「外壁塗装を施工したいけどお金がない!」
以上のようにお金がなくて外壁塗装を施工できないとお考えの方は必見です。
外壁塗装でお金がない場合におすすめしたい対処法がございます。リフォームローンを利用すればお金がない場合でも外壁塗装の施工が可能になります。
多くの金融機関では外壁塗装専用のローンとして、「リフォームローン」という商品があります。リフォームローンを利用すると、今手元にお金がない方でも外壁塗装を諦めないで施工できるのです。
- 外壁塗装でお金がない場合の対処法
- 外壁塗装でリフォームローンを利用したシミュレーション
- 外壁塗装のお金がない際に検討すべきこと2選
- 外壁塗装にかかる費用を抑える6つのポイント
- まとまった資金がない場合に気を付けたいNG節約法
- お金がなくて外壁塗装にお困りの時は専門業者に相談してみよう
皆様のリフォームローンご利用金額に応じて考慮いただけるように、リフォームローンのシミュレーションをご用意いたしました。リフォームローンを利用した場合の支払総額の目安をお確かめいただきたいと思います。
1.外壁塗装でお金がない場合の対処法
1-1.対処法はリフォームローン
1-2.金利タイプを選ぶ
1-3.金融機関で取り扱っているリフォームローンの種類
1-4.リフォームローンを利用するためのステップ
2.外壁塗装でリフォームローンを利用したシミュレーション
2-1.頭金なしでリフォームローンを利用
2-2.頭金ありでリフォームローンを利用
3.外壁塗装のお金がない際に検討すべきこと2選
3-1.火災保険を利用する
3-2.自治体の助成金・補助金を利用する
4.外壁塗装にかかる費用を抑える6つのポイント
4-1.相見積もりをとる
4-2.必要の無い工事は省く
4-3.足場を必要とする工事はまとめて行う
4-4.季節にこだわらず閑散期がお得
4-5.塗料のグレードを下げたプランを選択する
4-6.地元の塗装専門店を利用する
5.まとまった資金がない場合に気を付けたいNG節約法
5-1.お住まいのリフォームを先延ばしにする
5-2.激安を売りにしている業者に飛びつくと危険
5-3.オリジナル塗料など安い塗料で決めてしまう
5-4.自分で補修や塗装を行う
6.お金がなくて外壁塗装にお困りの時は専門業者に相談してみよう
6-1.あらかじめ費用がない旨をしっかり伝える
6-2.希望の施工内容をしっかり伝える
6-3.可能な範囲で予算を設定しておく
7.まとめ
外壁塗装でお金がない場合の対処法
「外壁塗装を施工したいけどお金がない!」
そんな方におすすめなのが、「リフォームローン」になります。お金がない場合に外壁塗装を施工する方法として、最も活用されています。リフォームローン専用のローンがあり、多くの金融機関で取り扱っています。
弊社の場合、外壁塗装の施工件数196件中でリフォームローンを利用された方は14件でした。全体の約7%の方がリフォームローンをご利用になったという結果になりました。外壁塗装でお金がない場合などは一般的にリフォームローンを利用して、安心して施工できます。
お金がない場合に利用できるリフォームローンについて詳しくご紹介いたします。
- 対処法はリフォームローン
- 金利タイプを選ぶ
- 金融機関で取り扱っているリフォームローンの種類
- リフォームローンを利用する為のステップ
対処法はリフォームローン
外壁塗装でお金がない場合の対処法として、リフォームローンがおすすめです。
リフォームローンはお金がなくても無担保で利用できるものが多くあります。年齢・年収・健康状態などのチェックはありますが審査は比較的ゆるく、安定した収入があれば誰でも利用できます。
リフォームローンの限度額は500~1000万円程度で、無担保の場合は500万円程までと借入金額がさらに低くなります。南大阪ペイントセンターの外壁塗装の相場は90~120万円の為、無担保でも安心してリフォームローンで施工できます。ただし、無担保ローンの為、金利が2~5%程で少し高めの可能性があります。
