✓ご依頼までの背景
大阪市住吉区の築24年の大和ハウスにお住まいのお客様よりお問い合わせフォームから外壁塗装工事のお見積りの相談をいただきました。
大和ハウスの定期点検を受けられたところ塗装工事が必要との診断があり、工事の見積もり提案があったようです。
提案を受けた見積もり金額があまりに高額でしたので、大和ハウスの施工実績が多いことから南大阪ペイントセンターへご連絡をいただきました。
建物全体の調査に約1時間いただき、後日見積書をお持ちするという流れで点検を行います。
外壁には窯業系サイディング、屋根にはカラーベストが使用されている大和ハウスでよく見られる仕様です。
全体的な塗膜の汚れが確認でき、特に痛みが見られたのは外壁の目地に施工されている湿式目地(コーキング)のひび割れです。
又、窯業系サイディングには大和ハウスの専用塗料DLコートが施されているので、適正な下地処理を行わないと膨れなどの不具合が出てしまいます。
そのため、外壁全体の傷んだ湿式目地から新しいコーキングへと打ち替える工事と、DLコートに適した下地処理を行う塗装工事を提案いたしました。
塗装のデザインやイメージについてお客様のご意向を伺い、後日使用する塗料別に計3プランの見積書と明細書をお持ちして、屋根・外壁塗装工事のご成約をいただきました。
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは大阪市住吉区で実施した大和ハウスの外壁調査とお見積りの内容を紹介しています。
▼大阪市の外壁塗装業者選びについてはこちらの記事で解説をしています▼
大阪市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者
ハウスメーカーからの高額見積もりがご依頼のきっかけ
メーカー | 大和ハウス |
築年数 | 24年 |
きっかけ | 大和ハウスの定期点検を受けて |
外壁 | 窯業系サイディング |
屋根 | カラーベスト |
今回お見積りに伺った大和ハウス施工の住宅です。
大和ハウスの定期点検を受けられたことがきっかけで、弊社にお見積もりのご依頼をいただきました。
お客様のご意向としては以下のとおりです。
- 大和ハウスの定期点検後のお見積もりが高かった
- 外壁のコーキング工事、外壁塗装、屋根塗装を検討
- 経年劣化による雨水の浸透が心配
実際に雨漏りの症状はありませんが大和ハウスの定期点検を受けて不安が増したようです。
たしかに外壁の目地のコーキングの劣化を数年放置すると外壁の浮きや反りには繋がりますが、内側に防水シートが施工されているのですぐに雨漏りに直結するわけではないのでご安心ください!
しっかりと建物全体を拝見して最適な工事プランを探らせていただきますので、よろしくお願いいたします!
お問い合わせから見積書を貰うまでの流れは以下に詳しく紹介しています。
関連ページ:お問い合わせから見積書を貰うまでの流れと受付の方法
ハウスメーカーの建物全体の点検調査
外壁には窯業系サイディングと呼ばれる、外壁材が使用されています。
最近の戸建て住宅ではほとんど窯業系サイディングが仕様されるケースが多いですよ。
外壁材の特定は仕様書を見ていただくのが一番確実です。
大和ハウスの場合最近では難付着サイディングと呼ばれる、特別な下塗り塗料が必要な外壁材が使用されているケースが目立ちます。
特に築15年前後の戸建てに多い印象を受けます。
こちらの大和ハウスは通常の窯業系サイディングですが、大和ハウス独自のDLコートという特殊な塗装が施されています。
何の知識もなく適正な下地処理をしないまま塗装してしまうと、膨れがおきて塗装が長持ちしてくれません。
一般的な戸建て住宅の窯業系サイディングと同じと思って塗ってしまうと、膨れによって早期剥がれの原因となります。
ハウスメーカーの営業担当から「メーカーでしか塗装が難しい」と言われたと耳にする機会が多いですが、メーカ独自の外壁の仕様に関係するのです。
南大阪ペイントセンターでは以前ハウスメーカーを担当していた職人も多数在籍していますので、各メーカーの細かな仕様についても安心してお任せください!
サイディングボード同士の継ぎ目は縦に目地があります。(写真中央)
目地には雨や湿気が入り込まないように、ボンドのような材料であるコーキングが埋め込まれているケースがほとんどです。
メーカーではコーキングやシーリングのことを湿式目地と呼ぶ場合もあります。
目地を点検するとコーキングが細かくひび割れているので、雨水や湿気がサイディングボード内に入り込んでしまいます。
ひび割れが進行して目地自体がなくなっている部位もありますね。
雨水や湿気がサイディングボード内に入り込むと、内側に湿気がこもり外へと外壁を押し上げてサイディングボードの浮きや反りへと繋がります。
そのため建物全体の目地にコーキング打ち替え工事が必要です。
大和ハウスなどのハウスメーカーの塗装が難しいとされる理由は外壁材だけではありません。
写真はサッシ廻りを近くで撮影したものですが。
本来サッシ廻りには防水目的でコーキングが施工されているが、コーキングが見えませんよね。
実はサッシの枠の部分を取り外さないと、コーキング工事が施工できない仕様になっているのです。
もしも経験不足な職人が二重になったサッシ枠を理解しない状態で施工をしてしまうと、枠の廻りにコーキングを打つだけといった事態に陥る可能性も考えられます。
写真は施工中のものです。
サッシの枠を取り外してコーキング工事をするのが正解です。
写真赤枠がコーキング工事を施工する部位なのです。
外壁以外の部位も塗装で保護することで、美観が良くなるだけではなく耐久性も良くなります。
雨樋をはじめとした付帯部も塗装のご提案をいたしました。
屋根にはカラーベストが施工されています。
カラーベストは非常に薄いため、梯子で直接登って点検を行うと歩く際の重みで割れてしまう可能性があります。
そのため、ドローンでできる限り近くを撮影して調査を行います。
カラーベストの防水性は塗装依存です。
塗膜が切れた状態のまま長年経過するとカラーベスト自体に水分が含まれ脆くなります。
ですが塗装でカラーベストを保護してあげることで、再び防水性が復活しますのでご安心ください!
天窓(トップライト)の廻りにも防水目的でコーキングが施工されており、紫外線によって劣化することでコーキングがひび割れていきます。
そうなると雨が降る度に天窓から雨漏りが起きるので、屋根塗装の際には天窓廻りのコーキング工事も実施いたします。
大阪市住吉区のハウスメーカーの塗装工事のご提案内容
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(窯業系サイディング・DLコート) | 外壁塗装・膨れ対策の下地処理 | 塗膜の劣化 |
目地 | コーキング撤去・打ち替え工法 | 目地材のひび割れ・劣化 |
サッシ廻り | コーキング増し打ち工法 | 目地材のひび割れ・劣化 |
屋根(カラーベスト)と天窓 | 屋根塗装とコーキング工事 | 塗膜の劣化と天窓のメンテナンス |
付帯部(雨樋・雨戸・小庇・水切り・破風板・軒天) | 付帯塗装 | 美観の向上・防水性の維持のため |
お見積もり金額は塗料の種類別に216万円~247万円(税抜)の計3プランの見積書を提出しました。
見積りの内容や営業担当のご説明にご納得いただけ、この度成約をいただきました。
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!
塗装工事後の様子は近日中に施工事例ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。
▼施工事例UPしました!(2024/4/30更新)▼
何か気になることやご不安があればお気軽にご相談いただけますと幸いです。