堺市東区でシーリング工事(増し打ち)を築15年の戸建てへ実施

堺市東区でシーリング工事(増し打ち)を築15年の戸建てへ実施

ブログの概要
堺市東区でシーリング工事(増し打ち工法)を実施した施工内容を掲載。
シーリング工事の料金や外壁によって異なるシーリングについてもご紹介しています。

堺市の皆さま、こんにちは!
塗装工事専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。

シーリング工事はALCやサイディングなどの戸建て住宅をメンテナンスする上で一番大切と言っても良いくらいです。
当ブログではALCの外壁へシーリング工事を実施した内容をご紹介いたします。

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シーリング工事(増し打ち)のビフォーアフター

まずはシーリング工事前後の比較からご紹介いたします。

シーリング工事前のALCの目地シーリング工事後のALCの目地

シーリング工事前後の目地の比較

シーリング工事のビフォーアフター

シーリング工事前後のサッシ周り

シーリング工事は目地とサッシ周りに必要

シーリング工事は650m必要

建物全体で650mシーリング工事が必要
外壁材にはALCパネルが使用されており、横幅約305mm~610mm間隔で目地にシーリングが施工されています。
こちらの住宅の場合、目地とサッシのシーリング施工m数はなんと650m!

写真は片面の外壁のみシーリングを施工する場所に赤線を記してありますがとても多いですね。

最も普及率の高いサイディングボードを使用した外壁に比べると、ALCの目地は約1.5倍多いのでシーリング工事のm数も長くなる傾向があります。

目地の長さが多い分シーリングの痛みは雨漏りの原因へと直結しやすいので、塗装の際にシーリング工事は必須なのです。

ALCとサイディングのシーリングの見た目の違い

ALCとサイディングのシーリングの違い
ALCとサイディングのシーリングの違いは、新築時にシーリングの上から塗装されているか否かです。

ALCの場合、ALCパネルの継ぎ目である目地にシーリングを施工し、その上から塗装を施し防水効果を高めます。

ですがサイディングの場合、サイディングボード自体に防水塗装が施されているので、ボード設置後に目地にシーリングを施工するのみです。
あえてシーリングの上から塗装を行わないので、写真のようにサイディングのシーリングが剥き出しになっていることが分かります。

そのため塗装で保護されたALCのシーリングよりも、サイディングのシーリングの方が劣化スピードが早いです。
写真で見ても、サイディングのシーリングは柔軟性がなくなりひび割れしているのが分かりますね。

ALCのシーリングの劣化状況

ALCの目地のシーリング
塗膜で保護されているからといって、ALCのシーリングが劣化しないというわけではありません。

約築15年の外壁の状態ですが、新築時よりのシーリングが肉痩せを起こしています。
このまま放置するとシーリングのひび割れや乖離を引き起こし、シーリングの隙間から雨水が侵入して雨漏り被害へと発展します。

目地の塗膜が剝がれシーリングが露出した状態
目地の塗膜が一部剝がれシーリングがわずかに割れていますね。

目地の上から新しいシーリングを施工する増し打ち工法でメンテナンスをします。

外壁がALCの場合は目地の溝が十分に確保されていることから、今回のような初回メンテナンスは増し打ち工法で行うことがほとんどです。
2回目のメンテナンスやシーリングの痛みが酷く雨漏り症状がある場合は、増し打ち工法ではなく撤去打ち替え工法で工事を実施します。

ドアやサッシ周りもシーリング工事が必要

ドア周りや入隅もシーリングが必要
赤線がシーリング増し打ちを行う部分です。

目地だけではなくドアの周りや入隅などもシーリング工事を行いますよ。

シーリング工事の費用

シーリング工事の工法 1mあたりの単価(税抜き)
増し打ち工法 ¥450~¥750/m
撤去・打ち替え工法 ¥750~¥1,100/m

使用するシーリング材によって価格も変動します。

今回の場合増し打ち工法ですので、仮に1mあたりの単価450円だとして…

450円(増し打ち工法の単価)×650m(建物全体のシーリングのm数)=292,500円(税抜き)