また、リフォームローンの返済期間は10~15年程で、一般的な住宅ローンより短い期間になっています。その理由は、外壁塗装の目安は10年となっており、外壁塗装しても寿命が10年程だからです。外壁塗装の寿命に対応する為、返済期間を短く設定しているのです。
-
- 安定した収入があれば利用可能(完済年齢80歳未満までの場合の商品もあり)
- 借入限度額は500~1000万円程(無担保の場合は500万円程まで)
- 返済期間は10~15年程
※無担保ローンは金利が2~5%程と少し高め
金利タイプを選ぶ
外壁塗装でローンを利用する際に、金利タイプを選ぶ必要があります。ローンの金利タイプには、固定金利と変動金利があります。
▼固定金利▼
・景気が動向しても完済するまで金利は変わらない
✔メリット
・契約の段階で返済期間中の支払額が確定するので、将来的に返済計画が立てやすい
・返済期間中に金利が上昇しても返済額が増えない
✔デメリット
・返済期間中に金利が低下しても返済額が少なくならない
✔固定金利に向いている人
・返済期間中に景気が変動し金利上昇のリスクを避けたい人
・安定した生活を送りたいので完済するまで月々の返済額を変えたくない人
▼変動金利▼
・金融市場や景気の動向で金利が変動するので返済額が変わる
✔メリット
・返済期間中に金利が低下したら返済額が減少する
✔デメリット
・返済期間中に金利が上昇すれば返済額が増加する
・金利の動向によって返済額が変わるので長期的な返済計画が立てにくい
✔変動金利に向いている人
・金利が変動してリスクを生じても対応できる人
・変動金利について詳しい人
・返済期間が短い人(返済期間が長いと金利上昇のリスク増)
ローンの利用で金利タイプを選ぶ際は、返済期間や返済額を考慮し将来の収入見込みなどを考える必要があります。お金がない場合、金利の変動に対応できない可能性もあります。
将来的な返済計画の立てやすさを考えると、お金がない人がは固定金利を選択する方が賢明かもしれません。
金融機関で取り扱っているリフォームローンの種類
お金がなくても利用できそうな、金融機関で取り扱っているリフォームローンをご紹介いたします。
▼金融機関のリフォームローン▼(※金利は2024.7現在)
金融機関 | 商品名 | 金利 | 利用条件 |
オリコ (弊社提携) |
はぴeリフォームローン | 1.84~2.9% (現在は2.9%の固定金利) |
満20歳以上の安定収入のある方 |
住信SBIネット銀行 | 目的ローン | 2.575~4.575% (変動金利) |
・申込時満20歳以上で完済時満70歳未満の方 ・安定した収入のある方 |
りそな銀行 | りそなリフォームローン | 3.475%(変動金利) | ・申込時満20歳以上満66歳未満で最終返済時満80歳未満の方 ・安定した収入のある方 |
東京スター銀行 | スターリフォームローン | 1.5~3.8% | ・申込時満20歳以上満69歳以下で完済時満75歳以下の方 ・年収150万円以上の方 |
イオン銀行 | イオン銀行リフォームローン | 3.20%(固定金利) | ・申込時満20歳以上満60歳未満の方 ・前年度税込年収200万円以上の方 ・イオン銀行に普通預金口座を持っている方 |
JAバンク | JAバンクリフォームローン | 3.780~4.780%(固定金利) 1.200~3.475%(変動金利) ※JA毎に異なる |
・申込時満18歳以上満75歳未満で最終完済時80歳未満の方 ・安定した収入のある方 |
労働金庫 | 無担保住宅ローン(近畿ろうきん) | 2.60~3.50%(固定金利) 2.10~3.675%(変動金利) ※労働金庫毎に異なる |
