屋根塗装の費用相場は40~70万円!相場を決める6つの要因

屋根塗装の費用相場は40~70万円!相場を決める6つの要因

「屋根塗装の見積りを取ったけどこんなに費用がかかるの」

「屋根塗装の費用相場を知りたい」

以上のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

弊社の屋根塗装の費用相場は、40~70万円(税抜)になります。しかし、一概にお住まいの住宅の坪数や屋根の平米数だけで、屋根塗装の費用相場を表すことはできません。屋根塗装には相場を決める6つの要因があり、その要因によって屋根塗装の費用相場は変動するのです。

屋根塗装の相場だけでなく相場が変動する要因を理解し、本当の屋根塗装費用を見極めていただきたいと思います。

当コラムでご紹介する内容
  • 屋根塗装の費用相場は40~70万円(税抜)!
  • 20坪住宅のケース別事例の屋根塗装の費用
  • 30坪住宅のケース別事例の屋根塗装の費用
  • 40坪住宅のケース別事例の屋根塗装の費用
  • 屋根塗装の相場を決める6つの要因
  • 屋根塗装の費用を削減する方法3つ

屋根塗装の費用相場は変動する為、お住まいの住宅ごとの屋根塗装の相場をご判断いただきたいと思います。

無料見積もりを依頼する

監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

屋根塗装の費用相場は40~70万円(税抜)!

屋根塗装の相場は40~70万円(税抜)

屋根塗装の相場は一般的な2階建て30坪の住宅で、40~70万円になります。こちらの金額は、足場代込みの税抜金額となっております。

屋根塗装の相場は多くの要因によって変動する為、あくまでも目安の相場であるとご理解いただきたいと思います。その中で、塗装の際にお選びになる塗料グレード別で相場を大きく分けるとこちらになります。

▼屋根塗装の塗料グレード別の相場▼

塗料グレード 費用相場
シリコン塗料 40~50万円
フッ素塗料 50~60万円
無機塗料 60~70万円

相場は塗料グレードだけでなく多くの要因によって変動する為、大まかな屋根塗装の相場であるとご理解いただきたいと思います。

あくまでも目安の為、相場に当てはまらないからと言って見積りが適切ではないとは言えません。次項でご紹介する事例や相場を決める6つの要因をご理解いただき、ご自宅の屋根塗装の相場をご判断いただきたいと思います。

20坪住宅の屋根塗装の費用

弊社で施工した20坪住宅の屋根塗装の費用をご紹介いたします。

ご紹介する施工事例は外壁塗装も同時に施工している為、足場代などを含まない屋根塗装のみの施工費用になります。ご紹介する施工事例の特徴の違いから、屋根塗装費用が大きく変動するとご理解いただきたいと思います。

屋根塗装費用:約14万円

20坪住宅の屋根塗装費用:約14万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 約20年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
塗装面積 46㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 大同塗料 ハイルーフ
マイルドシリコン遮熱型
劣化状況 サビの発生
屋根材 モニエル瓦

こちらの住宅はサビが発生し防水性がない状態だった為、屋根塗装の施工が必要でした。

しかし、塗装面積が少なく勾配がきつくない一般的な住宅の為、屋根塗装は約14万円の費用になりました。

同時に外壁塗装工事・付帯塗装工事・ベランダトップコートの塗り替えなども施工されて、総額約124万円になりました。

屋根塗装費用:約19万円

20坪住宅の屋根塗装費用:約19万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 20年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
塗装面積 72㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液SI
2液弱溶剤遮熱シリコン
劣化状況 カビ・コケの発生
屋根材 スレート瓦

こちらの住宅はカビ・コケが発生し、スレート瓦に雨水がしみ込み塗膜の保護がなく割れが発生しやすい状態でした。破損しているスレート瓦には、塗装前にコーキングで補修を行いました。

勾配がきつくない一般的な屋根で塗料も一般的なグレードを使用した為、屋根塗装は約19万円の費用になりました。

同時に外壁塗装工事・コーキング工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約128万円になりました。

