ご依頼のきっかけ
3年前に弊社の外壁点検をされました。ですが当時、外壁塗装が必要な劣化症状が見受けられなかったため「まだ急いで塗装をする必要はないですよ」とお伝えさせて頂きました。
それから3年後、外壁(ALC施工)の劣化が気になり再度外壁塗装をご検討され見積もりサイトにて複数会社見積もりを取られました。その中で予算や提案内容・担当者森の人柄にご納得いただき今回弊社にて外壁塗装を実施されました。
こちらの大阪狭山市のお宅はALC施工のお宅です。ALCパネル自体には防水性はなく、新築時に塗装がされ防水性が維持されています。そのため、築年数とともに塗装の防水性も寿命を迎えるので、定期的な塗装が必要です。
こちらのブログでは外壁塗装を行う前の「外壁点検」の様子についてお話しています。外壁の劣化が気になる方や塗装をした方がいいの?とお悩みの方はぜひご一読ください。
大阪狭山市にてALC施工の外壁点検を実施
場所 | 大阪狭山市 |
築年数 | 約20年 |
外壁材 | ALC |
面積 | 177㎡ |
こちらが今回外壁点検をされた大阪狭山市のお宅です。ALC施工の外壁です。
ALC施工とは戸建て住宅の主な外壁材の1つで新築時などに多く使用されます。ALC施工は軽量気泡コンクリートで出来た外壁材で一般コンクリートの4分の1の軽さで耐震性や耐火性・防音性に優れております。
ALC施工にメンテナンスが必要であると判断した3つの症状
ここからはALC施工を点検した結果、メンテナンスが必要であると判断した症状を3つにわけてお話していきたいと思います。
外壁の汚れ(コケやカビなど)
外壁に汚れ、特に北側面の外壁にコケ汚れが見受けられました。
窓からの雨垂れがコケに進行している箇所もありました。また、お写真右側に見える黒い箇所はカビです。
冒頭でも少しお話させて頂きましたが、ALC施工の外壁には元々防水性はなく塗装を行うことで防水性を維持しています。ですがこの塗装は新築時や前回の塗装から約10年で徐々に剥がれてしまい塗装が剥がれた外壁は無防備な状態になり雨や湿気をどんどん吸収してしまいます。
雨や湿気を吸収してしまうとこちらのお宅のようにカビやコケなどが発生してしまい、これらは見た目の悪さに加え外壁が脆くなりひび割れなどの原因となりますので塗装で再度防水性を向上させてあげる必要があるのです。
関連記事:外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介
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コーキングの劣化
ALC施工にはパネルの継ぎ目にコーキングが打設されています。(赤枠で囲んだ所がコーキング)
サイディングのコーキングに比べALC施工のコーキングは約1.5倍長く、とても重要な役割を担っています。どのような役割を担っているのかといいます、パネルとパネルの継ぎ目からの雨水侵入をブロックし雨漏りを予防しています。
ALC施工の住宅ではこのコーキングの上から塗装を行いさらに防水性を向上しています。つまりこのコーキングにひび割れや破断などの劣化がありましたらそこから雨水が侵入しやすく雨漏りなどハイリスクなデメリットを起因してしまう可能性があるのです。
また、地震などの揺れの際にコーキングが追随し外壁自体のひび割れを防ぐ効果もあります。つまりALC施工にとってコーキングはとても大切な箇所なのです。
こちらの大阪狭山市のお宅ではコーキングにひび割れが多数見受けられました。
打設当初のコーキングはゴムのような柔らかい素材で出来ているのですが、紫外線などを浴び続けることで徐々に硬く硬化していきます。硬く硬化したコーキングはひび割れや破断などを引き起こしてしまいこれらの症状は新築時から約7~10年程度で起こることが多いです。
今はまだ幅の狭いひび割れですがこのまま長年放置してしまいますと、徐々に幅は広くなり雨水もたくさん侵入してしまいます。雨漏り侵入や雨漏りを防ぐために、外壁塗装と同時にコーキングの補修もご提案させて頂きました。
ALC施工のコーキング補修を増し打ち工法が基本
ALC施工のコーキングは目地が深いため既存のコーキングの上から新しいコーキング材を被せる増し打ち工法という補修方法が基本です。
ただし2回目の補修の際は目地の溝が前回の補修で埋まってしまっているので既存のコーキングを撤去したあとに新しいコーキングを打設する打ち替え工法を実施します。
付帯部の劣化
ALC外壁以外にも雨戸や雨樋などの付帯部にも塗装剥がれなどが見受けられました。
これら付帯部も外壁同様、塗装が剥がれ防水性が低下してしまうと付帯部本来の機能を十分に発揮することができない状態に陥ります。定期的に塗装をしてあげないと部品の欠落による丸々交換など大掛かりな工事が必要になる場合があります。
また外壁のみ塗装を行うと付帯部の劣化が悪目立ちすることから、外壁塗装と同時に付帯塗装をされるお客様がほとんどです。
関連記事:外壁塗装の付帯塗装について 付帯とはどこ?付帯塗装の必要性は?
点検後、ALC施工のお宅にご提案した内容
以上の点検を終え、こちらのご提案内容をALC施工のお客様にご提案させて頂きました。
大阪狭山市のお客様へのご提案内容 | |
外壁の汚れ | 外壁塗装 |
コーキングの劣化 | コーキング増し打ち |
付帯部の色褪せ | 付帯塗装 |
外壁塗装やコーキング補修に使用する塗料・材料は5プランにわけてご提案しました。お客様のご予算やご要望に合わせてご提案していきますのでご安心ください!
大阪狭山市でのALC施工の見積もり費用は約125万円
見積もり内訳(大阪狭山市) | |
共通工事費 (足場仮設や洗浄等) |
約28万円 |
外壁塗装 (塗料:アレスダイナミックMUKI) |
約72万円 |
付帯塗装 (雨戸・雨樋・軒天など) |
約4万円 |
コーキング補修 | 約21万円 |
総額 約125万円 |
こちらの費用は使用材料や使用塗料によっても変動致しますのでご了承ください。
▼使用塗料別の参考費用
使用塗料 | 費用(177㎡の場合) |
【プランA】 タテイル2 |
約88万円 |
【プランB】 アレスダイナミックMUKI |
約72万円 |
【プランC】 RSゴールドSI |
約61万円 |
【プランD】 RSシルバーグロスSI |
約53万円 |
【プランE】 コスモシリコン |
約49万円 |
点検後の大阪狭山市のお客様の声
以上の点検後、お客様にご感想を頂きました。
Qいろんな業者さんがある中で、何が決め手となって私たちにご依頼くださいましたか?
最初に見積りを依頼したときに「まだすぐには塗装の必要はありません」と塗装の時期(契約)を急がせなかったこと。
また、いくつかのプランを出してくれて、予算や塗装内容(塗料の特徴や耐久年数など)を比べて、自分たちの考えにあったものを選べたこと。
Q実際に仕事を終えて良かったことがあれば教えてください。
塗装が終わったからこれで終わりという事ではなく、これからお付き合いが始まると思っておりますとの担当者さんの言葉に、仕事への自信と誠実さが感じられ、嬉しくもあり、安心でき、南大阪ペイントセンターさんにお願いして正解であったと思っております。
ありがとうございました。
その他の大阪狭山市の施工事例
大阪狭山市のその他の施工事例も多数ございます。大阪狭山市にて外壁塗装をご検討されている方はぜひご一読ください♪
その他のALC施工の施工事例
最後にALC施工の施工事例もご紹介させて頂きます。弊社では多くのALC施工の外壁塗装を実施させて頂きました。ぜひご参考にご覧ください。