✓ブログの概要
大阪府池田市の戸建て住宅(積水ハウス施工)のお客様より雨漏り調査の相談をいただきました。
これまで外壁メンテナンスをされたことがないとの事で、雨漏り調査を含めた家全体の外壁点検も実施した内容を掲載しています。
池田市の皆さま、こんにちは!
外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します(*^^*)
本日のブログは大阪府池田市の現場から、雨漏り調査と外壁全体の無料点検を実施した内容をご紹介させていただきます!
▼ご相談のきっかけを伺いました▼
「中古物件を購入して住んでいましたが、暫くすると2階天井から雨漏りが起きました。
雨漏り箇所のすぐ上の屋上が一部破けていたので、ここから雨漏りがしていると思いコーキングで破けを補修しました。
しかし、中々雨漏りは止まりません。
この物件は外壁工事のメンテナンス歴はない状態での引き渡しでしたので、この機会に雨漏り修理と家全体のメンテナンスをお願いしたいです。」
調査内容の詳細などは後程詳しくご紹介しますが、まずはお客様にご提案させていただいた内容をまとめています。
▼雨漏り調査後のご提案内容▼
不具合箇所 | ご提案内容 |
2階雨漏り | 陸屋根の防水工事(塩ビシート防水) |
樋(とい)の破損 | 樋の交換(経年劣化が酷いので補修よりも樋新設がおすすめ) |
外壁 | 外壁塗装(ラジカルシリコン塗料) |
屋根 | 屋根塗装(遮熱塗料) |
1.雨漏り調査は陸屋根の点検からスタート
1-1.池田市の戸建て住宅(積水ハウス施工)の概要
1-2.雨漏りの状態を確認
1-3.雨漏りの原因は屋上(陸屋根)の防水層
1-4.雨漏り改善に塩ビシート防水工事のご提案
1-5.スレート屋根の状態も確認
2.雨漏りに繋がる不具合がないか外壁も調査
2-1.外壁からの雨漏りリスクをチェック
2-2.樋の破損を発見
3.雨漏り調査後の外壁カラーシミュレーション
4.その他の雨漏り調査の事例
雨漏り調査は陸屋根の点検からスタート
池田市の戸建て住宅(積水ハウス施工)の概要
住宅メーカー | 積水ハウス |
築年数 | 約18年 |
ご相談のきっかけ | 雨漏りと家全体のメンテナンス |
外壁材 | 窯業系サイディング(246㎡) |
屋根材 | スレート瓦(30㎡) |
雨漏りの状態を確認
2階天井の雨漏りです。
お住まいになられて暫くしてから、天井クロスに写真のような雨染みが浮き出てきたようです。
他にも雨漏りが原因と思われるクロスの剥がれや雨染みがいくつか確認されました。
雨漏りの原因は屋上(陸屋根)の防水層
雨漏りしている2階のすぐ上は屋上(陸屋根)です。
本来屋上には雨水が染み込まないように防水工事が施されています。
しかし、屋上自体にも雨が染み込んだ跡が残っていますね。
残念ながら、屋上の防水機能の役割が果たせていない状態と言えます。
もちろんお客様ご自身も「雨漏りの原因は屋上」だとお気づきでした。
屋上の至る所にある防水層の破けをご自身でコーキングで補修された跡があります。
しかしコーキングだけの補修では防水層の経年劣化を食い止めることができず、雨漏りは日に日に酷くなっていきます。
コーキングで破れを埋めても、また別の所が破けて雨水が入り込む…と言った難航状態に。
雨漏り改善に塩ビシート防水工事のご提案
寿命がきた防水層には新たな防水層を新設する塩ビシート防水をご提案。
元々屋上には塩ビシート防水が施工されていますが、築年数を考えると塩ビシート自体の耐久性も落ちて破けてしまうのも無理はありません。
そこで古くなった塩ビシートの上から、新しい塩ビシートを設置して防水層を作る塩ビシート防水をご提案させていただきました。
塩ビシート防水をご提案した理由
- 既存の塩ビシートを撤去せずにその上から施工できるので、撤去費用がかからず経済的
- 塩ビシート防水の耐用年数が約15~20年と他の防水工事の中で一番高い耐久性と耐用年数
- 仮に耐用年数が来て今回のようにシートが破けてしまっても、その上から再び塩ビシートの貼り付けが可能
- 塩ビシート防水は定期的なメンテナンスが必要ない
以上の理由で、屋上からの雨漏りには塩ビシート防水での対策をご提案させていただきました!
スレート屋根の状態も確認
陸屋根に隣接するスレート瓦の状態も点検します!
雨漏りに繋がりそうな大きな破損や劣化は見られません。
しかし瓦の塗膜の寿命(約10年)が過ぎているので防水機能が気になります。
わずかにオレンジ色の苔の繁殖が見られるので、塗膜の防水性はほぼ無い状態と思われます。
ですので、スレート瓦には塗装で防水性を復活させてあげる必要があります。
雨漏りに繋がる不具合がないか外壁も調査
外壁からの雨漏りリスクをチェック
窯業系サイディングの外壁には色褪せとともに所々カビの繁殖が見られます。
カビが繁殖している状態は、外壁の水はけが悪くなった証拠です。
外壁塗膜の防水性がなくなっているとも言えるので、このまま放置すると外壁からの雨漏りリスクが高くなります。
サイディング外壁はパネル状の外壁なので、その継ぎ目の目地を埋めるコーキングが存在します。
写真を見ると分かるように、痩せて隙間ができた目地にお客様がコーキングで補修された跡がありますね。
こういった隙間も雨水が侵入してしまうと、外壁の浮きや割れの原因になります。
ですので、外壁塗装と一緒にコーキング工事も同時に施工された方が良いです。
樋の破損を発見
樋(とい)は写真のように至る所に割れや破損がありました。
本来は「樋を補修してから塗装をする」という選択肢もあります。
しかしあまりに破損箇所が多く補修費用のことも考えると、既存の樋を撤去して新設工事をした方が長持ちするのは間違えありません。
そこで、樋に関しては樋の全交換をご提案させていただきました。
雨漏り調査後の外壁カラーシミュレーション
現在は単色の外壁ですが、ツートンカラー(2色分け)にされたいとのご要望です。
そこでカラーシミュレーションで濃淡色を使ったイメージをご提案させていただきました!
こちらの施工後の写真と詳しい事例はまた後日UPしますのでお楽しみ(*^^*)
▼施工事例UPしました!▼(2022/09/13更新)
▼施工後のアンケートのご紹介▼