こんにちは!南大阪ペイントセンターのウエノです。
夏場の外壁塗装は不向きだと皆様は思われますか?
他サイトを見ると不向きとの言葉が目につき、夏場の外壁塗装は避けた方が良いと印象を持たれているでしょう。
春・秋の方が気候の条件が整っていて外壁塗装に適しているとの思いから、夏が不向きと捉えられているかもしれません。
しかし、気候条件が整えば夏場の外壁塗装は可能だと言えるのです。
夏場の外壁塗装が可能と言える気候条件とは
- 夏場の平均気温は外壁塗装の最適気温
- 夏場は湿度85%未満が多く塗装可能な湿度
- 夏場は日照時間が長い月が多い
- 月別平均降水日数は春・秋と大差ない
その他にも夏場の外壁塗装での気になる心配事をご紹介いたします。
皆様に合った塗装の季節を判断するために、「あなた自身の塗装ベストシーズン診断シート」をご用意いたしました。
皆様に合った外壁塗装の時期を考える参考になれば幸いです。
1.夏場の外壁塗装が可能と言える5つの理由とは
1-1.夏場の平均気温は外壁塗装の最適気温
1-2.湿度85%未満なら塗装可能
1-3.夏場は日照時間が長い月が多い
1-4.月別平均降水日数の比較で分かること
1-5.塗料の乾きと伸びが良く作業効率が上がる
2.夏場の外壁塗装での心配事&対処法もご紹介~ベスト3~
2-1.エアコンが使用できるか
2-2.洗濯物を外干しできるか
2-3.窓を開けて換気できるか
3.季節は関係ない!夏場以外の季節での外壁塗装の注意点【季節診断付き】
3-1.春(3月~5月)
3-2.秋(9月~11月)
3-3.冬(12月~2月)
4.季節の気候状況に対応できる依頼すべき塗装業者とは
4-1.施工管理が完璧
4-2.豊富な知識と技術力を持っている
4-3.保証が行き届いている
4-4.連絡をこまめにしてくれる
5.まとめ
夏場の外壁塗装が可能と言える5つの理由とは
夏場の外壁塗装は気候条件が整えば可能と言えます。
どのような気候条件が整えば夏場の塗装を可能にするのか?
確かなデータと一緒にご紹介いたします。
夏場の平均気温は外壁塗装の最適気温
外壁塗装の最適気温は15~30℃と言われています。
夏場に1日中35℃以上気温が続くと外壁塗装ができなくなってしまいます。しかし、1日中35℃以上の気温が続くのは滅多にありません。
夏場の6~8月の平均気温を地域別にまとめたデータがこちらになります。
一番気温の低い札幌から一番気温の高い那覇まで、外壁塗装の最適気温に当てはまっています。
夏場の気温では外壁塗装における問題は解消されるのです。
湿度85%未満なら塗装可能
外壁塗装では湿度85%未満なら塗装が可能になります。
夏場は梅雨もありムシムシして湿度が高いイメージがあるので、塗装が不向きと言われる要因の一つかもしれません。
夏場の平均湿度を表したデータがこちらになります。
確かに6月の那覇と7月の仙台の平均湿度は85%を超えているので、塗装に不向きな可能性があるかもしれません。しかし、その他の地域や月では湿度は高いながらも85%未満のため塗装は可能なのです。
一概に夏場の外壁塗装を一まとめにして不向きだと決めつけてしまうのは、塗装の可能な時期を狭めてしまう原因になるのです。
夏場は日照時間が長い月が多い
夏場には日照時間の長い月が多く集中しています。
2022年の日照時間で東京・大阪・福岡の三都市の月別平均値のデータが以下の通りになります。
6月は梅雨の影響もあり、他の月と比較すると日照時間が少ない場合もあるかもしれません。しかし、7月と8月は日照時間が多く天気にも恵まれることから塗膜の乾燥に適していると言えるのです。
月別平均降水日数の比較で分かること
月別平均降水日数を比較すると、塗装に向いていると言われる春・秋と大きな差がないと分かりました。
1991年~2020年の観測に基づいた東京・大阪・福岡の三都市の月別降水日数の平均値が以下の通りです。
もちろん、6月の降水日数が一番多くなるのは見ていただければ分かると思います。しかし、春や秋の季節である5月・9月と比較すると大きな差がないのが分かります。
夏場は雨が多いとマイナスイメージがありますが、降水日数に大差はないとプラスイメージに変化させるのが大事だと思います。そうすることで、外壁塗装の可能な季節を増やせるのです。
塗料の乾きと伸びが良く作業効率が上がる
夏場は気温が高いため、塗料の乾きと伸びが良く作業の効率も上がります。乾燥不良から来る塗料の剥がれなどのリスクが少ない季節になるのです。
