こんにちは!南大阪ペイントセンターキタヤマです
コーキングとは外壁と外壁の隙間を埋める継ぎ目のようなものです。主な役割として外壁内部に雨水が侵入しないようにしお住まいの劣化を防ぐ役割があります。
他にはどんな役割があるのでしょうか?また、コーキングにどんな症状があればメンテナンスが必要なのでしょうか?
こちらの記事ではそんなコーキングについての基礎知識をまとめておりますのでコーキング工事をご検討されている方やコーキングについての知識を蓄えたい方などぜひご一読ください😊
▼こちらの記事でわかる内容
・コーキングが必要な理由
・メンテナンスが必要なコーキングの劣化症状
・コーキング工事の方法や参考費用
・コーキングとシーリングのちがい など
1.コーキングとは外壁の継ぎ目のことです
2.コーキングとシーリングは基本的には同じもの
3.コーキングに常にメンテナンスやリペアが必要な3つの理由
3-1.外壁のひび割れを防ぐため
3-2.雨漏りや水漏れを防ぐため
3-3.外壁の補修のため
4.コーキングのメンテナンスをすべきか判断する方法3選
4-1.コーキングが縮んでいるかチェックする
4-2.ひび割れがあるかチェックする
4-3.破断があるかチェックする
5.コーキング工事の2つの方法とそれぞれの費用や施工事例
5-1.増し打ち工事(¥450~¥800/m)
5-2.打ち替え工事(¥750~¥1000/m)
5.コーキングの劣化に困ったら外壁塗装業者にご相談を!
6.まとめ
コーキングとは外壁の継ぎ目のことです
コーキングとは外壁材と外壁材の隙間を埋めるように打設されており雨水の侵入を防ぎ建物の防水性や気密性を向上させる役割を担っています。
また、地震などの突発的な振動に対しては、コーキング材が打設されていることで衝撃が分散され破損やひび割れを防ぐ役割も担います。
シリコン系や変形シリコン系など用途によって使用するコーキング材は異なりますが外壁には主に変形シリコン系のコーキング材が使用されています。
コーキングとシーリングは基本的には同じもの
お客様から「コーキングとシーリングは何がちがうの?」といったご質問をよく頂きます。結論から申し上げますとコーキングとシーリングは同じものです。
建築業界では同義語として扱われていますが、職人や会社・地域によって呼び方が統一されていないことが混乱を招いてしまう原因であるでしょう。
コーキングに常にメンテナンスやリペアが必要な3つの理由
ここからは外壁にコーキングが必要な理由を3つご紹介していきたいと思います。
外壁のひび割れを防ぐため
このダメージに耐えきれなくなったときに外壁はひび割れを引き起こしやすく破損にも繋がります。
そうしたことを防ぐために外壁材と外壁材の隙間にコーキングを打設することによって衝撃が分散され緩衝材のような役割を担ってくれています。とっても重要な役割ですよね!
雨漏りや水漏れを防ぐため
冒頭でも少しお話させて頂きましたがコーキング材を充填させることによって雨水の内部侵入を防ぎ雨漏りや水漏れ対策を担っています。
建物の最大の敵はずばり「水分」です。水分が内部に侵入してしまいますと建物自体の寿命も縮まります。建物の寿命を延ばし快適な暮らしを送るためにはコーキングはとっても重要な存在です!
※室内の雨漏り
外壁の補修のため
また、外壁に大きなひび割れ(幅0.3mm以上の構造クラック)があった場合コーキングを使用して隙間を埋めることがあります。
ひび割れ部分にコーキング材を充填させることによって隙間からの雨水侵入を防いでいます。このように外壁補修の際にコーキングが使用されることもあります。
コーキングのメンテナンスをすべきか判断する方法3選
ここまではコーキングの主な役割をお話させて頂き、建物にとってとても重要な存在であることがおわかり頂けたかと思います。
そんなコーキングですがもちろん寿命はあります。紫外線や雨風の影響を受けやすいことから約7~10年程度で徐々に硬く硬化し劣化していきます。(元々はゴムのような弾力性のある素材でできている)
では具体的にどのような症状が見られましたらメンテナンスが必要であるのか上から危険度が高い順に詳しくご説明していきたいと思います。
破断があるかチェックする
コーキングが破断していないか確認しましょう。特にこちらのお写真のように中の下地(青いテープ)が見えている場合は注意が必要です。
↑破断箇所をより拡大した写真。
破断…亀裂やくびれが生じて断ち切れてしまった様子。
こちらはこれからご説明するひび割れよりも劣化が進行した状態で危険度は一番高い状態です。より雨漏りに直結しやすい症状ですので早急な対処が必要です。
ひび割れがあるかチェック
コーキングにひび割れがある場合、できる限り早急なメンテナンスが必要です。
紫外線や雨の影響を受けることによって硬く硬化したコーキングはひび割れが生じてしまいます。これは施工不良ではなく経年劣化の一種ですので避けては通れません。
ひび割れした箇所から雨水が侵入してしまいますと雨漏りや躯体の腐食・シロアリ被害などのリスクが高まりますので放置は厳禁です!
