塗装に不向きな屋根材第3弾の今回は、積水化学工業のセキスイかわらUです。

榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。

橋本卓哉
雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
セキスイのかわらUとは?
かわらUの問題点
1990年8月以降に製造されたかわらUは、以前のような信頼性の高い屋根材ではなくなり、早ければ5年も経たないうちに表面の剥離や割れといいった症状が現れるようになりました。
新築、もしくは葺き替えで施工されてから10年以上経過したかわらUは点検の際には上を歩くことが出来ないほど脆く、まともに調査が出来ない場合もあります。
そのため、2007年には販売が中止となりセキスイは瓦事業からも撤退しています。
塗装できる場合もあるがレアケース

新築の瓦の様にキレイに仕上がりました。