以上のような考えかたで、シーリング工事の費用が計算されます。

▼ALCのシーリングの工程や費用について詳しく掲載▼

堺市東区のシーリング工事の施工内容

シーリング工事前の下準備

シーリング工事を施工する箇所にテープで目印
シーリング工事が必要な箇所は、あらかじめテープで目印をつけて施工漏れを防ぎます。

シーリング工事前の養生
シーリングを充填する部分に養生を行います。

シーリングの施工する箇所へ養生
養生の様子だけ見ても、シーリングの施工箇所の多さが分かりますね…

シーリング施工前の養生
シーリングの施工箇所以外にシーリング材が付着しないように丁寧に養生を行います。

養生テープを外したときにまっすぐなラインになっているかもシーリングの美しさを左右します。
養生テープの貼り方でその職人の腕が分かるとされるくらい、養生は重要なのです。

笠木のシーリング前の養生
ベランダ笠木の隙間をシーリングを施工します。

笠木の隙間から雨水が侵入して、思いもよらない箇所から雨漏り被害がするケースがあるので隙間もしっかりシーリングで埋めます。

シーリング増し打ち工事

目地にプライマー塗布
目地に専用の溶剤で清掃を行い、プライマーを塗布します。

目地とシーリング材の密着性が良くなるように、専用のプライマーを塗布して乾燥させます。

シーリング材充填
シーリング材を充填します。

使用するのはNBウレタン(ノンブリードウレタン)のシーリング材です。

NBウレタンは躯体や塗料との密着性も非常に良く、上から塗装をすることでシーリングに紫外線が直接当たらず劣化しにくいです。

シーリングの上から塗装をするか否かで、NBウレタンや変成シリコンなどの適材適所のシーリングを選定します。

▼コーキング材の違いはこちらのページに詳しく掲載▼

シーリング工事の完了
最後にヘラで均し、養生テープを外してシーリング工事の完了です!

サッシ周りのシーリング工事完工
サッシ周りについても増し打ち工法でシーリング工事をいたしました。

シーリング工事完了の様子

シーリング工事後の1階の外壁
養生をしたおかげで基礎との取り合いにある水切りにシーリング材が付着していません。

まっすぐなキレイなラインが出ていますね。

シーリング工事後の2階の外壁
2階部分も工事を実施しているので、シーリング工事だけで丸2日間はかかっています。

シーリング工事後のベランダ
ベランダ周りもシーリング工事済です。

シーリング工事後の塗装工事
シーリングが乾燥するのに約6時間ほど要すので、工事後1日空けてから高圧洗浄を行い塗装工事を開始します。

シーリング後の外壁塗装工事完工
シーリング工事後の外壁塗装が完工しました!

シーリング工事と塗装工事前後の比較
白色のシーリングが塗装されたことで目立ちにくくなっていますね。
NBウレタンは剥き出しの状態ですと紫外線の影響を受け劣化の恐れがありますが、塗料で保護されているので痛みが早まる心配もありません。

今回使用した塗料は無機フッ素塗料ですので約20年近くの耐久性が期待でき、シーリング工事も次回の塗装時期で問題ないですよ。

▼同現場の外壁塗装の事例▼

シーリング工事は防水性の観点から、塗装よりも重要な場合があります。

特に今回のようなALC外壁は

・目地の多さ(サイディングより約1.5倍)
・防水シートがない

という2点の理由で、シーリング工事で防水性や気密性を維持してあげることが大切です。

シーリング職人

今回シーリング工事を担当いたしました梶(かじ)です。

シーリング工事を専門とさせていただき、塗装工事は他の職人へバトンタッチして対応いたします。
塗装職人がシーリング工事を行う会社もあると聞きますが、シーリングは国家資格があるほど専門性の高い工程です。

弊社でのシーリング工事は私を含めた専門のシーリング職人が行うようにしています。

この度は数ある塗装会社の中から弊社へご相談をいただき、誠にありがとうございました。

アフターフォローも万全です!ご不安やお困りがありましたら、お気軽にご相談くださいね。

その他のシーリング工事の事例

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