コーキングが縮んでいるかチェックする
こちらのお写真のようにコーキングが縮み、隙間が出来ている場合は注意が必要です。これは弾力性がなくなり硬く硬化したことによってコーキングの厚みが薄くなってきたため生じます。
上記でご説明させて頂いた破断やひび割れに比べ緊急度はありませんが今後どんどん劣化が進行してしまいますので早急な対処をされることをおすすめしております。
コーキング工事の2つの方法とそれぞれの費用や施工事例
ここからはコーキングの工事にはどのような種類があるのか、2つの方法にわけてご説明していきたいと思います。また、実際の事例もご紹介させて頂きますのでぜひご参考にご覧ください。
増し打ち工事(¥450~¥800/m)
増し打ち工事とは、既存のコーキング材の上から新しいコーキング材を充填させていく工法です。
増し打ち工事の工程
1.既存コーキングの汚れを清掃しプライマーという接着剤のような役割のものを塗布する
2.コーキング材を既存のコーキングの上から塗布する(養生からはみ出さないように丁寧に)
3.専用のヘラで平にならし乾燥させたら完成
増し打ち工事の参考費用
増し打ち工事の参考費用 |
¥450~850/mあたり |
増し打ち工事をおすすめする事例
1.サッシ周りなど
既存コーキングを撤去することによって外壁材や内部の防水紙を傷つけるリスクのある場合には増し打ち工法を実施します。入隅(いりずみ)まわりなども外壁材を傷つけるリスクがありますので増し打ち工事を推奨。
・ALC外壁の一度目のメンテナンス
ALC外壁のコーキング工事にも増し打ち工事を実施しております。ALC外壁は他の外壁材に比べ厚みがあるため溝が深く上からコーキング材を充填する増し打ち工事でも十分とされているからです。
しかし二度目のメンテナンスをされるALC外壁では厚みがほぼなくなっているため増し打ち工事ではなく打ち替え工事を推奨しております。
増し打ち工事の施工事例
富田林市にてコーキングの増し打ち工事をした事例(費用約1.8万円)
※こちらの費用はコーキング増し打ち工事のみの価格です。足場費などは含まれておりません。
打ち替え工事(¥750~¥1000/m)
打ち替え工事とは既存のコーキング材を撤去したあと新しいコーキング材を充填させる工法です。
打ち替え工事の工程
1.古い既存のコーキングをカッターで撤去する
2.溝に溜まった汚れを清掃する
3.プライマーという接着剤のような役割のものを塗布する
4.新しいコーキング材を奥までしっかりと充填させ専用のヘラで平にならしたら完成
打ち替え工事の参考費用
打ち替え工事の参考費用 |
¥750~1000/mあたり |
基本的には打ち替え工事を推奨
外壁のコーキング工事を行う際は、基本的には打ち替え工事を推奨しております。上記のサッシ周りやALC外壁(一度目)の場合以外では打ち替え工事を行い耐久性を確保することが重要になります。
費用は増し打ち工事に比べ少し高くなりますが、快適な暮らしと建物の寿命を延ばすためには打ち替え工事を行いましょう。
打ち替え工事の施工事例
河内長野市にてコーキングの打ち替え工事をした事例(約2.7万円)
※こちらの費用はコーキング増し打ち工事のみの価格です。足場費などは含まれておりません。
コーキングの劣化に困ったら外壁塗装業者にご相談を!
コーキング劣化は雨漏りなどお住まいの寿命を左右してしまうため、適切なメンテナンスが必要です。
DIYでのメンテナンスも可能ですが、素人の方が補修されますと細部まできちんと隙間を埋めることが難しく再度劣化が進行してしまうケースが多いです。やはり業者に依頼した方が将来的にも安心であると断言できます。
南大阪ペイントセンターではコーキング専門職人も在籍しております。ご安心してお任せください!コーキングの点検や見積もり依頼は無料で実施させて頂きます。その後の無理な勧誘やセールスなどは一切致しませんのでお気軽にお問合せくださいね!
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まとめ
以上、コーキングについてお話させて頂きました。
・コーキングとは外壁の継ぎ目のこと
・コーキングとシーリングは同義語
・コーキングは雨水の侵入やひび割れを防ぐためとっても重要な役割を担っている
・コーキング補修は増し打ち工事と打ち替え工事が基本
最後までお読みいただきありがとうございました。