こんにちは!
南大阪ペイントセンターキタヤマです
今回のこちらの記事では【フッ素塗料】についてお話したいと思います!
フッ素塗料について一言で申し上げますと、優れた耐久性や耐候性を誇る高性能な塗料です。しかしその分価格は他の塗料に比べ少しお高めなのも特徴のひとつであります。
高性能だが価格は高い…。つまり価格が高いからこそ失敗したくない・フッ素塗料での外壁塗装をする際にどのような点に注意すればいいのかご不安点も多いと思います。
こちらの記事ではそんなお客様の「フッ素塗料に関するご不安やお悩み」に沿いながらお話していきたいと思いますので是非ご一読ください😊
1.高性能!優れた耐久性を誇るフッ素塗料の特徴
1.フッ素塗料のメリット
2.フッ素塗料のデメリット
2.フッ素塗料での外壁塗装をおすすめできるケース
2-1.とにかく長持ちさせたい!何度もメンテナンスをしたくない方
2-2.大型施設やビル・マンションなどの外壁塗装
2-3.光沢感のある仕上がりがお好きな場合
3.フッ素塗料での外壁塗装をおすすめできないケース
3-1.とにかく経費を抑えたい方
3-2.コンクリートやモルタルの外壁
3-3.マット感のある仕上がりがお好きな場合
5.代表的なフッ素塗料3選と施工事例
1.関西ペイント:アレスアクアセラフッ素
2.エスケー化研:水性セラタイトF
3.日本ペイント:ファイン4Fセラミック
高性能!優れた耐久性を誇るフッ素塗料の特徴
フッ素塗料とはフッ素樹脂を配合した塗料のことで蛍石を原料としています。
価格は正直お高めです…。しかし耐久性や耐候性にとても優れているので初期費用こそ高いですが長い目で見ると定期的なメンテナンスが不要になってくるので、その分コスパは良いと言えるでしょう。(耐用年数15~20年)
では、ここからはフッ素塗料についてメリットとデメリットにわけご説明していきたいと思います。
フッ素塗料のメリット
耐用年数が長く塗り替え頻度が少なくなる
フッ素塗料での外壁塗装は、初期費用こそお高くなりますが耐用年数が長い事から定期的な塗り替えが不要になります。そのため結果的にはコストを削減することが可能です。
外壁塗装工事には共通工事費という足場組立費や高圧洗浄費がかかってきます。これらの経費だけでも平均25万円はかかります。
この共通工事費のことも含めて考えれば初期費用こそかかってきますが、一度塗装でのメンテナンスを行えば次の塗り替えまで長く期間をあけることができるのでトータル的にはお得な場合があります。
耐候性に優れ紫外線や雨水に強い
フッ素塗料の魅力はなんといってもその耐候性の高さでしょう。
外壁は紫外線や雨風の影響を受けやすく劣化の原因もこれらが影響していることが多いです。そのためフッ素塗料の優れた耐候性は何よりものメリットと言え、変形・変色・劣化を防止する安定性を持っています。
また、雨の力で汚れを一緒に落とす親水性も備わっています。
優れた光沢性
フッ素塗料は光沢性のある塗料です。耐摩耗性に優れているためその光沢は長持ちし、20年でわずか10%しか減少しないと言われています。
※シリコン塗料の光沢は10年で20%減少すると言われていますので、20年でわずか10%しか減少しないフッ素塗料の光沢持続性は素晴らしいことがわかります!
フッ素塗料のデメリット
価格が高い
フッ素塗料の最大のデメリットは価格が高いことです。
価格については目次4「フッ素塗料とその他外壁塗料を徹底比較」でもお話しますが他の一般的な外壁塗料と比べ高価になっています。
塗膜が硬い
フッ素塗料は他の塗料と比べ、塗膜が硬いのが特徴です。
塗膜が硬いということは、地震など突発的な揺れでひび割れが生じやすく、コンクリートやモルタルなどの外壁材には不向きであると言われています。
次の塗り替えも必ずフッ素塗料でしないといけない
フッ素塗料は高い防汚性を持つことからフッ素塗料以外の塗料を塗布すると密着性が悪くなってしまいます。そのため次回の塗り替え時も必ずフッ素塗料での塗装をしないといけないようになっています。
フッ素塗料での外壁塗装をおすすめできるケース
では、これらのメリットデメリットすべての特徴をふまえ、フッ素塗料での外壁塗装をおすすめできるケースについてお話したいと思います!
