こんにちは!
南大阪ペイントセンターキタヤマです
皆様はお住まいの各部位の名称についてご存じですか?
屋根や外壁など大まかな部位はわかる!という方もいらっしゃるかと思いますが、なかなか細かな部位まで把握しているという方は少ないのではないでしょうか?
家の部位の名称を知っておくと便利!
屋根や外壁、お住まいのメンテナンスをされる際に名称がわからなければどこがどこの事なのか説明できなかったり、反対に業者に説明された時もどこの事を言っているのかわからなかったりすると困ってしまいますよね…。
そこでこちらの記事では、屋根まわり・外壁まわり・玄関まわり・ベランダまわりなどお住まいの各部位名称についてご説明していきたいと思いますのでぜひご一読ください😊
実際の施行事例やお客様の声も部位名称ごとに掲載しております。ご参考に!
記事の最後には部位ごとにわけた弊社で実際に実施させて頂きました施工事例やお客様の声の掲載もございますのでご参考にご覧ください!
1. 屋根の部位名称について
1-1. 破風(はふ)
1-2. 鼻隠し(はなかくし)
1-3. 軒天(のきてん)
1-4. ケラバ
1-5. 大棟(おおむね)
1-6. 隅棟(すみむね)(下り棟(くだりむね))
2. 外壁まわりの部位名称について
2-1. 入り隅・出隅(いりずみ・でずみ))
2-2. 幕板(まくいた)
2-3. 庇(ひさし)
2-4. 雨戸(あまど)
2-5. 戸袋(とぶくろ)
2-6. 矢切り(やぎり)
3. 玄関まわりの部位名称について
3-1. 塀(へい)
3-2. 門(もん)
3-3. 門扉(もんぴ)
3-4. アプローチ
3-5. 玄関ポーチ
3-6. 犬走り(いぬばしり)
4. 雨を排水する部位名称について
4-1. 雨樋(あまどい)
4-2. 軒樋(のきどい)
4-3. 竪樋(たてどい)
4-4. 集水器(しゅうすいき)
4-5. 這樋(はいどい)
4-6. エルボ・呼び樋・つかみ金物
5. ベランダなどの部位名称について
5-1. ベランダ
5-2. バルコニー
5-3. 笠木(かさぎ)
5-4. パラペット
1. 屋根の部位名称について
1-1. 破風(はふ)
屋根の三角▲になっている部分を【破風】と言います。ここに取り付けられている板を【破風板】といいます。破風には主に、防風・防水・防火の三つの役割があります。
関連記事☞ 破風とは?役割と重要性、劣化した際のデメリットを解説
破風の劣化は雨漏りや破風板落下など建物や人を傷めつける可能性がございます。また劣化を放置したままにしているとどんどん建物の寿命を短縮してしまい余計な修理費用もかかりますので定期的なメンテナンスや補修が必要です!
詳しくはこちらをご覧ください
藤井寺市にてサイディング目地と破風板劣化のお家【施工事例】
1-2. 鼻隠し(はなかくし)
軒先に設置されたこちらの赤で囲んだ板材の事を【鼻隠し(はなかくし)】と言います。
鼻隠しは屋根の強度をあげる役割、垂木の腐食を防止する役割があり、雨樋を取り付ける重要な部位でもあります。
1-3. 軒天(のきてん)
建物からのびている屋根の裏側部分のことを【軒天(のきてん)】と言います。軒天は延焼防止などの役割があります。
関連記事☞ 八尾市軒天塗り替え工事 軒天の役割や必要性について
軒天は普段、塗装をしていることによって防水機能が成り立っていますが経年により徐々に塗装が剥がれてきます。これは軒天を守る塗膜が剥がれ防水機能が低下したサインですので定期的な塗装によるメンテナンスが必要になってきます(10年に一度を推奨)
軒天の防水機能が低下すると…軒天が腐敗しそこからハクビシンやイタチなど害獣の侵入を許してしまうケースもありますので注意が必要です!
