで出てきて話しをしたい」と言うかもしれません。しかし、玄関の扉を開けてしまっては営業マンの思うつぼです。
玄関の扉を開けると、営業マンからしたら第一関門突破になってしまいます。営業マンは玄関の扉という一番難関をクリアすると、次は外壁塗装の契約をさせる為にしつこく営業をしてきます。
営業マンにとって一番苦労する「玄関の扉を開けない」と留意いただき、顔を合わせないのをおすすめいたします。
困ったら国民生活センターに電話
※画像出典:国民生活センター
外壁塗装の営業がしつこくて困った場合は、国民生活センター(外部リンク)に相談するのをおすすめいたします。
国民生活センターは、消費者の権利を守りトラブルの解決を支援してくれます。無償で相談に乗ってくれるので、安心して相談することができます。
- 無償で相談に乗ってくれる
- トラブル解決の対応策を提案してくれる
- 法律や権利に関する情報を教えてくれる
- 問題業者を把握しサイトで情報提供してくれる
弁護士などの専門家に相談はできませんが、解決に向けてのアドバイスをしてくれるでしょう。
困ったら一人で悩まず、適切な機関に相談すると早期の解決に繋がるでしょう。
まとめ
外壁塗装は営業が優良か判断して、施工の依頼をする必要があります。判断するには会社の情報をホームページで確認し、相見積もりを取るのが重要になります。
外壁塗装の営業マンが優良か判断する為に、3つの質問をしてみましょう。
- 塗料は○○○を使用したいと伝える
- 塗装業界に携わって何年か聞く
- 提案された施工方法の内容の詳細を聞く
外壁塗装の営業マンの中には、騙そうとしている営業マンも存在するので注意が必要です。しつこい営業から逃れるには、「NO」と言う意思表示をして顔を合わせないで断りましょう。
営業がしつこくて困った場合は、国民生活センターに相談するのをおすすめいたします。