高石市にて、台風21号の際に強風による飛来物が外壁に当たり、傷が数か所出来たので保険を使用しての塗装工事のご依頼をいただきましたので点検にお伺いさせていただきました。
保険適用となるのは傷の入った面のみですが、築13年ということもありついでに全面的に外壁塗装をご希望でした。
外壁は無塗装のサイディングボードにリシン吹付仕上げ
屋根はセメント瓦です
外壁の傷のチェック
まずは台風の時に正面の外壁に出来た傷をチェックしました。
なにか固いものが飛んできて壁にぶつかったような跡があります。表面のリシンの塗膜がめくれ下地のサイディングボードが見えています。
1F部分と2F部分に1箇所ずつ同じぐらいの傷がありました。
このまま放置するとめくれた箇所から水が浸み込みやすいので早めの補修が必要です。
コーキングの状態
コーキングの上からリシン吹付がしてあるので、通常のサイディングボードのようにコーキングがむき出し状態ではなく、塗膜に守られている状態なので築13年の割には劣化はそこまで酷くはありません。
ただしコーキングは伸縮するのでコーキング上の塗膜はどうしても割れが発生してきます。
他の目地部分のコーキングも同じような状態です。
コーキング自体にそこまで大きな劣化は無く至急のコーキングの打ち替えが必要な状態ではありませんが、やはり弾力等は失われており、この状態であと10年以上もつかは疑問ですので、ご予算の範囲であればコーキングの打ち替え工事をされたほうが良いと思いますとご説明させていただきました。
サッシ枠の廻りにもコーキングがあります。
その他付帯部分
雨戸はまだキレイな状態ですが、そろそろサビが発生し表面にブツブツが出来始める年数です。
塗装しておくことで、そういった劣化を防げます。
シャッター雨戸は焼き付け塗装で、建築用の塗料で普通に塗装すると早期の塗膜のめくれが発生しやすい為、塗り替えの際は基本的に塗装不可です。
ただし、上部のBOX部分は材質が違うため塗装可能です。
水切り金物も塗装可能な材質でした。アルミ製やステンレス製の水切りの場合は塗装できません。
雨樋は塩ビ製の物が多く、ここは塗装しておくことで劣化を防ぎます。
玄関上やベランダ下によく貼ってあるケイカル板です。
こちらも塗装可能です。
このように外壁以外の部分は塗装出来る箇所と出来ない箇所がありますので注意が必要です。
カーポートは足場設置の際にパネルを取り外す必要があります。
セメント瓦の状態は良好で、現状では塗装しなくても10年以上はもちそうなので今回は見送りとなりました。
正面に2箇所傷がありましたので、正面部分の足場代・補修費・塗装費が保険適用となり、残り3面はお客様ご負担での施工となりました。
塗料はラジカル塗料を選択さ、数社相見積もりの上で、南大阪ペイントセンターに工事をご依頼いただきました。