「クリア塗装はどんな仕上がりになるのか」
「クリア塗装はどんな外壁でも施工可能なのか」
以上のようにクリア塗装とはどういった塗装なのかとお思いではないでしょうか。
クリア塗装とは、無色透明塗料を塗布して外壁のデザインをそのまま残せる方法です。凹凸のあるデザインやタイルなど、お気に入りの外壁のデザインを変えたくない方にはおすすめの塗装になります。弊社のクリア塗装の施工事例から、クリア塗装の仕上がりをご覧いただきたいと思います。
- クリア塗装とは無色透明塗料を塗布して仕上げる方法です
- クリア塗装で仕上げるメリット
- クリア塗装で仕上げるデメリット
- クリア塗装がおすすめできない3つの外壁
- クリア塗装できない場合のおすすめの塗装方法
クリア塗装のメリット・デメリットから、ご自宅がクリア塗装に向いているかご判断いただきたいと思います。

榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。

橋本卓哉
雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
1.クリア塗装とは無色透明塗料を塗布して仕上げる方法です
1-1.艶あり:クリアと単色の2色で塗装した施工事例(施工費用約132万円)
1-2.3分艶:タイル調外壁にクリア塗装した施工事例(施工費用約74万円)
1-3.艶あり:クリアと単色の2色で塗装した施工事例(施工費用約107万円)
1-4.艶あり:レンガ調外壁にクリア塗装した施工事例(施工費用約97万円)
1-5.艶あり:艶あり:レンガ調外壁にクリア塗装した施工事例(施工費用約110万円)
2.クリア塗装で仕上げるメリット
2-1.外壁のデザインをそのままにできる
2-2.艶のある外壁にできる
3.クリア塗装で仕上げるデメリット
3-1.外壁のひび割れ補修跡が目立つ
3-2.耐用年数が短い
3-3.早期の塗装が必要
4.クリア塗装がおすすめできない3つの外壁
4-1.チョーキング現象がある外壁
4-2.ひび割れがある外壁
4-3.特殊コーティングした外壁
5.クリア塗装できない場合のおすすめの塗装方法
5-1.多彩模様
5-2.ダブルトーン
6.まとめ
クリア塗装とは無色透明塗料を塗布して仕上げる方法です
クリア塗装とは無色透明塗料を使って外壁表面をコーティングする塗装方法です。
色をつけるのではなく、既存の材質の美しさを活かしながら外壁を保護する目的で施工します。外壁の見た目を変えず、デザインをそのまま残したい方にはおすすめの方法です。
クリアー塗装には艶ありと3分艶があります。艶ありと3分艶の違いはこちらになります。
- 艶あり=艶々のピカッと光るような仕上がり
- 3分艶=艶を抑えて少しマットな仕上がり
艶ありと3分艶のクリア塗装はどういった仕上がりになるのかご紹介いたします。
弊社のクリア塗装の施工事例をご覧いただき、皆様に合ったクリア塗装をお選びいただきたいと思います。
艶あり:クリアと単色の2色で塗装した施工事例(施工費用約132万円)
こちらの住宅は、白色単色のサイディングボードとレンガ調模様のサイディングボードの2種類が使用されています。レンガ調サイディングには現状のデザインを残すクリア塗装をお選びいただきました。
▼クリア塗装のビフォーアフター▼
▼クリア塗装後のレンガ調サイディング▼
今回は艶ありのクリア塗装で施工を行い、無色透明の塗料でコーティングされたような仕上がりになります。
3分艶:タイル調外壁にクリア塗装した施工事例(施工費用約74万円)
こちらの住宅は近くで見ると単色ではなく、御影石のような艶やかで高級感のある模様になっています。
▼タイル調サイディングの外壁▼
こちらにお住いのお客様も現在のデザインを気に入っている為、クリア塗装での施工をご希望されました。クリア塗装は、高級感のある外壁デザインをそのまま残すにはぴったりの施工方法になります。
クリア塗装の上塗りの工程がこちらになります。
▼クリア塗装の上塗り▼
外壁のデザインはそのままで、キラキラと輝いた仕上がりになっています。
汚れが目立っていた外壁も汚れを除去し、クリア塗装でキレイに仕上がりました。
今回の住宅は3分艶を選択されています。
艶々した仕上がりがお好みでない場合は、今回の住宅のように3分艶のクリア塗装をおすすめいたします。
こちらの住宅はベランダ防水工事も同時に施工し、総額約94万円の工事になっています。
艶あり:クリアと単色の2色で塗装した施工事例(施工費用約107万円)
こちらは、1階はレンガ調の模様で2階が単色の住宅になります。「レンガ調のデザインを残したい」とのご要望もあり、1階はクリアー塗装で施工させていただきました。
