堺市北区にて、旭化成ヘーベルハウスのALC外壁に超低汚染型シリコン塗装、スレート屋根に遮熱シリコン塗装の工事を行っております。
前回でALC目地のコーキング工事も終わり、第②回目の作業工程のご紹介は、高圧洗浄・下塗り作業です。
屋根を洗浄すると汚れが外壁の方へも流れ落ちていくため、洗浄は基本的に屋根から洗っていきます。
今回の屋根はコケやカビの発生は大したことはなかったので、比較的スムーズに行えました。
スレート屋根の劣化が酷い場合や、コケ・カビの発生が多い場合は屋根の洗浄だけで半日以上かかる場合もあります。
続いて外壁面も洗っていきます。
リブパネルという凹凸があるタイプのALCボードなので、その分溝にホコリ等が溜まりやすいので入念に洗浄します。
窓ガラスやシャッター等の塗装しない箇所も同時に洗浄します。
洗浄後、翌日に窓等の塗装しない箇所をビニールで覆い隠す養生作業を約1日かけて行います。大きいお家や窓が多いお家の場合は2日間かかる場合もあります。窓等の塗装しない箇所へ塗料が飛散しても汚れない様にするための大事な作業です。
前日に洗浄していますので、外壁の乾燥期間でもあります。
現状の外壁がセラミック塗料でしたので、通常の3工程の前にシーラーを塗布します。
ポロポロと浮いた塗膜は洗浄の際になるべく落としますが、それだけでは不十分なためシーラーという下地に浸み込んで固まる塗料を塗る必要があります。
セラミック塗料の上から塗り替えする場合、この工程を省いて通常の3工程のみで仕上げると、早期の塗膜のめくれが起こる可能性があります。
シーラー乾燥後、ようやく通常の下塗りである微弾性フィラーを塗っていきます。
シーラーの特性である密着性と、フィラーの特性である小さいひび割れや隙間を埋めるという役割を兼ね備えた塗料です。
これで外壁の下塗りまで完了しました!
次回はいよいよ仕上げの工程に入っていきます。