・申込時満18歳以上で最終完済時76歳未満の方 ・前年度税込収入150万円以上の方 |
以上のように、年齢が高くても無担保で利用できるリフォームローンは多くございます。しかし、今手元にお金がなくてもリフォームローンを利用する場合は、安定した収入があることが求められます。
金融機関によってリフォームローンの特徴はさまざまですが、安定した収入が必要だと留意いただきたいと思います。
リフォームローンを利用するためのステップ
実際にリフォームローンを利用する場合の、進め方のステップをご紹介いたします。
✔ステップ1:塗装の見積り依頼と同時にローンの仮申請を行う
同時に進めないと、ローンの審査結果が遅れ工事開始も遅れてしまう可能性があります。
✔ステップ2:仮審査
過去に返済不能があった場合は、審査が通らない場合があります。また、収入に対して借入額が多い場合や借金が多い場合は、審査が通らない可能性があります。
✔ステップ3:仮審査が通過したら本審査申請書を作成する
記入項目が多く返済能力の有無が判断されます。給与明細・源泉徴収票などの書類の提出が必要になります。
✔ステップ4:本審査
本審査に落ちてしまうとお金を借りるのは不可能になります。返済計画や過去の借金返済に関する履歴も考慮される為、事前に金融機関と相談し具体的な条件を確認しておきましょう。
✔ステップ5:本審査が通過したら外壁塗装業者と契約する
本審査が通過した後に外壁塗装業者と工事の契約を交わしましょう。本審査が通過した後に転職や他のローンを新たに契約するなど、自身の財政状況を変化させる行動はNGです。本審査が通過しても取り消しの可能性があるので注意しましょう。
✔ステップ6:融資を受ける
融資を受けれる日数は金融機関によって異なります。融資までの日数については、申し込んだ金融機関に直接確認するのが重要です。
✔ステップ7:外壁塗装施工開始・完了
金融機関から融資を受けた後に外壁塗装の施工が開始になります。
✔ステップ8:ローンの返済がスタート
ローンの返済が始まり、月々の計画的な返済でローン完済を目指します。
また以上のようなリフォームローンを進める前に、以下の注意点を考慮いただきたいと思います。
- 家庭の経済状況を精査する(他のローン借入がないか確認する)
- 全額ローンか頭金ありか無理のない借入金額を検討する
- 返済期間を検討する(何歳までに返済したいなど)
- 金利タイプを検討する(固定or変動)
外壁塗装でリフォームローンを利用したシミュレーション
外壁塗装の際にリフォームローンを利用した場合のシミュレーションをご紹介します。リフォームローンの組み方は多様ですが、頭金の支払いや支払回数が少ない方がトータルの支払総額を少なくできます。
弊社はオリコ(オリエントコーポレーション)と提携しております。弊社でリフォームローンをご利用いただくお客様は、オリコのはぴeリフォームローンをお申込みいただいております。
例えば、施工金額150万円の工事で支払回数が120回の場合、頭金なしと頭金ありを比較するとこちらになります。
▼施工金額150万円の例▼
施工金額150万円・支払回数120回の場合 | ||
頭金なし | 頭金あり(50万円) | |
支払総額 | 1,729,795円 | 1,653,197円 |
分割払い手数料(増額分) | 229,795円 | 153,197円 |
同じ施工金額でも頭金なしの場合、50万円の頭金ありより76,598円多く支払わないといけなくなるのです。
ご紹介するリフォームローンのシミュレーションは、年率2.9%(2024年7月現在)で計算したものになります。
頭金なしでリフォームローンを利用
✔外壁塗装の金額が100万円(税込)の場合
外壁塗装の金額100万円を全額リフォームローンしたお客様です。
施工金額 | 100万円 |
借入金額 | 100万円 |
初回支払金額 | 19,357円 |
