最近の屋根塗装は遮熱塗料や断熱塗料を使うことが一般的になってきました。遮熱塗料ではメジャーなメーカーである関西ペイントのアレスクールや、日本ペイントのサーモアイ、断熱塗料といえば、日進産業のガイナなどが有名です。
そこで今回は、弊社が遮熱塗料でおすすめしている関西ペイントのアレスクールをご紹介いたします。
アレスクールは、F(フッ素樹脂)とSI(シリコン樹脂)とU(ポリウレタン樹脂)があり、水性タイプと油性タイプがあります。長期間の保護にはフッ素、また臭いが気になるような環境下では水性タイプが選べます。水性と油性での品質の違いについてよくご質問いただきますが、違いはありません。ひと昔前の水性塗料は数年のうちに捲れてくるという現象もありましたが、現在では心配ありません。
遮熱性能は?
遮熱効果は、パンフレット上では最大-20度との記載があります。いろんな条件下で変化があると書かれています。上記写真の実験では、夏季の屋根の表面温度が-15度です。室内温度が-5度下がったとのことです。
色によって遮熱性能が全く違う
遮熱性能は色によって違います。アレスクールはわかりやすく、クールレベルを5段階で表示しています。クールレベルが高いほど、反射性能が高いので遮熱効果が高いといえます。
色による遮熱性能の違いをパンフレットから引用します
アレスクールは特殊顔料を使用しているので、どの色でも、同じ色同士を比較すれば一般の塗料より効率よく赤外線を反射します。ですが、その反射率は色によって違いがあります。暗く濃い色ほど反射率が低くなり、明るく薄い色ほど反射率は高くなるのです。つまり、遮熱塗料といえども、黒系の遮熱塗料の場合、白系の一般塗料の方が遮熱性が高くなることがあります。それほど色選びは遮熱に大きく影響するので、色の濃度に考慮することも重要となります。・・・。(関西ペイント アレスクールパンフレットより引用)
濃い色はクールレベルが低いです。
明るく、淡い色はクールレベルが高いです。
遮熱塗装への過度な期待はしない方がいいかも
遮熱塗装が発売してから何年も施工させていただいて思うことは、表面温度は下がりますが、部屋の室温はパンフレットほどの効果を実感しているお客様が少ないと感じています。その他のメーカーや断熱塗料に関しても同じように思います。
しかし、遮熱塗装と通常の屋根塗料の金額差はさほどありませんので遮熱塗装にしておくのはいいと思います。
遮熱や断熱を本気で取り組みたいというのであれば、窓が室温に与える影響が大きいので、窓のリフォームや遮熱性カーテン、遮熱や断熱塗料を組み合わせると効果があると言われています。
遮熱や断熱塗装に関しての疑問やご質問などございましたらお気軽に南大阪ペイントセンターまでご連絡ください!