こちらのページをご覧になられている方は「外壁塗装をしたいけれど高い!もう少し安くならないのかな?」とお悩み中の方も多いかと思います。かといって仕上がりや安全性も保障したい…。その気持ちとってもよくわかります!
結論から申し上げますと外壁塗装を安くできる可能性はあります!
~外壁塗装を安くするためにあなたが出来るすべてのこと一覧~
- 在庫塗料や余った塗料を利用する
- 施工範囲を削減する
- 近隣と一緒に外壁塗装をする
- 業者のキャンペーンを活用する
- 安い時期に施工する
- 塗料のグレードを下げる
- 自分で施工できるところは自分でする
- 火災保険や助成金を活用する
- 住宅全体をまとめて外壁塗装する
- ハウスメーカーでなく地元の業者に依頼する
- 相見積もりを取る
- ローンを利用せず一括で支払う
こちらの記事では「外壁塗装を安くするためのポイント」・「ここだけは絶対に削らない方が良い項目について」・「実際に外壁塗装を安く抑えることができた事例」の3つの章にわけてお話していきたいと思います。外壁塗装を少しでも安く抑えたい方はぜひご一読ください😊
1.外壁塗装を安くするためにあなたが出来るすべてのこと
1-1.在庫塗料や余った塗料を使用する
1-2.施工範囲を削減する
1-3.近隣と一緒に外壁塗装をする
1-4.業者のキャンペーンを活用する
1-5.安い時期に施工する
1-6.塗料のグレードを下げる
1-7.自分で施工できるところは自分でする
1-8.火災保険や助成金を活用する
1-9.住宅全体をまとめて外壁塗装する
1-10.ハウスメーカーでなく地元の業者に依頼する
1-11.相見積もりを取る
1-12.ローンを利用せず一括で支払う
2.実際に外壁塗装を安くできた事例をご紹介します
2-1.塗料のグレードを下げ約15万円削減できた事例
2-2.塗装範囲を絞って約70万円削減できた事例
2-3.火災保険の活用をして約30万円削減できた事例
3.絶対に削らない方が良い外壁塗装の項目
3-1.足場の仮設は削ってはいけない
3-2.人件費を削ってはいけない
3-3.高圧洗浄を削ってはいけない
3-4.塗装回数を削ってはいけない
4.まとめ
外壁塗装を安くするためにあなたが出来るすべてのこと
こちらの項目では施工品質を下げずに外壁塗装を安くする12のポイントについてお話していきたいと思います。
在庫塗料や余った塗料を使用する
業者には在庫塗料や余った塗料を保管している場合があります。
他のお客様の急な色変更や塗料の単価を安くするためにまとめ買いをして結局使わなかった塗料などが在庫として残ります。
在庫塗料と聞くと品質に問題があるのでは?と不安な気持ちになってしまうかと思いますが、塗料には消費期限があり(3か月~1年程度)その消費期限をしっかりと守っていれば品質に問題はございません。
しかしデメリットもございます。
・色を在庫の中からしか選べない
・塗料メーカーの保証が受けれない(塗装会社の保証は受けれる)
これらのデメリットを理解した上で在庫塗料をうまく活用できれば外壁塗装を安く抑えることができる可能性があります♪
施工範囲を削減する
お住まい全体を塗装するのではなく劣化が気になる箇所だけ塗装をして、施工範囲を削減する方法もあります。
外壁塗装の費用は塗装面積によって変動します。ですので塗装面積が少なくなればなるほど費用は節約できます。北側の日当たりの悪い面だけや人目に付きやすい正面だけの塗装など一部分のみを塗装する方法もあります。
近隣と一緒に外壁塗装をする
↑ 2軒同時に外壁塗装をした事例
近隣のお宅と同時に外壁塗装をされた場合お安くなるケースがあります。近隣のお宅と同時に外壁塗装をした場合なぜ安くなるのかと言いますと…
・2軒同時に施工することによって宣伝効果があるため
・足場が共有できるので足場代が削減できるため
・商談の段階~工事まで、2軒まとめてできるので時間が削減できるため
以上の理由から近隣の方と一緒に外壁塗装をした方がお安くなる場合があります。
弊社にてご近隣同時施工された場合、各お宅それぞれ数万円値引きをさせて頂いた事例もございます。詳しくは弊社スタッフまでお気軽にお問合せください。
業者のキャンペーンを活用する
塗装会社のキャンペーンを利用して安くする方法もあります。通常価格と比べて1~3割程安くなることもあるんですよ!