2回目以降支払金額 | 17,900円×59回 |
支払回数 | 60回(5年) |
分割払い手数料 | 75,457円 |
支払総額 | 1,075,457円 |
お金がなくて頭金の支払いがなくても、100万円の外壁塗装をリフォームローンを利用して施工するのが可能です。月々2万円弱を返済すると、5年で完済できます。
支払総額は増えますが、お金がなくても100万円の外壁塗装であれば諦めないで施工できるかもしれません。
✔外壁塗装の金額が150万円(税込)の場合
外壁塗装の金額150万円を全額リフォームローンしたお客様です。
施工金額 | 150万円 |
借入金額 | 150万円 |
初回支払金額 | 16,195円 |
2回目以降支払金額 | 14,400円×119回 |
支払回数 | 120回(10年) |
分割払い手数料 | 229,795円 |
支払総額 | 1,729,795円 |
150万円をリフォームローンすると、毎月1万5千円程の支払いで10年で完成できます。しかし、金利分で20万円程の支払総額が増えるので、増額する分の支払金額についても理解しておくのが重要です。
✔外壁塗装の金額が250万円(税込)の場合
外壁塗装の金額250万円を全額リフォームローンしたお客様です。
施工金額 | 250万円 |
借入金額 | 250万円 |
初回支払金額 | 25,120円 |
2回目以降支払金額 | 17,100円×179回 |
支払回数 | 180回(15年) |
分割払い手数料 | 586,020円 |
支払総額 | 3,086,020円 |
リフォームローンの最長返済期間は15年になっています。そのため、借入金額が高くても15年の期間で返済スケジュールが固定されます。
250万円の全額をリフォームローンする場合でも、15年で完済しないといけません。15年の間、毎月決まった返済額を支払っていけるか判断するのが大切です。
頭金ありでリフォームローンを利用
✔外壁塗装の金額が100万円(税込)の場合
頭金30万円で残りの70万円をリフォームローンで支払ったお客様です。
施工金額 | 100万円 |
頭金 | 30万円 |
借入金額 | 70万円 |
初回支払金額 | 15,319円 |
2回目以降支払金額 | 12,500円×59回 |
支払回数 | 60回(5年) |
分割払い手数料 | 52,819円 |
支払総額 | 1,052,819円 |
外壁塗装のリフォームローン70万円を5年で完済しています。金利がかかるので借入金額より支払総額は増えますが、5年という短期間の完済で¥52,819の増額で済んでいます。
✔外壁塗装の金額が150万円(税込)の場合
頭金50万円で残りの100万円をリフォームローンで支払ったお客様です。
施工金額 | 150万円 |
頭金 | 50万円 |
借入金額 | 100万円 |
初回支払金額 | 10,797円 |
2回目以降支払金額 | 9,600円×119回 |
支払回数 | 120回(10年) |
分割払い手数料 | 153,197円 |
支払総額 | 1,653,197円 |
頭金なしの100万円の外壁塗装のシミュレーションと比較すると、金利分の支払いが倍額になっています。同じ借入金額でも支払回数が多いと金利も増額してしまいます。
毎月の返済可能額を慎重に考慮し、支払総額をなるべく増額させないように返済計画を立てるのも重要です。
✔外壁塗装の金額が250万円(税込)の場合
頭金50万円で残りの200万円をリフォームローンで支払ったお客様です。
施工金額 | 250万円 |
頭金 | 50万円 |
借入金額 | 200万円 |
初回支払金額 | 16,516円 |
2回目以降支払金額 | 13,700円×179回 |
支払回数 | 180回(15年) |
分割払い手数料 | 468,816円 |
支払総額 | 2,968,816円 |
