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岸和田市にある築27年の積水ハウスにお住まいのお客様より外壁塗装工事のお見積りの相談です。
積水ハウスから塗装工事の提案がありましたが、かなり高額な見積もり金額だったためお困りでした。
そんな折に「ハウスメーカーの塗装工事が得意な業者がある」と、以前弊社で塗装工事をさせていただいた方からの紹介で弊社にご連絡をいただきました。
この度は南大阪ペイントセンターへご縁をいただきまして誠にありがとうございます!
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは岸和田市で実施した積水ハウスの外壁調査とお見積りの内容を紹介しています。
▼岸和田市の外壁塗装業者選びについてはこちらの記事で解説をしています▼
岸和田市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者
岸和田市の築27年の積水ハウスからのご相談
メーカー | 積水ハウス |
築年数 | 27年 |
きっかけ | 積水ハウスからの定期点検を受けたこと |
外壁 | 窯業系サイディング |
屋根 | セメント瓦 |
今回お見積りに伺った積水ハウスの住宅です。
同じく岸和田市内でハウスメーカーにお住まいのお客様からのご紹介です。
▼以前弊社で塗装工事をさせていただきました▼
岸和田市の大和ハウスへ外壁塗装(難付着サイディングへの塗装)
積水ハウスをはじめとする大手ハウスメーカーの塗装が一般塗装業者では施工が難しいとされる理由の1つとして、メーカー独自の建物の仕様を熟知していないと完璧な塗装工事は難しいとされます。
塗装する箇所によっては材質の特徴を理解しないまま何の知識もなく溶剤系塗料を塗布してしまうと、表面が溶けてしまい塗膜が剝がれる原因となります。
そのためどのような塗料が必要かを見極める必要があり、ハウスメーカーに精通した塗装業者でないと塗料の選定が難しいのです。
南大阪ペイントセンターでは各ハウスメーカーの仕様に精通した元職人の営業マンや、元ハウスメーカーの塗装職人も在籍していますのでご安心ください。
▼積水ハウスの外壁塗装について網羅的に解説しています▼
積水ハウスの外壁塗装をする上でのポイント【費用や事例も解説】
積水ハウスの建物全体の無料点検
外壁には窯業系サイディングが使用されています。
窯業系サイディングを簡単に説明すると、あらかじめ工場で作られたサイディングボード(パネル型になった外壁材)を貼り合わせた外壁のことです。
積水ハウスの仕様書をお借りしました。
外壁材には窯業系サイディングのモエンサイディング(ニチハ製)が使用されており、防水性は塗装依存のため塗装でのメンテナンスが必要な外壁です。
サイディングボード同士の隙間にはコーキング(シーリング)と呼ばれるゴム状の素材が施工されています。
(積水ハウスではコーキングの代わりにガスケットと呼ばれる乾式目地が施工されている例も多いです。)
ただしコーキングは経年劣化とともにゴムのような柔軟性がなくなり、硬くひび割れを起こしてしまうのです。
ひび割れからは雨水や湿気が侵入し、サイディングボードの反りや浮きの原因となり最悪雨漏りへと発展します。
その証拠にコーキングのひび割れから雨水が侵入することで、ボードが脆くなり割れているのが確認できます。
目地付近でないサイディングボードにも複数のひび割れが確認できるので、かなり外壁の痛みの進行具合が分かりますね。
特に横にできるひび割れは雨水が入り込むリスクが高くなるため、早目にメンテナンスをされた方が良いです。
そこでコーキングが施工されている目地へ、新しいコーキングを打ち替える工事をご提案いたしました。
コーキングはサッシ廻りにも施工されています。
意外とサッシ廻りから雨漏りがするといったケースは多く、その原因のほとんどはサッシ廻りのコーキングにひび割れができることで雨水の侵入を許してしまうことです。
幸い現在は雨漏りの症状はないとの事ですが、サッシ廻りに細かく亀裂があるので横殴りの強い雨ですといつ雨漏りしてもおかしくない現状です。
そのためサッシ廻りのコーキングもすべて取り除いてから、新しいコーキングへと打ち替える工事(コーキング撤去打ち替え工法)のご提案をいたしました。
外壁材表面の塗膜が劣化している目安として、チョーキング現象が挙げられます。
外壁に触れると粉が付着していることが分かりますでしょうか。(写真)
紫外線の影響で塗膜が分解され、顔料だけが粉状になって出てくることで塗膜の寿命が過ぎていることを確認できます。
このチョーキング現象が見られると、塗膜の防水性がなくなったサインでもあるので塗装によるメンテナンスが必要です。
外壁以外の部位も塗装で保護することで、美観が良くなるだけではなく耐久性も良くなります。
部位ごとにも塗料の選定が重要で、たとえば写真の軒天(のきてん)には断熱性の高いケイカル板が使用されているためカチオン系塗料と呼ばれる密着性に優れた塗料を使用しないと早期剥がれの原因になります。
シャッターBOXやスリムダクト(エアコンドレンホースのカバー)の塗装も可能ですので、お見積りに含ませていただきます!
ドローンで屋根全体を点検しました。
屋根材にはセメント瓦であるセラウッディ27が使用されています。
セメント瓦の防水性は表面の塗装によって保たれるため、塗装の防水性が切れると雨水が染み込みセメント瓦が割れやすくなります。
その証拠に瓦が割れているのが確認できます。
細かな割れが複数確認でき、塗装が剝がれもかなり目立つので塗装の寿命が既に切れてから何年も経過していることが分かりますね。
屋根塗装でのメンテナンスも可能ですが、割れなどの痛みがあまりにも多い場合は屋根葺き替え工事を提案させていただく場合もあります。
ただし葺き替え工事は大変高額な工事で、こちらの規模の屋根の大きさ(210㎡)ですと約580万円近い金額になります。
そのためお客様と相談のうえ、ひとまず葺き替え工事はせずに外壁・屋根塗装工事でのお見積もりをさせていただくことになりました。
積水ハウスの外壁塗装のご提案内容と見積り金額
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(窯業系サイディング) | 外壁塗装 | 塗膜の劣化 |
目地・サッシ廻り | コーキング撤去打ち替え | コーキングの経年劣化 |
屋根(セメント瓦) | 屋根塗装 | 屋根材の防水性維持のため |
付帯部(雨樋・シャッターBOX・水切り・軒天) | 付帯塗装 | 美観の向上・防水性の維持のため |
見積りの内容や営業担当のご説明にご納得いただけ、この度成約をいただきました。
上記は別のお客様の例ですが、実際にお渡しする見積書や内訳明細書には詳細な㎡数や塗料の名称を明記しています。
お選びいただいた塗料のプランは「超低汚染型無機フッ素塗料」です。
汚れが付着しにくいだけでなく、親水性も高いので雨で外壁を洗い流すセルフクリーニング機能も搭載された塗料です。
更にフッ素塗料ですので、約20年と耐用年数が長めです。
今回お選びいただいた塗料の場合、保証は12年です。
お見積もり金額約267万円(税抜き)でした。
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!
塗装工事後の様子は近日中に施工事例ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。
▼施工事例UPしました(2024/4/8更新)▼
何か気になることやご不安があればお気軽にご相談いただけますと幸いです。
▼お問い合わせから見積もりまでの流れをすべてこちらのページで解説しています▼
お問い合わせから見積書を貰うまでの流れと受付の方法