※キャンペーン例
・紹介割りキャンペーン
・新春キャンペーンなど季節のキャンペーン
・WEB申し込み限定キャンペーン
弊社ではHP掲載ご協力キャンペーンで3~5万円値引きさせて頂いた事例もございます。
※施工時期などによってキャンペーンの有無や値引き価格の変動等ございますのでご了承ください。
安い時期に施工する
外壁塗装には安い時期があります。それは梅雨です。
梅雨の時期は雨が続くため契約数が減少します。そのため通常よりも安い価格で施工してくれる業者がございます。この時期に相見積もりをとると2.3割安くなる可能性もあります!
また、安いだけでなくその他のメリットもあるんですよ!
・閑散期なので職人や担当とじっくり時間が取りやすい
・予約が取りやすいので希望の日程が通りやすい
ですが雨に左右されやすい梅雨時期は工期が延びやすいというデメリットもございますので工期が長くなっても構わない。といった方はおすすめの時期ですよ!
塗料のグレードを下げる
外壁塗装には塗料が必要です。塗料によって耐久性や価格は様々…使用する塗料によって外壁塗装のトータル価格はかなり変動します。
ウレタン塗料 | 1,700~2,500円/㎡ |
シリコン塗料 | 2,300~3,000円/㎡ |
ラジカル塗料 | 2,500~3,500円/㎡ |
フッ素塗料 | 3,000~4,000円/㎡ |
無機塗料 | 3,000~4,000円/㎡ |
こちらの表をご覧になられてもわかる通り、使用する塗料によって価格は異なります。
同じ形状・同じ坪数のお宅で外壁塗装をしたとしても使用塗料によって価格に差が生じるため、何が何でも安く抑えたい方はランクの低い塗料で外壁塗装を施工しましょう。
しかし塗料には耐用年数がございます。耐用年数の短い塗料では約10年後に再度外壁塗装が必要です。その分費用も2倍かかります。
しかし耐用年数の長い塗料で塗装をすると初期費用こそは高くつくものの長い目で見ればトータルコストは安く抑えることができる場合もあります。
ですので
・今後長く住み続けない
・退去予定の物件である
・耐久性は気にしない
・とりあえず初期費用を抑えたい
・DIYで施工したい
といった方以外では耐用年数の低すぎる塗料での外壁塗装はおすすめしません。
自分で施工できるところは自分でする
自分で施工できるところは自分で施工した方が外壁塗装費用は安くなります。しかし外壁塗装といっても単純に塗って終わり!ではありません。
養生や洗浄など基礎の工程が仕上がりを左右しますし、少しでも塗膜のムラや膨らみがあるとすぐにボロボロと剥がれ落ちてしまう場合もあります。
外壁塗装を安くするにはDIYでの施工がおすすめですが、やはり我々塗装業者の立場からお話するとDIYでの外壁塗装はあまりおすすめできません。
火災保険や助成金を活用する
火災保険や助成金を活用して外壁塗装を安くする方法もあります。
台風などの自然災害によって破損した場合火災保険が適用される場合があります。
例えば…台風で屋根が破損した場合、屋根修理費を火災保険で補修することができます。その際に足場の仮設も火災保険で補償することができるので屋根修理と同時に外壁塗装をした場合、足場費用(約25万円)の節約に繋がるのです。
ただし火災保険を活用するには
・火災保険に加入している
・被害が3年以内
・20万円以上の工事
など条件がございますのでご注意ください。
火災保険について詳しくはこちらをご覧ください
火災保険を活用して外壁塗装費用を抑えられるって本当?
また、お住まいの市区町村によっては外壁塗装に助成金を利用できる場合があります。助成金の有無や内容は各自治体によって大きく異なります。詳しくは各自治体窓口までお問合せください。
助成金についての記事はこちら
外壁塗装の際に自治体からもらえる【助成金】ご存じですか?