50万円の頭金を支払っていますが、200万円のリフォームローンだと同じ程の金額の金利を支払わないといけません。
手持ちのお金を頭金として使っても問題ないかなどの生活設計を立て、頭金ありかなしかの判断をする必要があります。
外壁塗装のお金がない際に検討すべきこと2選
リフォームローン以外に外壁塗装のお金がない際に検討すべきことがございます。利用するには条件がございますので、条件に当てはまるか確認するのが重要です。
他サイトではリフォームローンと同じように、誰もが利用できるような記事が多く誤解されるかもしれません。しかし、これからご紹介する内容は、条件に当てはまる限られた人しか利用できないおすすめの内容になります。
外壁塗装を施工する全ての人が利用できる内容ではございませんが、ぜひ検討していただきたいと思います。
火災保険を利用する
外壁塗装は条件に当てはまると火災保険を利用して施工が可能です。
火災保険が適用される条件がこちらになります。
- 自然災害が原因で破損した場合(経年劣化は適用外)
- 補修費用が加入保険の免責金額より高い場合(加入保険の免責金額20万円で塗装費用が30万円の場合:20万円は自己負担で10万円が保険会社から補償される)
- 被害を受けてから3年以内に申請した場合
外壁塗装で火災保険を利用する場合、以上の3つの条件が必要になります。
実際に火災保険が適用されたケースには、以下のような場合がございます。
- 隣の火事が燃え移って外壁が焦げてしまったので、外壁塗装を施工したい
- 台風で屋根瓦が飛ばされて雨漏りが発生したので、屋根補修と外壁塗装の施工をしたい
- 雷が落ちて火災が発生し外壁が損傷したので屋根・外壁塗装を施工したい
火災保険は自然災害のみで、経年劣化によるひび割れやひび割れが原因の雨漏りなどは対象外とご理解いただきたいと思います。
火災保険について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考になさってください。
外壁塗装で適用される火災保険3つ!保険が下りる条件や流れを解説
自治体の助成金・補助金を利用する
自治体で外壁塗装の助成金や補助金制度がある場合は、その助成金・補助金の条件に当てはまると利用できます。
ただし、全ての自治体で外壁塗装で利用できる補助金などの制度があるわけではありません。お住まいの地域の自治体のホームページで、補助金などの制度があるか事前に確認するのが重要です。交付条件なども掲載されているので、条件に当てはまるか確認してください。
大阪府泉佐野市では、泉佐野市住宅リフォーム助成事業(外部リンク)の制度があります。
▼泉佐野市住宅リフォーム助成事業のケース▼
✔助成対象住宅
- 申請日において、10年以上居住している住宅
- 申請日において、築5年以上であること
✔助成対象者
- 市税を滞納していない方
- 住宅リフォーム工事について泉佐野市内の施工業者を利用する方
※泉佐野市若年者世帯及び子育て世帯空き家活用定住支援事業による補助を受けたことがある者を除く
✔助成内容
- 住宅リフォーム工事に要した補助対象工事費用の10%(最大10万円)
- 同一補助対象住宅及び同一補助対象者については1回限り
以上のように泉佐野市のリフォーム助成は、泉佐野市内の施工業者を利用するなどの条件があります。また、助成金の支給は最大10万円までとなっています。
泉佐野市に限らず自治体で助成金・補助金制度があっても、外壁塗装費用の全額が支給されるわけではありません。お金がない場合の残りの費用は、リフォームローンを利用して外壁塗装を施工しなくてはいけないのです。
また、助成金・補助金は交付が決定しても、工事が完了してからの後払いになります。実際に工事の費用を支払う際には、まだ手元に支給されたお金はありません。そのため、先ずは自己負担で塗装費用を全額支払う必要があるとお考えいただきたいと思います。
