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吹田市にある築19年の積水ハウスにお住まいのお客様より外壁塗装工事の相談をいただきました。
積水ハウスのオリジナル外壁である「ダインコンクリート」の塗膜の膨れや浮きが気になり、施工メーカーである積水ハウスに見積もり依頼をしたところ大変高額な金額の提示があったそうです。
そんな中ネット検索で積水ハウスの施工実績をご覧になり、お見積もり点検のご相談をいただきました。
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは吹田市で実施した積水ハウスの外壁調査とお見積りの内容を紹介しています。
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吹田市の外壁塗装なら南大阪ペイントセンターへ依頼すべき7つの理由
吹田市の築19年の積水ハウスからのご相談
メーカー | 積水ハウス |
築年数 | 19年 |
きっかけ | 塗膜の膨れと積水ハウスからの定期点検を受けて |
外壁 | ダインコンクリート |
屋根 | 陶器瓦 |
築19年になる積水ハウス施工の戸建て住宅です。
現地調査へ伺った際にアンケートを頂戴しました。
他数社で見積もり依頼をされていますが、中でも積水ハウスからの高額な見積もり金額に大変驚かれたようです。
外壁材には積水ハウスのオリジナル外壁材「ダインコンクリート」が使用されており、塗膜が細かく膨れるなど症状にお困りでした。
膨れた外壁にそのまま塗装をしても根本的な解決にはなりませんので、電動工具を使用して塗膜の膨れを削り取り、補修後に塗装工事をするのがベストです。
積水ハウスなどの大手ハウスメーカーの塗装が一般塗装業者では施工が難しいとされる理由の1つとして、メーカー独自の外壁の仕様などがあるからです。
南大阪ペイントセンターではダインコンクリートの施工実績も豊富です。
各ハウスメーカーの仕様に精通した元職人の営業マンや、元ハウスメーカーの塗装職人も在籍していますので安心してご相談ください(*^-^*)
それでは調査の様子を詳しく紹介いたします!
積水ハウスの調査と建物全体の点検
外壁には積水ハウスのオリジナル外壁材ダインコンクリートが使用されています。
意匠性のあるデザインは職人の手技が生み出した、高強度・高耐久の積水ハウスの最高峰の外壁材です。
仕様書も拝見しました。
ダインウォールとの記載がありますが、ダインコンクリートのことです。
フラット塗装が表面に施されていることで、艶消しのマットな質感で本物の石のような雰囲気を再現している非常に意匠性の高いデザインです。
ダインコンクリートを点検しますと所々に塗膜の膨れが確認できます。
より近くで確認しましょう。
膨れと細かい穴(ピンホール)も見られますね。
ダインコンクリートは特性上、細かな膨れが発生しやすいです。
そのため適切な下地処理をしないまま塗装をすると、早期剥がれの原因や最悪膨れが割れてしまい雨水が入り込む危険性があります。
そのため下地処理として膨れを削り、削った部分を下地調整材で埋めて補修をする提案をいたしました。
非常に高耐久とされるダインコンクリートですが、基本的に定期的な塗装工事は必須です。
その証拠に外壁材であるダインコンクリートに指で触れると、灰色の粉が付着していますね。
これはチョーキング現象と言い、残念ながら外壁材の防水性がほぼ無い状態と言えます。
粉の正体は外壁材の塗膜が紫外線により分解され、顔料だけが粉状になって表面に出てきています。
汚れと勘違いされる方も多いのですが、外壁材と同じ色の粉が付着する場合はほぼ間違えなくチョーキング現象です。
ちなみにチョーキング現象は外壁だけでなく、スリムダクトや雨樋などの付帯部でも確認できます。
塗装の寿命が過ぎている証拠なので、細かな付帯部もこの機会に塗装をおすすめいたします。
塗装は美観の向上だけが目的ではなく、塗装をして保護することで寿命が延びてくれます。
実際に長年メンテナンスをしていなかった雨樋が割れて、樋をすべて交換するケースもあります。
全交換で高額な費用をかけるよりも、定期的に塗装で保護してあげる方が長い目で見てコストパフォーマンスが良いのです。
ダインコンクリートにはボード同士の継ぎ目に目地があります。
目地には雨や湿気が入り込まないように、ボンドのような材料であるコーキングが埋め込まれているケースがほとんどです。
仕様書を見る限り目地には「変成シリコンシーリング」が施工されていることが分かります。
コーキングは目地だけではなくサッシ廻りを囲むように施工されていますので、サッシ廻りへもコーキング工事をご提案いたしました。
ベランダにはマットが敷かれており、マットの下には塩ビシート防水が施工されています。
これもハウスメーカーによくある仕様で、防水層が見えないのでオシャレなベランダですよね。
塩ビシート防水の寿命は約15~20年。
築19年ですのでこの機会に防水工事も施工された方が良いです。
意外と多いのがベランダの防水層が傷んで発生する階下への雨漏り被害です。
幸い現状は傷みがないので、再び塩ビシート防水を施工し直せば更に20年防水効果が延びてくれます!
屋根材は陶器瓦と呼ばれ、塗装は不要です。
粘土系の瓦の一種で、昔ながらの日本瓦も粘土瓦の一種です。
陶器瓦自体の耐久性も50~60年と非常に長く、仮に瓦に不具合が見つかっても1枚単位で交換が可能です。
今回のドローンでの調査では、特に瓦に痛みや不具合は見つかりませんでしたのでメンテナンスは必要ないでしょう。
積水ハウスの外壁塗装のご提案内容
お見積もりの内容を以下にまとめています。
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(ダインコンクリート) | 膨れ補修・外壁塗装 | 塗膜の膨れと劣化 |
目地 | コーキング撤去打ち替え | コーキングの劣化 |
サッシ廻り・軒天廻り | コーキング増し打ち工法 | コーキングの劣化 |
ベランダ | 塩ビシート防水 | 防水層のメンテナンスのため |
付帯部(雨樋・シャッターBOX・スリムダクト・軒天破風板) | 付帯塗装 | 美観の向上・防水性の維持のため |
足場仮設費用などの共通工事や補修工事を含んで約152万円~237万円(税別)のお見積もり金額を提示させていただきました。(防水工事は別途)
引用:関西ペイント
塗装プランは吹付け多彩模様を提案いたしました!
多彩模様とは細かなチップを吹き付けることで、天然石のような風合いが出るハウスメーカーなどの高級住宅に人気の塗装です。
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!
塗装工事後の様子は近日中に施工事例ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。
▼施工事例公開しました(2024/03/05公開)▼
何か気になることやご不安があればお気軽にご相談いただけますと幸いです。