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堺市南区の築28年住宅(ヘーベルハウス施工)に塗装工事のお見積もりを実施した内容をご紹介しています。
ハウスメーカーの定期診断でメーカー担当より「外壁も屋根もベランダの防水シートもほぼ全て取り換えるべき」と指摘され、ご不安を抱かれていました。
メーカーの診断内容どおりに修理をすべきかどうか、弊社にご相談をいただきました。
堺市の皆さま、こんにちは!
塗装工事専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
塗装工事の見積もり依頼を建てた住宅メーカーにお願いするのは、一番安心で確実と思いますよね。
住宅メーカーは建築に携わっているので家のことは他のどの会社よりも熟知していると考えるのは当然です。
今回ご紹介するのは「住宅メーカーの説明が曖昧で納得できるものではなく、ただ高額な工事を提案されたように感じる」とメーカーの提案にご不安を抱かれて、弊社にご相談をいただいたお客様の事例です。
塗装工事の見積もりをご検討中の方、ハウスメーカーの定期診断の結果にご不安がある方は是非ご参考いただければ幸いです!
堺市南区で塗装工事のお見積もり
お見積もりに伺った住宅の概要
築年数 | 28年 |
塗装歴 | 15年前にヘーベルハウスにて塗装工事済 |
外壁材 | ALC |
屋根材 | スレート瓦 |
施工メーカー | 旭化成ヘーベルハウス |
塗装工事の見積もり点検後の診断比較
まずは診断結果とご提案内容からご紹介します。
不具合箇所 | ヘーベルハウスの診断 | 弊社の診断 |
外壁 | 外壁塗装 | 外壁塗装+コーキング撤去打ち替え |
屋根 | 屋根葺き替え工事 | 屋根塗装 |
ベランダ | ベランダ防水工事 | 防水工事なし |
不具合がある付帯部 | 新品へ交換 | 不具合部位の補修をして塗装 |
それではどういった経緯で、ハウスメーカーと異なる診断をしたのか次項から詳しくご紹介していきます。
塗装工事に至るまでの見積もり点検
屋根塗装工事をご提案した理由
まずは屋根をドローンで調査します。
15年前に一度メーカーで塗装工事をされているので、スレート瓦の状態も傷みがほぼ無く良好です。
オレンジ色の点々に見えるのは苔です。本来スレート瓦の防水塗装のおかげで雨水を弾き、苔などの繁殖もしません。
ですが現状は苔が繁殖している状態なので、スレート瓦の防水塗膜の効果が無くなっているサインとも言えます。
ヘーベルハウスからは、現状のスレート瓦を撤去して新しい屋根材を設置する屋根葺き替え工事をご提案されたようです。(ちなみに弊社の場合屋根葺き替え工事は足場代など含めて約150万円ほどする高額工事です)
スレート瓦の寿命は一般的に15~20年ほどと言われています。しかし屋根を見させていただくと前回塗装をされたおかげか雨漏りなどの症状もなく、葺き替え工事が必要とは言い難い状態です。
そういった現状を踏まえ今回の工事では屋根葺き替え工事は不要と判断し、屋根塗装工事でスレート瓦の防水性を復活させるご提案をさせていただきました。
外壁塗装工事をご提案した理由
外壁に触れると、粉が付着していますよね。
これは塗膜の防水性がなくなった証拠で、塗装工事の時期をお知らせするサインでもあります。
ですので外壁に関しては弊社としてもハウスメーカーの見立てと同じく、外壁塗装工事が必要とご提案をさせていただきました。
ALCの2回目の塗装工事の注意点
前回はヘーベルハウスでの塗装工事で、今回が2回目の工事です。
ALCの場合は目地の溝が確保されているので、1回目の塗装工事の場合はコーキング増し打ちという工法が可能です。
ですが2回目の塗装工事の場合は、コーキングを打つ溝がほぼ無くなっています。
その為、一度古いコーキングを撤去して新しいコーキングを充填する、撤去打ち替え工法にてコーキング工事をする必要があるのです。