- 助成金・補助金で塗装費用全額を賄えない(残りはリフォームローンの可能性)
- 先ずは全額自己負担で工事費用の支払い必要
外壁塗装にかかる費用を抑える6つのポイント
リフォームローンや助成金の利用を検討する場合であっても、お住まいの外壁塗装は決して安い費用ではありませんよね。
お金がなくても外壁塗装を行う為には、外壁塗装にかかる費用自体をできるだけ抑える事も大切です。
ですが、費用を安く抑える事ばかりを考えてしまって工事そのものの品質を下げてしまっては意味がありません。
塗装工事の品質は保ち、できるだけ工事費用を抑えるポイントを知っておくと正しく節約ができます。
相見積もりをとる
外壁塗装の見積もりを取る時は、1社に絞らず複数の業者で見積もりを取って下さい。
複数の業者見積もりを比較する事で、費用の妥当性やプランの内容・業者に関する情報を含めた検討をする事ができます。
ただし、お勧めは3社程度での相見積もりです。
あまりに沢山見積もりを取ってしまうと余計に分かりにくくなり、比較検討がしづらくなってしまいます。
▼相見積もりを依頼する時のポイント
・希望する補修箇所など、あらかじめ条件をまとめておく
・使用塗料のグレードを合わせてもらう
こうしておく事で見積もりが比較しやすく、よりお得な見積もりを選択する事ができます。
必要のない工事は省く
外壁や屋根の塗装工事の見積もりを取った際、ご自身のお住まいには必要の無い工事が含まれている可能性があります。
利益優先の業者を選んでしまい、高額な施工を契約してしまわない為にもご自身のお住まいに本当に必要な工事内容なのかしっかり見極めましょう。
▼具体的には
・塗装で十分なのに、痛みが傷んでいるからと張替えやカバー工事など必要以上の提案をされる。
・外壁のヒビ割れなどに対してコーキング工事で十分なのに、大掛かりな補修工事が含まれている。
「今すぐ補修しないと大変な事になりますよ」や「このままではすぐに雨漏りしてしまう」などと不安をあおり、必要以上の工事を提案されている場合もあります。
その為にも、上記の複数の業者での相見積もりは効果的ですね。
足場を必要とする工事はまとめて行う
外壁塗装工事は高い所での作業が必要になる為、足場を設置する事が必須です。
足場設置にかかる費用は、外壁工事全体の約2割~3割程度を占めています。
相場は約15~25万円程度ですので、足場を組む費用だけで高額な費用がかかってしまいます。
塗装工事が必要なのはもちろん外壁だけではありません。
屋根も同様に年数が経てば塗装などのメンテナンスは必要です。
外壁塗装と屋根塗装を別のタイミングで行うと、足場設置にかかる費用がどちらにもかかってしまうという事になります。
外壁塗装を行う際は、屋根塗装の必要性や雨樋などの不具合などもしっかり確認する様にして下さい。
必要な場合は、外壁と屋根を同時に塗装する事で足場代の発生を1回で抑える事ができます。
季節にこだわらず閑散期がお得
外壁塗装をお得に行うには、塗装業者にとっての閑散期にあたる夏や冬を指定して工事を依頼する事がおすすめです。
春や秋は天気や気候が安定している日が多く、塗装作業に適しているといわれている為、施工依頼が集中します。
しかし、外壁塗装は基本的に年中通して施工する事ができ、決して夏や冬という季節が外壁塗装に向いていないという事はありません。
プロの塗装業者は、各季節の特徴に応じて施工を行う事ができる知識と技術を持っています。
季節にこだわらず施工日程を業者に合わせる事で、お得な値引きやキャンペーン価格などでの施工ができる場合があります。
また、価格の交渉などにも応じてもらいやすいというメリットもあり、お安く外壁塗装を依頼できるチャンスです。
外壁塗装にかかる費用を抑える方法としてはぜひ活用して欲しい方法です。
塗料のグレードを下げたプランを選択する
外壁塗装に使用する塗料のグレードを下げる事で、費用を安くすることができます。
