今日は松原市にて、昨年の台風21号の影響で破風板のケイカル数か所吹き飛んでしまったお宅の現場調査にお伺いさせていただきました。
そろそろ外壁塗装をしないといけないとは思いつつも放置していて、今回の被害に遭い破風板の補修工事を含めた外壁の塗り替えをとの事です。
こちらは正面側です。
お伺いしてすぐに破風板が数枚吹き飛んでいるのがわかりました。吹き飛んだ箇所以外で現状は吹き飛んでいない箇所も、落ちてきそうな部分がたくさんありました。
こちらは裏側の破風板です。
同じ様にケイカル板が吹き飛んでおり、その他の箇所も外れかけています。
破風板が吹き飛んだ直接的な原因は台風21号の影響ですが、新築時の施工にかなり問題があり、破風板のケイカルは全面的に貼り換えが必要なほど劣化している状態でした。
スレート屋根の状態です。
こちらは台風の影響もなく、コケやカビ等の通常の経年劣化の状態です。
高圧洗浄でコケやカビを除去して塗装すれば十分長持ちしそうです。
外壁のサイデイングボードです
表面を触ると白い粉がたくさん付着しました。いわゆるチョーキング化現象で、サイデイングボード表面の塗装が劣化し白亜化した状態です。
水を弾く力が弱まっており、塗り替え時期のサインといえます。
サイデイングボードのつなぎ目の部分です。目地とも言います。
新築時に充填されているコーキングがかなり劣化している状態です。窯業系サイデイングボードのメンテナンスの際にはこのコーキングの打ち替え工事が必ず必要です。
コーキングが劣化するとボードの側面から水が侵入し、このように割れが発生しやすくなります。
また釘の部分も水が侵入しやすく割れやすい箇所でもあります。
破風板全体的な貼り換え工事と、コーキングの打ち替え工事、外壁屋根塗装工事を合わせてご提案させていただきました。