クリアは外壁の傷やひび割れのカバーに不向な為、あまり築年数が経ちすぎているとクリア塗装ができないケースがあります。1階レンガ調サイディングを点検したところ、大きな劣化症状はなくクリア塗装が可能と判断させていただきました。
艶ありのクリア塗装を施工した為、光沢感が増した仕上がりになりました。
▼艶ありのクリア塗装▼
クリア塗装は無色透明の塗料を使用している為、写真で見るとビフォーアフターの大きな違いは感じにくいかもしれません。しかし、実際に確認すると日光を受けて艶々と光る外観に仕上がっています。
こちらの住宅は屋根塗装も同時に施工し、総額約124万円の工事になっています。
艶あり:レンガ調外壁にクリア塗装した施工事例(施工費用約97万円)
こちらの住宅は築13年ということもあり外壁に目立った劣化はありませんでした。レンガ調サイディングの意匠性をそのまま残せるクリア塗装で施工しました。
もともと目立った劣化がなくキレイな住宅でしたが、艶ありのクリア塗装を施工すると光沢のある仕上がりになりました。
▼クリア塗装で光沢のある仕上がり▼
クリア塗装でレンガ調の雰囲気を損なうことなく、外壁に輝きをプラスし耐久性を確保できます。クリア塗装は無色透明の為、外壁のひび割れなどの劣化箇所を目立たなくカバーするのは難しくなります。そのため、こちらの住宅ようにクリア塗装をご希望の場合は、早めの塗装が望ましいかもしれません。
こちらの住宅は屋根塗装も同時に施工し、総額約116万円の工事になっています。
艶あり:レンガ調外壁にクリア塗装した施工事例(施工費用約110万円)
こちらは、レンガ調サイディングの住宅になります。サイディングボードに目立った劣化がなかった為、レンガ調の意匠性を活かすことができるクリア塗装で施工しました。
艶ありのクリア塗装をご希望されましたので、艶々と光る外観になっています。艶ありのクリア塗装後の外壁がこちらになります。
▼艶ありのクリア塗装後の外壁▼
▼クリア塗装したレンガ調サイディング▼
外観をそのままのデザインで残し外壁に艶を出したい方には、艶ありのクリア塗装はぴったりかもしれません。
クリア塗装で仕上げるメリット
外壁塗装をクリア塗装で仕上げるメリットをご紹介いたします。
- 外壁のデザインをそのままにできる
- 艶のある外壁にできる
外壁のデザインをそのままにできる
クリア塗装は外壁のデザインを変えずそのまま残せます。
外観を大きく変えず、美しさをプラスしデザインや素材の耐久性を確保してくれます。デザインを変えたくない人にとっては、住宅の風格や個性を損なわずに耐候性や保護効果を得るメリットがあるのです。
上記の写真をご覧いただくと、クリア塗装しても塗装前と変わらず重厚感のある外壁はそのままの仕上がりになっています。
外壁のデザインを変えずにメンテナスをしたい方は、クリア塗装を選択肢の一つに考えるといいかもしれません。
艶のある外壁にできる
艶のある外壁にしたい人には、クリア塗装をおすすめいたします。艶ありのクリア塗装をお選びいただくと、艶々と光る外壁に仕上げることが可能です。
上記の写真をご覧いただくと、クリア塗装を施工した外壁には艶が出ているのがお分りいただけると思います。デザインを変えずに艶を出した仕上がりにしたい方には、おすすめの塗装方法になります。
また、クリア塗装は無色透明の塗料の為、見た目が大きく変わることはありません。そのため、デザインは変えたくないけど外壁塗装した実感を得たい方は、艶ありのクリア塗装がぴったりかもしれません。
キレイな艶を出すには適切な下地処理が必要の為、クリア塗装の施工実績がある業者に塗装を依頼するといいでしょう。
クリア塗装で仕上げるデメリット
外壁塗装をクリア塗装で仕上げるデメリットをご紹介いたします。
- 外壁のひび割れ補修跡が目立つ
- 耐用年数が短い
- 早期の塗装が必要
外壁のひび割れ補修跡が目立つ
クリア塗装は無色透明の為、ひび割れ補修跡が目立ってしまいます。
ひび割れの補修にはコーキングを使用するので、そのコーキングの補修材の色がそのまま透けて見えてしまいます。また、ひび割れ補修の後からクリア塗装すると、光の反射などで補修跡がより強調され補修部分が浮いて見える場合もあります。
ひび割れ補修後にクリア塗装した場合と単色塗装した場合のイメージを比較するとこちらになります。
▼ひび割れ補修後の塗装の比較▼
以上のように、クリア塗装では補修跡を隠すことができず、模様の違いがはっきりと出てしまっています。単色塗装では補修跡の上から塗料を塗り重ねる為、色が統一されて補修跡が目立たなくなっています。
ひび割れ補修跡はクリア塗装で隠せないとご理解いただきたいと思います。
耐用年数が短い