住宅全体をまとめて外壁塗装する
外壁塗装の費用は長期的に考えて、住宅全体をまとめて外壁塗装すると安くできます。
外壁塗装を施工する場合、足場の設置が必要になります。
例として上記のように外壁塗装・屋根塗装・ベランダ塗装をまとめて施工すると、足場代が1回で住宅をまとめて塗装できます。しかし、それぞれ別々に塗装すると、足場代が3回も必要になり長い目で見ると費用が高くなってしまうのです。
また、まとめて塗装する方が個々の単価が安くなります。セット売りと単品売りで価格が異なるのと同じで、外壁塗装もセット売りの方が安くなるのです。 ベランダ塗装の費用を比較すると、まとめて施工した場合と単体で施工した場合で以下のように費用は異なります。
- 外壁塗装とベランダ手すりセットの場合の手すりの費用=約¥10,000
- ベランダ手すり単体を塗装する場合の費用=最低でも¥25,000~
以上のように住宅をまとめて外壁塗装しないと、足場代が余計に必要になり単価が高くなってしまうのです。
外壁塗装を安くしたい場合は、住宅をまとめて外壁塗装すると長い目で見て安くなるとご理解いただきたいと思います。
ハウスメーカーでなく地元の業者に依頼する
ハウスメーカーでなく地元の塗装業者に依頼する方が費用を安くできます。
ハウスメーカーに依頼をすると、下請けの塗装業者が施工するので中間マージンが必要になります。中間マージンが発生すると実際の塗装費用に上乗せした費用を払うことになり、トータル金額が高くなってしまうのです。
自社施工の塗装業者に依頼すると、中間マージンは発生しません。間に業者を挟まないだけで、約10~20%も塗装費用が安くなるのです。
自社施工の塗装業者に依頼して、本来必要ない中間マージンを支払わず塗装する方が安くできると感じていただけると思います。
外壁塗装を安くするにはハウスメーカーに依頼せず、自社施工の塗装業者に依頼すると留意いただきたいと思います。
相見積もりを取る
相見積もりを取って見積書を比較すると、外壁塗装の費用を安くできるかもしれません。
1社だけの見積りだと塗装費用の目安が分かりません。最低3社から相見積もりを取ると、費用を比較できるかもしれません。
- 塗装費用の目安を確認するため
- 不要な工事が入っていないか見極めるため
塗装費用のパターンは大きく分けて3つあり、それぞれで費用は全く異なります。3パターンの費用の違いは以下の通りです。
- A社:80~100万円(一人親方:知り合いの紹介が多く見積書に「一式」表記多用)
- B社:120~150万円(塗装専門店:塗装に特化!業者間で費用のバラつきがある)
- C社:250~300万円(ハウスメーカー:他社見積書と比較できない表記で高額)
外壁塗装の一括見積りサイトを利用して相見積もりを取るのはおすすめできません。一括見積りサイトは多くの塗装業者から大量に見積書が提示され、どの見積書が本当に適切なのか見抜くのが不可能になります。
外壁塗装を安くするには、一括見積りサイトを利用しないで最低3社から相見積もりを取るのをおすすめいたします。
ローンを利用せず一括で支払う
ローンを利用せず一括で支払うと、外壁塗装の費用を安くできます。
ローンを利用すると利息が発生し、元金に加えて利息を支払わなければなりません。一括払いなら利息が発生しないため、総支払額が外壁塗装の費用のみで増えることがないのです。
年率2.14%・支払期間最長の15年でローンを利用した場合のシミュレーションがこちらになります。
▼年率2.14%・支払期間15年で計算▼
借入金額 | 金利 | 支払回数 | 月々支払い額 | 総支払額 |
70万円 | 2.14% | 180回(15年) | 4,500円 | 81万円 |
100万円 | 2.14% | 180回(15年) | 6,400円 | 115万2千円 |
130万円 | 2.14% | 180回(15年) | 8,400円 | 151万2千円 |
以上のようにローンを利用すると、借入金額より総支払額が増えてしまうのです。
一括払いは初期費用が高いですが、長い目で見るとトータル費用を安くできるとご理解いただきたいと思います。
実際に外壁塗装を安くできた事例をご紹介します
弊社では実際に外壁塗装を安くできた事例がございます。数軒ご紹介していきたいと思いますのでぜひご参考にご覧ください。
塗料のグレードを下げ約15万円削減できた事例
こちらのお客様は、塗料の耐久性は欲しいけれど費用は削減したいとお悩みでした。
当初最高グレードの耐久性を誇るガイナでの外壁塗装をご検討されていましたが、1ランク下のアレスダイナミックMUKIで塗装をされたことによって約15万円費用を安くすることができました。
1ランク下の塗料といってもアレスダイナミックMUKIの耐久性は20年ほどあります。代替塗料の詳細や耐久性のご説明をさせて頂いた結果、ご納得いただき契約させて頂きました。
河内長野市での外壁工事(ひび割れ補修等)にかかった費用は約85万円
塗装範囲を絞って約70万円削減できた事例
こちらのお宅は外壁が見える面(2面)のみの塗装をされています。