塗装の工程は、3工程(下塗り→中塗り→上塗り)ございます。3工程ごとに適切な乾燥時間を安定して持つことができ、気温の低すぎや湿度の高すぎから来る塗膜の不具合を回避できるのです。
また、塗料の伸びが良いのでムラになりにくく、塗料を塗布しやすくなるのです。
夏場の外壁塗装での心配事&対処法もご紹介~ベスト3~
夏場の外壁塗装だからこそ、心配な事があると思います。夏場の外壁塗装で特に多い心配事をご紹介いたします。
ご一緒に対処法もお伝えいたしますので、夏場の外壁塗装をストレスのない工事にしていきましょう。
エアコンが使用できるか
外壁塗装ではエアコンの室外機も塗料が付着しないよう養生しますが、養生方法によっては使用可能になります。
その方法は、エアコン室外機の吸気口を開けて養生する方法です。通気を確保することによって、外壁塗装中でも問題なく使用できるのです。
他にも塗料が入らないよう、通気を確保したメッシュ状の室外機専用カバーも一般的に使われています。
また、エアコン室外機付近を優先的に塗装し、早く養生を外す対策をしてくれる業者もございます。外壁塗装中のエアコンの使用は必ず事前に打ち合わせし、業者に相談するのをおすすめいたします。
お客様が少しでもストレスなく過ごせるよう寄り添ってくれる業者が優良業者と言えるでしょう。
洗濯物を外干しできるか
夏場の洗濯物が乾きやすい時期に外干しできるか気になると思います。しかし、外壁塗装中の洗濯物は外干し不可能と思っていただいた方がいいかもしれません。
外壁塗装では工事期間中に外干しするとリスクを負ってしまいます。塗装工事では塗料が付着するのが考えられると思います。
それ以外にも、足場組立・解体でのホコリの付着や高圧洗浄時の洗浄水の飛び散りで、洗濯物を汚してしまうおそれがあるのです。
室内干しでも工夫次第で洗濯物を乾かし快適に過ごせる方法がございます。
- 洗濯物の下に新聞紙を柔らかく丸めてから広げて置く(通常に干すより30%早く乾く)
- 洗濯物を裏返して干す(縫目やポケットに風が当たり早く乾く)
- 乾きやすい素材を使用する(ガーゼタオルやポリエステルの衣類など)
- 室内干し洗剤や酸素系漂白剤を使う(生乾きのニオイや雑菌の繁殖を防ぐ)
- 扇風機で風を送りながら除湿器やエアコンのドライ機能で湿気を取る
以上のような工夫をして室内干しで洗濯物を乾かすのをおすすめいたします。
また、ご自身に合った方法をいくつか取り入れると少しでも洗濯物が乾きにくいストレスを軽減できるでしょう。
▼外壁塗装時の洗濯物について詳しく知りたい方はこちら▼
外壁塗装中の洗濯物は外干しNG?理由とストレス緩和の対処法!
窓を開けて換気できるか
外壁塗装では塗料が窓に付着しないように窓を養生します。そのため、普段通り窓を開けて換気するのが難しくなってしまいます。高圧洗浄から付帯塗装が終了するまでの約7日間は特に換気が難しくなります。
換気は基本できませんが、塗装業者に事前に相談しておくと窓を開けれる期間を教えてくれるかもしれません。
また、ケレン作業(研磨)の時に換気をすると、細かな粉塵が飛散し喘息などのアレルギーを引き起こす可能性がございます。
体調不良になった場合を考えると、塗装期間中の換気は無理にしない方がいいかもしれません。
不安なことは事前に塗装業者に伝えておくと安心できるでしょう。お客様に寄り添った対応をしてくれる塗装業者を選ぶのが重要なポイントになってきます。
季節は関係ない!夏場以外の季節での外壁塗装の注意点【塗装診断付き】
夏場の外壁塗装は不向きとよく言われるので、多くの人は夏場の塗装を敬遠しがちだと思います。しかし、どの季節でも外壁塗装をする上でメリット・デメリットが存在するのです。
ご自身の生活に合った季節が、あなた自身の塗装ベストシーズンになるのです。
こちらを参考にしていただき、夏場以外の季節での注意点をご紹介いたします。あなた自身の塗装ベストシーズンを探っていきましょう。
春(3月~5月)
春は外壁塗装に向いていると言われる季節です。しかし、春にも気候によっては工事を中断しないといけない場合もございます。
雨が降って桜が散るイメージがあるように、3月下旬~4月上旬にかけて春雨前線の影響で雨の続く日が多くなってしまいます。
雨が降ってしまうと塗装が出来ず工事を中断しないといけなくなります。春は湿度が低く塗料が乾きやすい季節ですが、天候が周期的に変わるので注意が必要です。
- 春一番の強風で塗装を中断しないといけない場合がある