屋根塗装費用:約42万円

20坪住宅の屋根塗装費用:約42万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 約30年 屋根の特徴 下屋根があり屋根面積が大きい
塗装面積 142㎡
塗料グレード 超高耐久無機遮熱
使用塗料名 プレマテックス タテイルα
サンクールPE2液弱溶剤遮熱無機
劣化状況 コケの発生
屋根材 セメント瓦

こちらの住宅は瓦と瓦の間に多くのコケが発生し、色褪せた瓦がどんどん雨水を吸い込んでいる状態でした。

塗装面積も大きく使用塗料も高耐久の無機塗料を使用したので、屋根塗装は約42万円の費用になりました。

同時に外壁塗装工事・付帯塗装工事・雨樋の交換なども施工されて、総額約167万円になりました。

30坪住宅の屋根塗装の費用

弊社で施工した30坪住宅の屋根塗装の費用をご紹介いたします。

ご紹介する施工事例は外壁塗装も同時に施工している為、足場代などを含まない屋根塗装のみの施工費用になります。ご紹介する施工事例の特徴の違いから、屋根塗装費用が大きく変動するとご理解いただきたいと思います。

屋根塗装費用:約11万円

30坪住宅の屋根塗装費用:約11万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>​​​

▼住宅の情報▼

築年数 20年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
塗装面積 69㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液SI
2液弱溶剤遮熱シリコン
劣化状況 スレート瓦の色褪せ
破風板の塗膜の剥がれ
ケラバの変色・亀裂
屋根材 スレート瓦

※ケラバ改修工事は別途約18万円かかっています。

こちらの住宅のスレート瓦は年数的にも寿命の為、屋根カバー工法がおすすめでした。しかし、屋根カバー工法は100万円近くする高額工事の為、お客様とご相談し屋根塗装で施工させていただきました。

ケラバ改修工事は別途約18万円必要でしたが、勾配がきつくない一般的な屋根だったので屋根塗装費用は約11万円になりました。

同時に外壁塗装工事・コーキング工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約119万円になりました。

屋根塗装費用:約20万円

30坪住宅の屋根塗装費用:約20万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>​​​

▼住宅の情報▼

築年数 16年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
玄関庇がある
塗装面積 61㎡
塗料グレード 遮熱フッ素
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液F
2液弱溶剤遮熱フッ素
劣化状況 色褪せ
屋根材 ガルバリウム鋼板

こちらの住宅はガルバリウム鋼板の屋根材を使用しています。ガルバリウム鋼板は耐用年数が20~30年ありますが、塗装のサインである色褪せが見られたので屋根塗装の施工も行いました。

高耐久のフッ素塗料を使用しましたが、塗装面積も少なく屋根足場も不要だったので屋根塗装費用は約20万円になりました。

同時に外壁塗装工事・コーキング工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約163万円になりました。

屋根塗装費用:約22万円

30坪住宅の屋根塗装費用:約22万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 24年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
屋根の形が少し特徴的
塗装面積 69㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液SI
2液弱溶剤遮熱シリコン
劣化状況 スレート瓦の欠け
屋根材 スレート瓦

こちらの住宅はスレート瓦の一部が欠けていた為、板金で補修してから屋根塗装を行いました。そのため、屋根塗装費用は板金補修費用を含んだ費用になっています。

屋根の形が少し特徴的で、費用が高額になるように感じるかもしれません。しかし、塗装面積が少なく塗料も一般的な塗料を使用した為、屋根塗装は約22万円の費用になりました。

同時に外壁塗装工事・コーキング工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約160万円になりました。

屋根塗装費用:約52万円

30坪住宅の屋根塗装費用:約52万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>​​​

▼住宅の情報▼

築年数 22年 屋根の特徴 下屋根・玄関庇があり
屋根面積が大きい
塗装面積 114㎡
塗料グレード 超高耐久HRC次世代塗料
使用塗料名 プレマテックス タテイル2
2液弱溶剤形有機HRC樹脂
劣化状況 塗膜のひび割れ
チョーキング現象
屋根材 モニエル瓦

こちらの住宅は、防水性がなくなりモニエル瓦に雨水がどんどん吸い込んでいる状態でした。また、塗膜にひび割れが発生し、塗装せずに放置すると瓦が割れてしまう危険性がありました。

