堺市南区で、築18年のセキスイハイムの窯業系サイディングボードの外壁にラジカル塗装、セメント瓦にはフッ素塗装の工事のご紹介をしております。
第③回目の今回は、セメント瓦のフッ素塗装工事のご紹介です。
塗装前の状態です。工事出荷時の塗装はほとんど劣化し、全体的にコケやカビの発生が目立ちます。水や汚れを全く弾いていない状態です。
このまま塗装してもすぐにめくれてきてしまいますので高圧洗浄が必要です。
高圧の水で汚れをみるみる落としていきます。
全体的に真っ黒だった屋根が、洗浄することで汚れやコケがキレイに洗い流されました。
この状態で塗装すれば長持ちします。
洗浄後よく乾燥させてから下塗りです。
今回使用した塗料は大同塗料のハイルーフマイルドフッソです。下塗り1回・上塗り1回の2工程での仕上げがメーカー標準の仕様の塗料です。
セメント瓦への1工程目の塗装の際はシンナーによる希釈をやや多めにして塗装します。そうすることで塗料がセメント瓦に浸み込むように塗ることができ、より密着度や耐久性が増します。メーカーがこのような工法を推奨しています。
セメント瓦は形状が起伏に富んだものが多く、ハケ・ローラーよりもこのように機械によるスプレー塗装をした方が均一でキレイな仕上がりになる場合が多いです。
但し、瓦の形状や現場の状況などにより、必ずしもスプレーで塗装出来るわけではありません。
下塗りが終われば次は最後の上塗りです。同じようにスプレーで仕上げていきます。
写真左側部分がまだ下塗りのままの状態で、塗料がかなり浸み込み黒くなっています。
上塗りしている写真右側の部分は、しっかりと色がついてきています。
屋根全体が仕上がってきました。あと少しで完成です。
セメント瓦のフッソ塗装完了です!
元はブラック系のありきたりな色でしたが、今回はグリーン系の色を選択されました。
くすんでいた屋根瓦も艶が復活しています!これからはまた水や汚れを弾き、瓦を長持ちさせてくれます。
グリーン系の色は目にも優しい色ですね。
今回はここまででです。次回は付帯塗装工事の様子をご紹介したいと思います。