軒天塗装の施工事例はこちら
八尾市軒天塗り替え工事のご依頼をいただきました【施工事例】
1-4. ケラバ
雨樋がついていない方の屋根の端部分を【ケラバ】といいます。ケラバは建築部材ではなく場所を示す名称です。
ケラバには、日当たりの調整・雨の吹き込み防止・外壁を紫外線から守るといった役割があります。
1-5. 大棟(おおむね)
屋根の頂上で屋根と屋根が重なる部分を【大棟(おおむね)】といいます。この箇所に棟板金を被せ雨の侵入を防いでいます。この大棟は建物の中でも一番風の影響を受けやすく台風被害も多く見られますので定期的な点検が必要な箇所の一つです。
※台風で飛散した大棟(棟板金)の様子
実はこの棟板金は飛散被害のお声が多く寄せられます。これは風雨の影響を受けやすいのは当然ですが、板金を固定している釘の浮きや腐食が原因で起こります。または、棟板金固定のための貫板(下地)が雨で腐食しているといった原因でも起こりやすいのです。
屋根の上、特に棟板金は経年劣化しやすい箇所です。しかし一般の方が気軽に点検できない箇所でもありますので業者での定期的な点検やメンテナンスがとても重要です!
関連記事(メンテナンスの様子)
松原市にて屋根棟板金設置
1-6. 隅棟(すみむね)(下り棟(くだりむね))
屋根の流れに沿って隅の軒にむかう棟を【隅棟(すみむね)】または【下り棟(くだりむね)】といいます。
隅棟は方形屋根や寄棟という形状の屋根にある部分です。
2. 外壁まわりの部位名称について
2-1. 入り隅・出隅(いりずみ・でずみ)
【入り隅(いりずみ)】とは、外壁の面と面が合わさった内側にくぼんだ部分の事をいいます。この入り隅が一階部分に4箇所以上ある場合、耐震性が不十分と判断されます。入り隅がない家も存在します。
【出隅(でずみ)】とは外壁の面と面が合わさった外側の角部分のことをいいます。入り隅と異なり出隅はどんな家にも必ず存在します。
2-2. 幕板(まくいた)
【幕板(まくいた)】とは、お写真赤囲み部分のように境界をわけるように設置されている横長の板のことをいいます。ツートンカラーの外壁などに用いられる事が多いです。
※幕板塗装の様子
2-3. 庇(ひさし)
【庇(ひさし)】とは窓や玄関扉の上に取り付けられている部分のことをいいます。雨風の吹き込みを防いだり紫外線や日光を調節する役割があります。
※庇塗装の様子
庇も軒天等と同様、雨の侵入しやすい箇所でもありますので定期的な点検やメンテナンスで雨漏り防止がとても重要になってきます。詳しくはこちらご覧ください。
関連記事☞ 羽曳野市のお客様宅の中塗り・上塗りその他付帯塗装(庇等)について
2-4. 雨戸(あまど)
【雨戸(あまど)】とは窓の外側に取り付けられた戸のことをいいます。強風や豪雨、防犯の役割があります。
※雨戸塗装の様子
雨戸は木材や金属で形成されている事が多いです。木材の場合は塗膜が剥がれ劣化が進むと腐食しやすく、金属の場合はサビやすくなります。
そうなれば本来の雨を弾く力がなくなり雨から建物を守る力を発揮できないので定期的なメンテナンスが必要になってきます。
雨戸塗装でのメンテナンスの様子
堺市から雨戸・サッシ・軒天など付帯塗装のご紹介【施工事例】
関連記事☞ 藤井寺市にて雨戸塗装のご依頼 雨戸塗装の疑問お答えします
2-5. 戸袋(とぶくろ)
【戸袋(とぶくろ)】とは引き戸の扉が収納されるように設置されている箱状のもののことをいいます。
和風住宅でよく見られましたが、近年ではあまり見かけないようになりました。
2-6. 矢切り(やぎり)
【矢切り(やぎり)】とは外壁と屋根の間のスペースのことをいい、雨水があたりにくい箇所なので換気口を設ける事が多いです。
3. 玄関まわりの部位名称について
3-1. 塀(へい)
【塀(へい)】とはお隣のお宅や道路などとの境界に設ける壁や柵などのことをいいます。境界をはっきりとさせる目的以外にもプライバシーを守る役割もあります。
3-2. 門(もん)
【門(もん)】とは家の出入り口付近に設けられた通行のための塀のことをいいます。
3-3. 門扉(もんぴ)
【門扉(もんぴ)】とは門と門の間に取り付けられた扉のことをいいます。
3-4. アプローチ
【アプローチ】とは門から玄関までの道のことをいいます。高低差がある場合は階段が設置されている場合も。
3-5. 玄関ポーチ
【玄関ポーチ】とは玄関前の空間のことをいい、庇が上部にあることがほとんどです。また、浸水防止のため階段が設置されているお宅が多いです。
3-6. 犬走り(いぬばしり)
【犬走り(いぬばしり)】とは建物の外壁に沿って施工された砂利やコンクリートのことをいいます。この犬走りがあることで外壁に雨水や泥が跳ね返らないようになっています。
犬が走れるほどの細い道であることからこの名前がつけられました。
4. 雨を排水する部位名称について
4-1. 雨樋(あまどい)
【雨樋(あまどい)】とは建物に降り落ちた雨を集め、適切な場所に排水する役割を持ちます。
雨樋はいくつもの部品が合わさってできています。この雨樋にもし不具合があれば雨は正しい道順で排水できないようになります。そうなれば直接外壁に雨が降り注ぎ外壁の劣化を促進してしまうことも…。
また、雨樋にゴミや枯れ葉が詰まり水たまりが出来てしまう事もあります。こうなると水の流れがせき止められ本来の排水機能が果たせませんので雨樋の定期的なメンテナンスも必要です。
関連記事☞ 雨樋の役割と塗装のメンテナンスをする必要性があるかを教えて?