下屋根・玄関庇があり塗装面積が大きく、高耐久の塗料を使用したので屋根塗装費用は約52万円になりました。

同時に外壁塗装工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約190万円になりました。

40坪住宅の屋根塗装の費用

弊社で施工した40坪住宅の屋根塗装の費用をご紹介いたします。

ご紹介する施工事例は外壁塗装も同時に施工している為、足場代などを含まない屋根塗装のみの施工費用になります。ご紹介する施工事例の特徴の違いから、屋根塗装費用が大きく変動するとご理解いただきたいと思います。

屋根塗装費用:約7.2万円

40坪住宅の屋根塗装費用:約7.2万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 20年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
塗装面積 45㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液SI
2液弱溶剤遮熱シリコン
劣化状況 塗膜の剥がれ
カビ・コケ
色褪せ
屋根材 スレート瓦

こちらの住宅はスレート瓦の防水性がなくなり、塗膜の剥がれやカビ・コケなどが発生していました。

3階建て住宅のため塗装面積が少なく、塗料も一般的なグレードを使用したので屋根塗装費用は約7.2万円になりました。

同時に外壁塗装工事・コーキング工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約122万円になりました。

屋根塗装費用:約11万円

40坪住宅の屋根塗装費用:約11万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 25年 屋根の特徴 勾配がきつくない一般的な屋根
塗装面積 44㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液SI
2液弱溶剤遮熱シリコン
劣化状況 雨漏り
塗膜の劣化
屋根材 スレート瓦

こちらの住宅は前項の4-1と同じような3階建て住宅で、同じ塗料を使用し塗装面積もほぼ同じになっています。

しかし、雨漏りが発生し雨漏り補修の必要もあった為、屋根塗装費用は約11万円になりました。

同時に外壁塗装工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約110万円になりました。

屋根塗装費用:約32万円

40坪住宅の屋根塗装費用:約32万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>

▼住宅の情報▼

築年数 40年 屋根の特徴 下屋根があり少し特徴的な形
塗装面積 137㎡
塗料グレード 遮熱シリコン
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液SI
2液弱溶剤遮熱シリコン
劣化状況 屋根全体に雨染み
色褪せ
屋根材 スレート瓦

こちらの住宅は約20年前に屋根・外壁塗装を施工されています。そのため、2回目のメンテナンスは屋根カバー工法がおすすめになります。しかし、こちらの屋根の規模だと200万円以上する高額工事になるので今回は屋根塗装をご希望されました。

下屋根があり塗装面積が大きい為、屋根塗装費用も高額になるように感じるかもしれません。しかし、一度メンテナンスをされていたのと、一般的なシリコン塗料を使用したので屋根塗装費用は約32万円になりました。

同時に外壁塗装工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約165万円になりました。

屋根塗装費用:約46万円

40坪住宅の屋根塗装費用:約46万円(ビフォーアフター)

詳しい内容はこちら>​​​

▼住宅の情報▼

築年数 28年 屋根の特徴 下屋根があり少し特徴的な形
勾配が急で屋根足場が必要
塗装面積 156㎡
塗料グレード 遮熱フッ素
使用塗料名 関西ペイント RSルーフ2液F
2液弱溶剤遮熱フッ素
劣化状況 カビ
色褪せ
屋根材 スレート瓦

※こちらの住宅は勾配が急な為、別途屋根足場代が5万円かかっています。

こちらの住宅は築28年経過している為、カビなどの汚れが発生し色褪せて防水性がなくなっていました。また、以前に屋根のトップライト(天窓)から雨漏りが発生してコーキングで補修した後がありました。今回の工事でも、取り合いなどの雨漏りの原因になりやすい箇所に再度コーキング補修を行いました。

下屋根があり塗装面積が大きく耐久性の高い塗料を使用した為、屋根塗装費用は約46万円になりました。また、勾配が急な屋根の為、屋根足場代が別途5万円かかっています。

同時に外壁塗装工事・コーキング工事・付帯塗装工事なども施工されて、総額約227万円になりました。

屋根塗装の相場を決める6つの要因

屋根塗装は一概に同じ坪数でも〇〇万円と判断しにくい工事になります。

そのため、住宅の坪数に関係なく、屋根塗装の相場は変動するとお考えいただきたいと思います。その変動する要因をしっかりと理解し、ご自宅の屋根塗装の費用がどのくらいかかるのか判断するのが大切になります。