塗装面積的に全面塗装をされた場合、120万円程度費用が必要です。しかし2面のみの塗装にされたことによって約50万円で外壁塗装ができ約70万円削減ができました。
松原市 外壁塗装とVカット補修で雨漏り応急処置をさせて頂きました
火災保険の活用をして約30万円削減できた事例
こちらのお宅では台風の際に屋根の瓦が破損されました。台風などの自然災害には火災保険が適用される場合があり、こちらのお宅でも破損補修費や既存の瓦の撤去費、さらには足場仮設費が保険適用になりました。
その結果、足場仮設費27万円、瓦交換費3万円が保険適用になり約30万円費用を削減することができました。
瓦交換に使用する足場は外壁塗装にも使用できるので費用のかさむ足場仮設費が削減できお客様もお喜びでした。
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絶対に削らない方が良い外壁塗装の項目
ここからは外壁塗装の品質を保ちながら安心して工事を終えるために「絶対に削らない方が良い外壁塗装の項目」についてお話していきたいと思います。
足場の仮設は削ってはいけない
外壁塗装には、足場の仮設は必要不可欠です。
足場仮設が必要な理由
1.職人の安全を守るため
外壁塗装は基本的に高所での作業が多く職人にとって足場はシートベルトのような役割をもちます。また、労働安全衛生法で2mを超える高所での作業には足場の組立など安全確保が義務付けられています。
2.作業効率や品質を保つため
足場があることで、職人自身も作業がしやすく作業効率にも繋がります。また、足場がない場合無理な体制で塗装をしてしまい塗りムラや塗り残しなど施工不良の原因にもなりますので足場の仮設はとても大切です。
3.ご近隣への配慮になるため
足場の仮設と一緒に飛散防止ネットの設置も行います。このネットが無ければ高圧洗浄の水分や塗料などの飛散が防げずご近隣の方へご迷惑をお掛けする場合があります。もちろんお客様ご自身の大切な車などを守る目的もあります。
これらの理由から足場の仮設は外壁塗装には必要不可欠な作業で絶対に削らない方がいい項目の1つであります。
人件費を削ってはいけない
外壁塗装は時間や必要な予算をかけるべき所にかけ、安全性や品質を保っています。人件費もその一つです。
各工程ごとに必要な職人の人数
工程名 | 必要な職人の数 |
足場仮設 | 最低3人 |
高圧洗浄 | 1人~ |
養生 | 1人~ |
下地処理 | 2~5人(作業内容により異なる) |
外壁塗装 | 2人程度 |
足場解体 | 2~3人 |
上記は外壁塗装を安全に終えるために必要な職人の数です。
外壁塗装の人件費は工事の約3割を占めます。しかし人件費が高いからといってむやみに職人の数を減らすと施工不良や仕上がりの低下に繋がりますので人件費を削ることは絶対にしないようにしましょう。
関連記事:外壁塗装は何人の職人が来るの?各工程ごとの人数について
高圧洗浄を削ってはいけない
外壁塗装工事には塗装工程に入る前に業務用高圧洗浄機で外壁一面を洗浄する作業があります。
この洗浄作業は外壁に蓄積された汚れや古い塗膜を一掃することで、この後行う塗装の密着性を向上させ品質を高めるために行います。
もしこの作業をせずにいきなり塗装をしてしまえばすぐに塗膜がボロボロと剥がれ施工不良の原因になりますのでとっても大切な作業なんです。
ですので高圧洗浄の作業は絶対に削らない方がいい項目のうちの1つであります。
※高圧洗浄をせずに外壁塗装をしたお宅(塗膜が剥がれている)
塗装回数を削ってはいけない
外壁塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの合計3回塗りを行います。
下塗りには専用の下塗り材を使用し外壁の細かな傷やひび割れを補修する役割や、この後行う中塗りと上塗りの密着度を向上させる接着剤のような役割を担います。
中塗りでは外壁塗装本来の目的でもある「外壁の防水性」を高め外壁の保護力を向上させます。
上塗りでは仕上げの工程であるため、塗膜の厚みを均一にならす美観の調整を行っていきます。
このように下塗り・中塗り・上塗り共に各役割を持ち、1つでも削ると塗膜の剥がれや膨らみなど施工不良の原因になるため塗装回数は絶対に削らないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。外壁塗装をしたいけれどできる限り安く抑えたいといった場合は
・塗料のグレードを下げる
・在庫塗料や余った塗料を使用する
・施工範囲を削減する
・自分で施工できる所は自分でする
・業者のキャンペーンを活用する
・安い時期に施工する
・近隣と一緒に外壁塗装をする
・火災保険や助成金を活用する
・住宅全体をまとめて外壁塗装する
・ハウスメーカーでなく地元の業者に依頼する
・相見積もりを取る
・ローンを利用せず一括で支払う
以上のことをご参考に行動してみてはいかがでしょうか?
ですが…
・足場の仮設をしない
・人件費を削減する
・高圧洗浄をしない
・塗装回数を削減する
これらのことは品質や安全性を守るために絶対にしないようにしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。