塗料の種類も様々で、「有機樹脂塗料」「無機フッ素塗料」といった超高耐久な塗料や、耐久性や金額などのバランスが比較的良い「ラジカル塗料」「シリコン塗料」などがあります。
▼お見積もり参考例
約40坪でのお見積りプラン
性能や耐久性という部分に注目すると高級な塗料の方が魅力的です。
しかし、高級な塗料がお客様にとって一番な塗料という訳ではありません。
ご自身の予算や外壁塗装をする目的に合わせた塗料のグレードを選択して、必要な時期に必要なメンテナンスをする事が大切です。
地元の塗装専門店を利用する
専門店の強みはなんといっても、専門的な知識と豊富な経施工実績です。
施工や商品に関しての知識が高い為、工法や塗料といったプランもお客様一人一人にピッタリな提案ができます。
価格の面でも、中間業者を通していないので余計な経費・中間マージン・宣伝広告費などがかからず安く施工する事ができます。
地域に密着した塗装専門店では、客様と業者の距離が近く万が一の場合でもスピーディーに対応する事ができます。
また、お住まいの地域で長く営業しているような業者であれば、信頼性や地域の評判なども安定しているため安心して相談する事ができます。
まとまった資金がない場合に気を付けたいNG節約法
外壁塗装はしたいけど資金に不安がある…
まとまった資金がないから外壁塗装を諦めている…
そんな時に陥りやすいNG行動や気を付けたい間違った節約法をご紹介いたします。
お住まいのリフォームを先延ばしにする
外壁塗装を先延ばしにする事は、建物に対して様々なリスクを引き起こす可能性がある為おすすめできません。
外壁の塗装は、雨や風、紫外線や汚染物質といった外部からの様々な要因を防ぐ為行われています。
外壁塗膜の劣化・外壁のヒビ割れ・コーキングの劣化が見られるような場合はできるだけ早めに外壁塗装を行うのが望ましいです。
外壁のヒビ割れは、建物の外観が悪くなるだけではなく雨水などのダメージを防ぐ事ができなくなります。
ひび割れた箇所からは徐々に雨水が染み込み外壁の内側に侵入し、やがて雨漏りが発生します。
内部への雨水の侵入は、基礎や柱といった大切な部分を腐食させてしまい、建物の耐久性を大きく縮めてしまいます。
ここまで劣化が進んでしまうと、外壁塗装を行ったところで劣化を食い止める事はできません。
傷んでしまった基礎や内部の修理も必要になり、余計に費用が高額になってしまう可能性があります。
建物を長期的に保護する為には、適切な時期に外壁塗装を行う事がとても重要だという事を覚えておいて下さい。
激安を売りにしている業者に飛びつくと危険
外壁塗装には、施工の品質を落とさない為に絶対に必要な工程があります。
・足場
・高圧洗浄
・養生作業
・施工費
・塗料代
上記に記載した工程は本来削る事はできません。
その為、外壁塗装にはそれなりに高額な費用がかかってしまうのです。
しかし、激安な施工を売りにしている業者も存在します。
外壁塗装の相場や他の見積もりに比べて極端に安い価格を提示された場合は注意してください。
施工品質を下げるような手抜き工事や、必要な工程を省いた施工をされる可能性があります。
できるだけ安く済ませたい!という心理に付け込んだ悪徳な業者に引っかからない為にも、価格の安さだけで飛びつくのはおすすめできません。
価格だけではなく、施工内容や使用塗料、保証内容や保証期間なども含めて比較し信頼できる業者を選ぶ事が大切です。
オリジナル塗料など安い塗料で決めてしまう
塗装業者の中には、業者が独自に開発した塗料(オリジナル塗料)をすすめてくる業者もあります。
オリジナル塗料とは、塗料製造業者から安い塗料の権利を購入し、缶のラベルを貼り替えたり独自に調合したりして販売している塗料です。
このようなオリジナル塗料は、成分も明確ではなく安全性や耐久性などの信頼性も不明です。
そのため、原価の安い塗料を高い金額で見積もっている可能性もあります。