屋根塗装の相場を決める6つの要因
  • 屋根の塗装面積
  • 塗料グレード
  • 屋根の勾配(傾き)の角度
  • 屋根の形
  • 屋根の劣化状態
  • 屋根材の種類

当ページでご紹介した屋根塗装の目安はあくまでも目安であり、住宅によって変動するとご理解いただきたいと思います。

ご紹介する屋根塗装の相場を決める6つの要因を理解し、適切な業者選びにお役立ていただきたいと思います。

屋根の塗装面積

屋根塗装の相場を決める一つ目の要因は、屋根の塗装面積になります。

屋根の塗装面積の計算方法がこちらになります。

▼屋根塗装面積の計算方法▼

屋根塗装面積=平面積×屋根勾配伸び率(係数)

 

ドローンで撮影した場合は、瓦の枚数を数えて正確な面積を算出します。ドローンを使用しない場合や図面からの場合は、平面積に勾配(傾き)の伸び率(係数)をかけて算出します。

勾配の伸び率は屋根の一番高い位置から水平距離10寸(303㎜)に対して、高さが何寸かによって表します。

勾配の表し方

▼屋根の勾配伸び率▼

勾配 勾配伸び率 勾配 勾配伸び率 勾配 勾配伸び率
1寸 1.005 3.5寸 1.050 6寸 1.166
1.5寸 1.011 4寸 1.077 6.5寸 1.193
2寸 1.020 4.5寸 1.097 7.寸 1.221
2.5寸 1.031 5寸 1.118 7.5寸 1.250
3寸 1.044 5.5寸 1.141 8寸 1.281
一般的な30坪の住宅の屋根塗装面積

例えば、平面積が55㎡で勾配が3寸あるとします。

55㎡(平面積)×1.050(勾配伸び率)=57.75㎡(屋根塗装面積)

※上記の屋根塗装面積はあくまでも目安になります。坪数で屋根の平面積が決まっているわけではありません。

屋根の塗装面積は、屋根の大きさだけでなく勾配によっても大きく変動します。お住まいの住宅によって坪数に関係なく塗装面積は異なるとご理解いただきたいと思います。

塗料のグレード

塗料のグレード

屋根塗装の相場を決める二つ目の要因は、塗料のグレードです。塗料のグレードが違うことで、屋根塗装の相場も大きく変動します。

グレードが高い塗料の方が、1㎡あたりの単価が高く耐用年数も長くなります。グレードが高い塗料だと、屋根塗装の相場も高くなってしまいます。

▼塗料グレード別の単価▼

塗料グレード 単価相場
シリコン塗料 2,300~3,500円/㎡
フッ素塗料 3,500~4,800円/㎡
無機塗料 4,500~5,500円/㎡

塗料のグレードによって単価が異なりますが、同じグレードでも選ぶ塗料によって価格に違いがあります。

塗料は相場を決める大きな要素であり、相場が変動する大きな要因になるとお考えいただきたいと思います。

屋根の勾配(傾き)の角度

勾配の角度が相場を決める

屋根塗装の相場を決める三つ目の要因は、勾配(傾き)の角度になります。

平面積や塗料が同じでも勾配が急な屋根の方が、屋根塗装面積は大きくなり相場は高くなってしまいます。

上記の写真のように、ほとんど勾配のない陸屋根と三角屋根では、塗装面積に違いがあるのがお分りになると思います。

勾配が急な屋根の方が相場が高くなる理由
  • 勾配が急になるほど勾配伸び率が高くなる
  • 6寸以上の勾配は屋根足場が必要となる(約¥50,000~)

※屋根足場の費用は屋根の形などによって異なります

▼一般的な30坪の住宅の平面積が55㎡として勾配別の相場を算出しました▼

※1㎡あたり3,000円の塗料を使用し、足場代が¥20万円、6寸以上の勾配の屋根足場代が¥50,000と想定します。

勾配 屋根塗装面積(平面積×勾配伸び率) 相場(@3,000/㎡の場合)
1寸 55.275㎡ 46~51万円
2寸 56.1 46~51万円
3寸 57.42 47~52万円
4寸 59.235 47~52万円
5寸 61.49 48~53万円
6寸 64.13 54~59万円
7寸 67.155 55~60万円
8寸 70.455 56~62万円