とにかく長持ちさせたい!何度もメンテナンスをしたくない方
フッ素塗料のメリットでもお話させていただいた通り、フッ素塗料は耐用年数が長いことから定期的なメンテナンス頻度が他の塗料と比べて短いのが特徴です。
※通常塗料では10年に一度の外壁塗装を推奨しております。
そのため何度も何度もメンテナンスをするのは億劫…。少しでも長持ちさせたい!という考えのお客様には向いている塗料でしょう。
大型施設やビル・マンションなどの外壁塗装
フッ素塗料は耐用年数が長く雨水で汚れも一緒に落とすといった特徴もあるため、高層の商業施設やビル・マンションなどにも多く使用されています。実は、東京スカイツリーや六本木ヒルズなどにも使用されているんですよ😊
マンションのオーナー様にもぜひおすすめしたい塗料です!
関連記事☞アパート・マンションのオーナー様へ
光沢感のある仕上がりがお好きな場合
フッ素塗料は光沢があり高級感ある仕上がりになるのが特徴の一つです。またその光沢持続性にも優れているとお話しましたね。
つまり光沢感ある仕上がりがお好きな方にはおすすめできる塗料です😊
フッ素塗料での外壁塗装をおすすめできないケース
続いては、反対にフッ素塗料での外壁塗装をおすすめできないケースについてお話していきたいと思いますのでぜひご一読ください。
とにかく経費を抑えたい方
フッ素塗料の価格は外壁塗料のなかでも高価な方です。少しでも経費を抑えて外壁塗装をしたいとお考えのお客様には不向きな塗料であるといえます。
コンクリートやモルタルの外壁
フッ素塗料のデメリット編でもお伝えしました通り、フッ素塗料は塗膜が硬いためコンクリートやモルタルの外壁に塗布すると乾燥収縮し、ひび割れしやすいと言われています。
モルタルなどの外壁には弾性タイプの塗料を使用することをおすすめしております。
マット感がある仕上がりがお好きな場合
マット感のある外壁がお好きな方にはフッ素塗料での外壁塗装はおすすめできません。
もう一度こちらのお写真をご覧になり、どちらのタイプがお好きか検討してみましょう!
フッ素塗料とその他外壁塗料を徹底比較【価格と耐久年数】
こちらのグラフは主な外壁塗料を価格と耐久年数で比較した図です。
耐久性(長い順) | 価格帯(安い順) | |
1位 | 無機塗料 | アクリル塗料(1000~1800円/㎡) |
2位 | フッ素塗料 | ウレタン塗料(1700~2500円/㎡) |
3位 | ラジカル塗料 | シリコン塗料(2300~3500円/㎡) |
4位 | シリコン塗料 | ラジカル塗料(2200~4000円/㎡) |
5位 | ウレタン塗料 | フッ素塗料(3500~4800円/㎡) |
6位 | アクリル塗料 | 無機塗料(3500~5500円/㎡) |
フッ素塗料は耐久性が上から2番目の長さで価格も上から2番目に高額になっています。
※フッ素塗料を一般的な30坪の2階建てで使用した場合、約80万円(共通工事費含む)
塗料を種類別に比較している記事がございます。詳しくはこちらからご覧ください。
関連記事☞ 外壁塗装の塗料を種類別に比較【特徴とおすすめのポイント】
代表的なフッ素塗料3選と施工事例
関西ペイント:アレスアクアセラフッ素
超防汚性機能をもつ関西ペイント製のアレスアクアセラフッ素です。耐候性にも優れ弊社でも人気のある塗料です。
関西ペイントアレスアクアセラフッ素を使用した施工事例(松原市)
エスケー化研:水性セラタイトF
続いてご紹介するのがエスケー化研のセラタイトFです。大気中の排気ガスや粉塵による汚れが付着しにくい構造のため人気のある塗料です。
エスケー化研セラタイトFを使用した施工事例(羽曳野市)
日本ペイント:ファイン4Fセラミック
最後にご紹介しますのが、日本ペイントのファイン4Fセラミックです。バイオ技術によりカビや藻を防ぐ力を発揮し長期にわたって美観を維持できる塗料です。
日本ペイントファイン4Fセラミックを使用した施工事例(羽曳野市)
優れた耐候性と耐久性のフッ素塗料 まとめ
フッ素塗料チェックリスト
✓長持ちさせたいならフッ素塗料をご検討してみては?
✓初期価格は高いけれど、長い目でみればメンテナンス費用を節約できる
✓光沢感のある高級な仕上がりに♪
✓雨や紫外線に強いので汚れの付着が心配な方にもおすすめ
✓大型施設やビル・マンションにも向いています
✓逆にモルタルなどひび割れしやすい外壁には不向き
南大阪ペイントセンターではお客様のご予算やお家の状態にあった塗料や塗装プランをご提案しております。お気軽にご相談くださいね😊
最後までお読みいただきありがとうございました。