クリア塗装は、耐用年数が短くなります。
クリア塗装は、下塗りがなく中塗り→上塗りの2回塗りになります。一般的な塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りです。クリア塗装は塗る回数が少ないので、耐用年数も短くなってしまうのです。
また、一般的な塗料には顔料が含まれており、この顔料が紫外線を遮る役割を果たしています。しかし、クリア塗料には顔料が含まれていません。顔料が含まれていないと紫外線の影響を受けやすく、劣化が進み耐久性が低下しやすくなるのです。
クリア塗装は外壁のデザインを活かせる魅力的な塗装方法です。しかし、紫外線による劣化が進みやすく、耐用年数が短いデメリットがあるとご理解いただきたいと思います。
早期の塗装が必要
クリア塗装を希望の場合は、外壁が劣化する前に早めの塗装が必要となります。
クリア塗装が可能な時期は、外壁が劣化する前の限られたタイミングになります。劣化が進行している外壁は、クリア塗装ができなくなってしまいます。劣化している外壁の上からクリア塗装すると、透明であるが故に劣化状態を隠すのが困難になるからです。
立地環境によって紫外線や雨に晒され、住宅が色褪せて劣化が進行する場合もございます。そのため、「まだ大丈夫」と思っていると、クリア塗装ができない状態になってしまう可能性があります。
クリア塗装をご希望の方は、外壁塗装を推奨している10年以内にメンテナスを施工するようお願いいたします。
今のデザインをそのまま残しながら長持ちさせる為にも、早めの塗装を検討していただきたいと思います。
クリア塗装がおすすめできない3つの外壁
クリア塗装での施工がご希望でも、クリア塗装がおすすめできない外壁がございます。
- チョーキング現象がある外壁
- ひび割れがある外壁
- 特殊コーティングした外壁
以上の外壁がクリア塗装がおすすめできない理由を詳しくご紹介いたします。
チョーキング現象がある外壁
外壁にチョーキング現象があると、クリア塗装はおすすめできません。チョーキング現象とは、外壁に触れると白い粉が付く状態のことを言います。
チョーキング現象があると白い粉がクリア塗装の下に入り込んでしまい、密着性や耐久性を損ねる恐れがあります。その為、チョーキングの白い粉が塗料と混ざり、白くぼやけた仕上がりになってしまうのです。
白くぼやけるとクリア塗装の無色透明の良さが損なわれてしまいます。そのため、チョーキング現象のある外壁はおすすめできないと留意いただきたいと思います。
チョーキング現象について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考になさってください。
チョーキング現象とは?触れると付着する粉は外壁塗装の寿命のサイン
ひび割れがある外壁
外壁にひび割れなどの大きな傷があると、クリア塗装がおすすめできません。
クリア塗装は無色透明の塗装の為、下地の状態が透けて見えてしまいます。ひび割れがそのまま見えてしまい、美観を損ねてしまう可能性があります。
前項でお伝えした通り、クリア塗装は艶のある仕上がりになります。その為、ひび割れがあると、艶がさらにひび割れを強調してしまう恐れもあるのです。
実際に、クリア塗装をご希望されていましたが、細かなひび割れがあり単色塗装に変更された事例がこちらになります。
こちらの住宅は、外壁とベランダのレンガ調サイディングにクリア塗装をご希望でした。しかし、ベランダにヘアークラック(細かなひび割れ)があった為、ベランダは補修跡を隠すために単色塗装で施工しました。
▼ベランダはひび割れがあり単色塗装に変更▼
外壁のレンガ調サイディングの部分は、ひび割れなどの劣化がなくクリア塗装で施工しました。
▼外壁のレンガ調部分のクリア塗装▼
ひび割れがある外壁は補修跡を隠すことができないので、クリア塗装がおすすめできないとご理解いただきたいと思います。
特殊コーティングした外壁
光触媒・無機塗料・フッ素塗料などで特殊コーティングした外壁には、クリア塗装はできない可能性があります。これらの外壁にクリア塗装すると、早期に塗膜が剥がれてしまう恐れがあるからです。
特殊コーティングは、外壁の耐久性や防汚性を高める機能を持っています。その為、クリア塗装で施工すると塗料の密着が悪くなってしまうのです。
最近では、特殊コーティングした外壁にクリア塗装が可能な塗料も販売されています。ご自宅が特殊コーティングした外壁でも、クリア塗装が可能か業者の方に相談するといいでしょう。
クリア塗装できない場合のおすすめの塗装方法
「クリア塗装でデザインを変えたくなかったけどおすすめできない3つの外壁に該当してしまう」という方に!