上記は目安の相場であるとご理解いただきたいと思います。

ご自宅の屋根の勾配が急な場合は、屋根塗装の相場が通常より高くなるとお考えいただきたいと思います。

屋根の形

特徴的な形の屋根はメンテナンス箇所が増える

屋根塗装の相場を決める四つ目の要因は、屋根の形になります。

上記のように特徴的な形の屋根や2階だけでなく1階にも屋根がある場合などは、棟や破風などが増えてしまいます。そうなると、棟や破風などのメンテナンス箇所が多くなり、トータルで屋根塗装の価格が高くなる可能性があります。

▼特徴的な形の屋根▼

特徴的な形の屋根

屋根の形が特徴的で、一般的な住宅よりも棟や破風が多くなっています。棟や破風のメンテナンスが増え、塗装面積も多くなるのでトータルの屋根塗装の相場が高くなってしまいます。

▼シンプルな形の屋根▼

シンプルな形の屋根

上記のようなシンプルな形の屋根だと、棟や破風などが少なく屋根の形で相場が高くなるのは避けれるかもしれません。

屋根塗装の相場を判断する際には、ご自宅の屋根の形を確認していただきたいと思います。

屋根の劣化状態

欠けたスレート瓦の屋根

屋根塗装の相場を決める五つ目の要因は、屋根の劣化状態になります。

屋根の劣化によって補修費用が必要になる為、劣化が進行している場合は屋根塗装の相場も高くなります。

補修が必要になる屋根の劣化状態
  • 瓦の欠けや割れ(雨水が侵入しやすくなる)
  • 金属製の屋根の腐食(屋根の強度が低下する)
  • コーキングの劣化(雨水が侵入しやすくなる)

屋根の点検で上記のような劣化がある場合は、塗装を行う前に補修が必要になります。そのため、劣化の状態が深刻なほど屋根塗装の相場が高くなると考慮しておく必要があります。

また、劣化が進行し塗装で補修できない場合は、カバー工法や葺き替え工事が必要になるかもしれません。屋根のカバー工法や葺き替え工事は、弊社でも約100万円以上の費用が必要となってきます。屋根の劣化が進行する前に、早めの塗装をお考えいただきたいと思います。

屋根材の種類

屋根塗装の相場を決める六つ目の要因は、屋根材の種類になります。屋根材には種類があり、屋根材によってメンテナンス方法が異なります。

屋根塗装が必要な屋根材の種類とメンテナンス方法の違いがこちらになります。ご自宅の屋根材を確認していただき、相場を決める目安にしていただきたいと思います。

▼屋根塗装が必要な屋根材とメンテナンス方法▼

屋根材 写真 メンテナンス方法
スレート瓦 スレート瓦 塗装で防水性を確保
下地処理の際に縁切りが必要
金属(トタンなど) 金属(トタンなど) 防錆処理が必要
セメント瓦 セメント瓦 塗装で防水性を確保
モニエル瓦 モニエル瓦

スラリー層と呼ばれる着色層を
高圧洗浄で入念に除去が必要

以上のように、屋根材別のメンテナンス方法の違いから屋根塗装の相場に影響する可能性があるとお考えいただきたいと思います。

屋根塗装の費用を削減する方法3つ

屋根塗装の相場についてお伝えしてきましたが、できればお手頃な価格で施工したいと思われる方が多くいらしゃるでしょう。

そんな方の為に、こちらの章では屋根塗装の費用を削減する方法をご紹介させていただきます。ご自身でご自宅の屋根塗装の相場をお手頃な価格にできるように、ご参考になさってください。

外壁塗装とまとめて施工する

外壁塗装と屋根塗装をまとめて施工する

屋根塗装は外壁塗装とまとめて施工すると、費用を削減するのに効果的です。

外壁塗装とまとめて施工すると、足場代が1回で済みます。屋根塗装と外壁塗装を別々に施工すると足場代が2回必要になる為、まとめて施工すると費用を安く抑えることができるのです。