塗料の性能や耐久性などでの見積もり金額の比較もできなくなりますね。
オリジナル塗料が全て危険とは一概には言えませんが、価格が安くてお得だからと安易に選択しないのが賢明です。
国内には「関西ペイント」「日本ペイント」「エスケー化研」などの大手塗料メーカーが多数あります。
塗料を選ぶ際は、どこのメーカーのなんという塗料を使用するかという点に注意し、信頼できるものを選ぶようにしてください。
自分で補修や塗装を行う
外壁塗装を行う為のお金がないからといって、外壁の補修や塗装をご自身で行う事はおすすめできません。
建物の耐久性を維持する目的で行う外壁塗装には、専門的な知識と技術が必要です。
外壁塗装を行う過程には「下地処理」「補修作業」「乾燥時間」「塗料の希釈」などとても難易度が高く、プロでなければ難しい作業が多くあります。
この工程をうまく処理できないと、どんなに良い塗料を塗ったとしても塗料の性能を活かす事はできません。
また、外壁塗装は広い範囲での作業や高所での作業を伴うため、家庭用の梯子などを使用する場合は転落してしまうなどのリスクがあり大変危険です。
塗料や溶剤などに含まれる成分によっては、取り扱いに注意が必要な物も多くあります。
お金がなくて外壁塗装にお困りの時は専門業者に相談してみよう
外壁塗装は、建物の耐久性維持の為には非常に重要な工事です。
お金がなくて外壁塗装を諦めている。
そんな方はぜひ、専門業者に相談してみましょう。
塗装専門業者であれば、予算に応じたプランのご提案・無理のない支払い方法などもご相談させて頂きます。
安全な施工・品質の高い仕上がりを実現する事が可能です。
あらかじめ費用がない旨をしっかり伝える
あらかじめ費用がない旨をしっかり伝える
外壁塗装の見積もりを依頼する際は、まとまった費用が無い事をあらかじめ業者に伝える事をおすすめします。
お客様が抱えている費用の制限や不安を理解し、予算を考慮した提案をしてくれます。
業者によっては、リフォームローンの相談や分割での支払いなど無理のない支払い方法を提案してくれるでしょう。
このように、費用が無い事をあらかじめ伝える事でまとまったお金がなくても予算に合った外壁塗装を行う事ができます。
希望の施工内容をしっかり伝える
業者は点検や実測を行った上で必要な施工は提案してくれます。
ですが、「予算内で出来るだけ長持ちする塗料を使いたい」や「遮熱効果のある塗料で塗装したい」など、ご自身が優先して行いたい希望内容を伝える事も重要です。
自身の悩みや希望を相談する事で、業者とのコミュニケーションをとる事が出来、担当者の姿勢や信頼性といった大切な部分を見極める参考にもなるはずです。
可能な範囲で予算を設定しておく
外壁塗装を行う際は、ご自身での予算の設定も非常に重要です。
予算といっても、最初は外壁塗装の相場も内容も分からないのが普通です。
ご自身の予算感を決める為にはまず、情報を集める事から始めて下さい。
インターネット上でも外壁塗装の相場や平均額などを知る事ができます。
インターネットで調べても分かりにくい場合は、直接業者に問い合わせてみるのも良いですね。
正確な金額を知りたい場合は、やはり実際に点検や実測をしてもらった上で工事の詳細が分かる見積もりを取るようにしてくださいね。
まとめ
皆さんの快適な暮らしを守る為にはかかせない外壁塗装や屋根塗装といったメンテナンス。
工事を行うにはまとまったお金がかかる為、後回しになってしまう事も多いですよね。
そんな時にはぜひ、今回ご紹介したリフォームローンや、外壁塗装にかかる費用を抑える方法などご活用して頂ければと思います。
南大阪ペイントセンターでも、リフォームローンなどを利用した外壁塗装を行っております。
お客様に適したプラン、無理のない支払い計画などをご相談させていただきますので、費用に不安がある時はいつでもお気軽にお問い合わせくださいね。