クリア塗装以外にも外壁のデザインの意匠性をそのまま活かせる塗装方法があります。それが、こちらの2つの方法になります。
- 多彩模様
- ダブルトーン
以上の2つの塗装方法について、実際の仕上がりをご覧いただきご参考になさってください。
多彩模様
一つ目の塗装方法は、多彩模様になります。
多彩模様は塗料の中に様々な模様のチップが含まれています。本物の天然石のような風合いに仕上げるのが可能になります。
弊社で施工した多彩模様の施工事例がこちらになります。
▼多彩模様の施工事例▼
近くでご覧いただくとこちらになります。
▼多彩模様▼
凹凸のある外壁の意匠性をそのまま活かし、天然石のような風合いで高級感のある仕上がりになっています。
その他にも弊社で施工した多彩模様の仕上がりがこちらになります。
▼多彩模様の仕上がり写真▼
以上のようにクリア塗装ができなくても、多彩模様だと外壁のデザインはそのままで高級感のある仕上がりになります。
ダブルトーン
二つ目の塗装方法は、ダブルトーンになります。
1枚の壁に色を2色塗り重ねながら色を分けて外壁塗装をすることを言います。外壁部分と目地部分との色分けができ立体感のある仕上がりになります。
弊社で施工したダブルトーンの施工事例がこちらになります。
▼ダブルトーンの施工事例▼
こちらの住宅にお住まいのお客様は、玄関廻りの外壁模様を活かしたクリア塗装をご希望でした。しかし、紫外線が非常に当たりやすい立地ということもあり、塗膜の劣化が見られました。クリアー塗装だと美観を維持することが難しく、ダブルトーンで塗装を行いました。
玄関廻りの模様を活かしたダブルトーンの仕上がりがこちらになります。
▼玄関廻りのダブルトーン▼
塗装前の多彩模様も高級感のある仕上がりでしたが、ダブルトーンも外壁模様を活かした重厚感が感じられます。
クリア塗装ができない場合でも、ダブルトーンで住宅の外壁模様を活かした仕上がりが可能になります。
ダブルトーンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考になさってください。
まとめ
クリア塗装とは、無色透明塗料を塗布して外壁のデザインをそのまま残せる塗装方法です。クリア塗装には艶ありと3分艶があります。
- 艶あり=艶々のピカッと光るような仕上がり
- 3分艶=艶を抑えて少しマットな仕上がり
皆さまの好みに合わせてお選びいただけます。
クリア塗装をご希望の方は、メリットだけでなくデメリットもご理解いただき施工をお考えいただきたいと思います。
クリア塗装がおすすめできない外壁がこちらになります。
- チョーキング現象がある外壁
- ひび割れがある外壁
- 特殊コーティングした外壁
以上のようにクリア塗装がおすすめできない外壁の場合、多彩模様かダブルトーンでの塗装がおすすめです。どちらの塗装方法も外壁のデザインを活かした塗装が可能で、高級感のある仕上がりにすることができます。
南大阪ペイントセンターでは、クリア塗装の施工事例が多数ございます。クリア塗装をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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