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大阪市中央区の築44年の5階建てマンション(鉄骨造)へ塗装工事のお見積り点検を実施した紹介しています。
建物全体の防水性を維持するためにも、外壁材であるALCには塗装工事と目地のコーキング工事が必要です。
加えて陸屋根(屋上)の防水層もかなりの痛みが進行しており、雨漏りを防ぐためにも屋上全体に塩ビシート防水工事をご提案いたしました。
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは大阪市中央区の築44年のマンションに塗装工事の現地調査とお見積りの内容を紹介しています。
マンションのALCの劣化で工事をご検討
マンションの概要
築年数 | 1980年1月(築44年) |
建物構造 | 軽鉄骨造 |
建物階建 | 5階 |
きっかけ | 雨漏り |
外壁 | ALC |
屋根 | 陸屋根 |
外壁からの雨漏りに気づかれ、外壁全体のメンテナンスをご検討になられたお客様。
過去にも弊社でメンテナンス済ですが、前回塗装から随分年数も経過するためマンション全体の塗装工事を希望されています。
ALC外壁のマンションの外壁調査
外壁にはALCパネルが使用されています。
ALCの外壁塗装の特徴としては、パネルの継ぎ目の目地が多いためコーキング工事の施工m数が多く他の外壁材に比べて施工費用が高くなる傾向にあります。
コーキング工事が必要な部位は目地とサッシ廻りです。
建物全体のコーキング工事が必要なm数を計測したところ688mもの長さでした。
ALCのコーキング工事は目地の溝に深さがあることから、コーキング増し打ち工法にて工事を実施します。
コーキング増し打ちとは既存のコーキングを撤去せずに、古いコーキングの上からコーキングを打つ工法のことです。
ALCは厚みがあり頑丈なのでマンションなどの大規模な建物に使用されるケースが多いですが、目地のコーキングが劣化したまま放置してしまうと目地から雨水が入り込み外壁全体を脆くさせてしまいます。
そのためALCの場合は特に目地のコーキング工事が非常に重要なのです。
▼ALCのコーキング工事について詳しく解説▼
ALCのコーキング工事の工程と費用について
屋上から見える屋根の部分にはカラーベスト(スレート屋根)が使用されています。
カラーベストの防水性は塗装依存ですので、塗装で屋根材表面の防水性を復活させてあげる必要があります。
お部屋のベランダです。
ベランダの床もかなり劣化が進んでおり、防水工事が必要です。
ベランダ床の防水層をメンテナンスしないままでいると、ベランダに染み込んだ雨水が階下へ雨漏りしてしまう可能性が高くなるのです。
マンション屋上も同様で適切な防水工事が行われないままですと、雨漏りするケースはマンションには特に多いです。
そこでお客様のご予算などを加味し、ベランダへはウレタン防水、屋上へは塩ビシート防水工事をご提案いたしました。
▼防水工事について詳しく掲載▼
マンションの大規模改修工事のご見積り内容
お見積り内容
- 足場工事
- 外壁塗装
- 外壁各所浮き補修
- コーキング増し打ち(目地・サッシ廻り)
- コーキング撤去打ち替え(サッシ面台)
- 各所手摺・配管塗装
- 軒天井塗装
- カラーベスト塗装
- 屋上塩ビシート防水(改修ドレン含む)
- ベランダウレタン防水(計5箇所)
- 隣家境目板金被せ
以上の工事内容となりました。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての見積書の内容をご覧いただけます。
プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
プランA | 超耐候低汚染型無機フッ素 | 15-20年 | 10年 | 2,842,100 |
プランB | 超低汚染型シリコン | 12-17年 | 8年 | 2,808,600 |
プランC | ラジカルシリコン | 10-15年 | 7年 | 2,708,100 |
プランD | シリコン | 7-10年 | 5年 | 2,674,600 |
お客様へお渡しした実際の見積書には各部位の㎡数や単価を詳細に明記したものをお渡ししました。
上記の4プランから一番耐用年数の長い無機フッ素塗料での工事をご成約いただきました!
この度は数ある塗装会社の中から弊社にご縁をいただき誠にありがとうございます。
施工内容や完工写真などは別ページで掲載予定ですので今しばらくお待ちください。
▼施工事例UPしました!▼(2023/09/25更新)
こちらのページに関すること以外でも、塗装について疑問点やお見積りのご相談も承っています。
お気軽にご相談いただけますと幸いです。