関連記事☞ 雨樋の不具合でお困りの方へ 修理できるの?それとも交換?
雨樋メンテナンスの様子
羽曳野市で雨樋修理(ベランダ屋根のポタポタが交換で解決)【施工事例】
4-2. 軒樋(のきどい)
【軒樋(のきどい)】とは軒先に沿って取り付けられた雨樋の部位のことを指します。雨水を排水するために少し勾配をつけて取り付けられます。
屋根に降り落ちた雨水はこの軒樋を通ります。
4-3. 竪樋(たてどい)
【竪樋(たてどい)】とは縦に取り付けられた雨樋のことをいい、軒樋を通って排水されてきた雨水は竪樋に流れこみます。
4-4. 集水器(しゅうすいき)
【集水器(しゅうすいき)】とは流れてきた雨水を一度ここに集めてから竪樋に排水します。軒樋と竪樋が交わる箇所に取り付けられ、じょうごのような役割を担います。
4-5. 這樋(はいどい)
【這樋(はいどい)】とは二階の竪樋に流れる雨水を一階の雨樋に流す役割を持った部位のことをいいます。
4-6. エルボ・呼び樋・つかみ金物
【エルボ】…集水器と竪樋を連結させる部位のこと
【つかみ金物】…雨樋を外壁に固定させる金物のこと
【呼び樋】…竪樋と軒樋を繋げる部品のこと
5. ベランダなどの部位名称について
5-1. ベランダ
【ベランダ】とは外に設置されており且つ、外側に突き出ていて屋根のある形状のことを指します。
5-2. バルコニー
【バルコニー】とは二階以上の室外にあり且つ、屋根のない形状のことを指します。
5-3. 笠木(かさぎ)
【笠木(かさぎ)】とは手すりや塀などの一番上に被せる仕上げ材のことを指します。ベランダやバルコニー、屋上などに取り付けられています。
防水性を高める、外壁を腐食や汚れから守る、美観のためなどの役割があります。
※笠木塗装の様子
笠木は塗膜の剥がれによる防水機能の低下や、シーリングの劣化(笠木のつなぎ目を埋めて設置しているゴムのような素材のもの)による雨水侵入や雨漏り発生のリスクがありますのでこちらも定期的なメンテナンスが必要になってきます。
笠木メンテナンスの様子
松原市で実施した庇の防錆塗装(サビを防止し外観も美しく)
関連記事☞ 外壁の腐食を防ぐ笠木についてご存じですか?役割や劣化症状について
5-4. パラペット
【パラペット】とは外壁と屋根の境界の立ち上がり部分のことを指します。胸壁(きょうへき)や扶壁(ふへき)と呼ぶ場合もあります。パラペットの上部に先程ご説明しました笠木が設置されています。
パラペットには、転落防止、雨水を排水し外壁を守る、美観のため などの役割があります。しかし、定期的なメンテナンスを行わなければ雨漏りしやすいといったデメリットもございますので日頃から点検が必要です。
※パラペットのメンテナンス
6. 施工事例とお客様の声 / まとめ
いかがでしたでしょうか?
家の部位名称にも様々ございます。あらかじめ知っておくことで塗装工事をするにも防水工事をするにも、必ず役立つことかと思いますのでぜひ覚えておきましょう😊
南大阪ペイントセンターではどんな些細なことでもかまいませんのでお気軽にご相談お待ちしております!最後までお読みいただきありがとうございました。
弊社で実施した施工事例とお客様の声 まとめてみました
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