足場代は建物の階数によって異なりますが、一般的な2階建て30坪の住宅で約20万円になります。別々に塗装すると、最低でも外壁塗装時に足場代約20万円と屋根塗装時に足場代約20万円が必要になってしまうのです。足場代が2倍になると思ったら、まとめて塗装するのがお得だとお分りいただけると思います。

また、セット売りに比べて単品売りの方が高いように、屋根塗装だけだと塗料の単価も割高になってしまいます。

住宅全体の塗装費用を考えると、外壁塗装と一緒に屋根塗装をまとめて施工する方がお得であるとお考えいただきたいと思います。

屋根塗装のみだと高くなる理由
  • 足場代が屋根塗装時と外壁塗装時の2回必要になる
  • 塗料の単価が割高になる

屋根が色褪せてきたら施工する

屋根が色褪せてきたら塗装を考える

屋根が色褪せてきたら、屋根塗装の施工をお考えいただきたいと思います。

屋根が色褪せるということは、屋根に塗布してある塗料が劣化し防水性が低下したサインになります。劣化が進行する前の色褪せの段階で屋根塗装を施工すると、補修費用を抑えられる可能性があります。

破損した屋根と色褪せて雨染みが確認できる屋根との塗装費用を比較するとこちらになります。

▼破損した屋根と色褪せた屋根の塗装費用の比較▼

※どちらも外壁塗装を施工している為、足場代は含まれていません

劣化症状 築年数 塗装面積 塗装費用(税抜) 施工事例
破損した屋根 24年 69㎡ 22万円 詳しい内容はこちら>​​​
色褪せた屋根 18年 71㎡ 16万円 詳しい内容はこちら>​​​

また、劣化を放置し塗装で補修できなくなると、カバー工法や葺き替え工事が必要になってきます。そうなると、屋根塗装の相場を遙かに超える約100万円以上もの費用が必要になる可能性があるのです。

屋根は紫外線や雨の影響を直に受け、劣化が進行してしまいます。10年に1度は塗装の目安とお考えいただきたいと思います。

相見積もりを取る

相見積もりを取って見積書を比較する

屋根塗装の費用を削減する為に、相見積もりを取って見積書を比較するのが大切です。

相見積もりを取る理由は、1社だけの見積りだと価格の相場を判断しにくいからです。3社以上の塗装業者から相見積もりを取って見積書を比較しましょう。

その他にも相見積もりを取るとメリットがございます。

3社以上から相見積もりを取るメリット
  • 価格の相場を判断できる
  • 必要な補修を提案しているか判断できる
  • 不要な工事が入っていないか判断できる
  • 高く見積もられていないか判断できる

ご自宅の屋根塗装を適正価格で施工する為に、相見積もりを取って見積書を比較するのをおすすめいたします。

まとめ

弊社の屋根塗装の費用相場は40~70万円(税抜)になります。

屋根は住宅によって形が特徴的で、一概にお住まいの住宅の坪数で塗装費用を判断するのは難しくなります。そのため、屋根塗装の相場が変動する要因を理解しておくのが重要です。

屋根塗装の相場を決める要因
  • 屋根の塗装面積
  • 塗料グレード
  • 屋根の勾配(傾き)の角度
  • 屋根の形
  • 屋根の劣化状態
  • 屋根材の種類

以上の要因をご理解いただき、ご自宅の屋根塗装の相場を判断する目安にしていただきたいと思います。ご自宅の相場をご理解いただくことで、塗装業者の見積りの提案が適切かどうかを見極めるのが可能になります。

南大阪ペイントセンターでは、屋根塗装の施工実績が多数ございます。「屋根の点検をして欲しい」「屋根塗装費用を知りたいから見積りだけお願いしたい」などのご要望もお受けしております。

ご自宅の屋根に関してお困り事がございましたら、ぜひ南大阪ペイントセンターにご相談ください。

お問い合わせ・ご相談​​​

LINEからのお問い合わせ・ご相談​​​

監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

お問い合わせ tel:0120-306-912 無料見積もりを依頼する LINEで相談する
お問い合わせ
0120-306-912
【受付時間】9:00〜18:00 【定休日】日・祝
無料見積もりを依頼する LINEで相談する