- 繁忙期で工事が頼めない場合や都合の良い日を聞いてもらいにくい
秋(9月~11月)
秋も春と同じく外壁塗装に向いていると言われる季節です。しかし、9月上旬~10月中旬の秋雨前線の長雨が影響し工事を中断する場合も考えられます。
しかも、秋雨前線に台風の影響が加わると、さらに大雨・強風の影響を受けてしまうかもしれません。そうなると、数日は塗装を中断し工期が伸びる可能性が出てくるかもしれません。
湿度が低く塗料の乾きは早いですが、雨と風の影響が秋の外壁塗装では心配される要因となります。
10月下旬以降は比較的天候は安定しているでしょう。
冬(12月~2月)
冬の外壁塗装は夏と同じく敬遠される季節ではないでしょうか。
冬は寒くて塗料が乾燥しにくく、雪などの影響もあり工事がストップしてしまうイメージがあると思います。
冬は雪・霜・結露・夜露の影響で外壁が濡れていると塗装は出来ません。しっかり乾燥してからでないと、塗膜が剥がれて施工不良の原因となります。
冬は外壁に水滴が付着していないか見極めてからの塗装が重要となってきます。
- 気温が5℃以下だと塗料が固まるまでの時間が長くなり塗装できない(塗料は固まるまで塗膜が形成されず、固まる時間が長いとホコリや水滴が付着しやすい)
- 年末年始は休みで工事がストップする
季節の気候状況に対応できる依頼すべき塗装業者とは
季節にはメリット・デメリットがあり、一概に季節で外壁塗装の向き不向きを判断できないと分かりました。
どの季節にも対応できる塗装業者に依頼すると、季節のメリットを活かしデメリットを克服してくれるでしょう。
季節の気候状況に対応できる塗装業者を選ぶポイントをご紹介いたします。
施工管理が完璧
スケジュールをしっかり管理し工程表を提示してくれる業者が信頼できます。悪天候から工事が進まない場合は、その後の工事の進め方を綿密に示してくれると安心できるでしょう。
不測の事態にも対応できて効率よく作業を進める業者が、施工管理が行き届いていると言えるでしょう。
豊富な知識と技術力を持っている
長年の経験から豊富な知識と技術力を持っていると、急な天候の変化でも柔軟に対応できます。
塗料の希釈量は気温によっても変化します。少しの気温の差でも塗料の希釈量を的確に判断し、剥がれなどの施工不良を防げるのです。
また、雨などの影響で外壁が濡れた後は、職人さんの見極めが大事になってきます。確実に見極める力が質のいい塗装へと繋がっていくのです。
保証が行き届いている
外壁塗装は手作業で行われるので、もしもの時の保証が大事になってきます。どこまで保証してくれてアフターフォローがきちんとしているかがとても重要です。
- 工事保証(塗装業者独自の工事の不具合に対しての保証)
- 製品保証(塗料メーカー独自の商品に対しての保証)
その他にも、瑕疵保険の加入ができるとより安心できるでしょう。瑕疵保険は業者が倒産してしまった場合などでも建物を保証してくれる保険です。
塗装業者が瑕疵保険に加入するには資格が必要となってきます。瑕疵保険資格を持っている業者だと塗装の依頼も安心して依頼できるでしょう。
瑕疵保険加入資格のある業者は、サイトの会社概要などに載せているのでチェックするのをおすすめいたします。
連絡をこまめにしてくれる
進捗状況のこまめな連絡をしてくれる業者は安心できます。
その日の工事内容の連絡やビフォーアフターを写真で撮ってくれていると、どういう工事をしたのか目に見えて理解できます。
南大阪ペイントセンターでは、お客様と当社の職人の円滑なコミュニケーションを図るために交換日記をお渡ししております。お客様が不在の場合でも毎日の交換日記で工事内容の連絡やご質問をお受けできます。
南大阪ペイントセンターでは、ご質問やご相談だけでもお受けしております。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
夏場の外壁塗装も可能であるとご納得いただけましたか?
夏場は気候条件さえ整えば、外壁塗装にはベストシーズンと言えるかもしれません。夏場以外の季節にもメリット・デメリットがあるのです。
業者選びを間違わなければ、塗装のプロとしてどんな季節でも満足のいく仕上がりを実現できます。あなたの都合に合った季節を選んで、あなたにとっての塗装のベストシーズンで外壁塗装を叶えましょう。
質問や相談は必ず業者に伝えることをおすすめいたします。夏場でもあなたの希望に合った外壁塗装に仕上げましょう。