▼ALCのコーキング工事については下記ページで詳しくご紹介▼
ALCの撤去打ち替え工法について
防水工事が不要と判断した理由
ベランダは防水工事が必要とメーカーから診断を受けたようですが、弊社でも拝見させていただきます。
マットを捲ると写真のように防水層が確認できます。
防水面を触れても膨れや捲れはなく、こちらも良好です。ベランダの防水層から雨漏りがする事例は多いですが、少なくともこちらのベランダの場合は痛みもなく雨漏り被害の心配もありません。
このタイミングで無理に塗装工事と同時に防水工事をされなくても良いでしょう。
実際にベランダ防水のみでご依頼をいただくケースも多いので、あと数年先延ばしにされても問題はありません。
もしベランダの痛みが気になりはじめたり、ベランダ下のお部屋に雨染みなどの症状が出てきた場合は防水工事で修理可能ですのでお気軽にご相談くださいね。
▼ハウスメーカー施工のベランダ防水工事のみの事例▼
羽曳野市の防水工事をご紹介【防水補修の内容・料金も公開】
交換ではなく補修をご提案した理由
軒樋のジョイント部分に隙間ができていますね。
メーカーから軒樋全体の交換のご提案があったようですが、このジョイントの隙間をコーキングで埋めて補修すればまだまだご使用をいただけます。
補修と塗装工事で軒樋を復活させてみせますので、ご安心くださいね。
幕板の亀裂も同様に、コーキングで隙間を埋めて塗装をすればまだまだ新品同様にご使用をいただけます。
ですのでただ塗装工事をするのではなく、傷んでいる部位を適切に補修してメンテナンスをすることが重要になっていきます。
テラス屋根の波板は細かいですがひび割れなどの経年劣化が見られますね。
こちらに関しては新しい波板に交換された方が良いでしょう。
理由としては、今後の台風に備えてという部分が大きいです。経年劣化で波板と骨組みを固定するフックもグラついている場合、台風などの強風で波板のみが飛散してしまうという事例も少なくありません。
そういった危険を回避する為にも、この機会に波板は新しいものに交換されると良いと思います。
【まとめ】塗装工事のお見積もりの結果
点検後の塗装工事のご提案内容
- 屋根は葺き替え工事ではなく屋根塗装工事で防水性を復活
- 外壁は塗装工事とコーキング打ち替え工事でメンテナンス
- ベランダに関しては防水層の痛みはないので工事不要
- 付帯部の痛みは補修と塗装で対応(新品交換は不要)
- テラスの波板は経年劣化が進んでいるので交換した方が良い
塗装工事のお見積もりの内容
足場仮設費用などの共通工事をすべて含んだ工事金額は約163万円~194万円(税別)のお見積もり金額になりました。
使用塗料のグレード(耐久性や品質)によって異なる計5プランの見積もり書をご提示させていただきました。
もちろん、ハウスメーカー施工の住宅だからと言って特別な追加料金は一切発生しませんので、ご安心ください。
※お客様へは塗装箇所の㎡数や単価、工事内容などを詳しく明記したお見積もり書をご提示しています。
塗装工事のお見積もり内容に大変ご納得
長年工事に携わっている担当者が状態を見ての適切なメンテナンス方法や判断と提案にお客様も大変ご納得されました。
更にハウスメーカーの施工例が豊富なこともあり、今回塗装工事のご依頼をいただくことになりました。
弊社を選んでいただいた理由を伺いました
「今回の工事にあたっては、ハウスメーカーの定期診断で、外壁も屋根もベランダの防水シートもほぼ全て取り換えるべきと指摘され、内心疑問に思いつつ不安を感じていました。
しかし、御社に見積もりをしていただいたところ、修理の必要でないところについてもきちんと説明して頂き安心しました。」
この度は南大阪ペイントセンターにご縁をいただき、誠にありがとうございます!
塗装工事のことや他社で診断されたお見積もり内容にご不安やお悩みがあれば、ぜひともご相談くださいね。
▼同現場の外壁塗装・屋根塗装の施工事例をUPしました!(2022/04/20更新)▼