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2021年8月に塗装工事を完工しました奈良県葛城市のお客様より「漆喰外壁のひび割れが再発している」とご連絡をいただきました。
漆喰のひび割れの原因は、材料の乾燥による収縮や道路からの振動など様々です。
同年10月にひび割れ部分を手直ししましたが2022年3月に再びひび割れが発生したため、下地の木材から補修をさせていただきました。
皆様、こんにちは!
外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
奈良県葛城市の築約80年の漆喰外壁の住宅へアフターフォロー対応に伺った事例を紹介いたします。
漆喰外壁のひび割れ補修(1回目)
施工当時の外壁塗装のあらまし
2021年8月に漆喰外壁の補修とトタン外壁への塗装工事を施工いたしました築80年近くの奈良県葛城市の住宅です。
漆喰の剥がれやひび割れが目立つため、漆喰専用塗料でのメンテナンスは難しいと診断。
下地となるモルタルも欠けや大きな亀裂があったため、下地のモルタルを補修後に漆喰をすべて撤去して漆喰を塗り直す工事をいたしました。
▼2021月8月の施工事例はこちら▼
漆喰外壁のひび割れの調査
「漆喰外壁のひび割れが再発している」とのご連絡を受け、早速現地に伺いました。
漆喰のひび割れの原因は、材料の乾燥による収縮や道路からの振動など様々です。
そのため一概にひび割れの原因を特定することは難しく、工事後間もない症状でご不便をおかけして申し訳ありません。
漆喰外壁のひび割れを補修
前回に施工した漆喰をすべて撤去する工程からスタートです。
漆喰を取り除くことで下地が見えてきますね。
漆喰を施工しても下地となる外壁が脆くなっている場合は再びひび割れが起きてしまいます。
そこで下地自体も脆くなっている可能性を考慮して、モルタルを塗り下地を補強していきます。
補強した下地の上から、再び漆喰を塗り重ねて…
漆喰外壁の手直し完了です!
しかし約半年後にひび割れの症状が再発してしまいます。その様子を次項で紹介いたします。
漆喰外壁を下地の木部から補強(2回目)
前回2021年10月に漆喰の塗り直しをさせていただいてから、約半年後の2022年3月にひび割れが再発しているとご連絡をいただきました。
前回に漆喰の下地をモルタルで補強したので、それでもひび割れてしまうのは構造上の経年劣化の可能性があります。
築80年近い建物なので下地となる木材が劣化している可能性が高いため、下地の木材から施工をしなおすことになりました。
もちろん前回同様に、今回の手直しもお客様ご負担はありませんのでご安心ください。
度重なるご不便をおかけして、申し訳ございません。
今度こそ症状が再発しないように、木部から補強をいたします!
半年前に施工した漆喰を再び取り除きます。
漆喰の下地材もすべて取り除き、木部が剥き出しの状態です。
一部木材が破損するなど、築年数相応の痛みが確認できます。
このままモルタルで補強してもひび割れが再発する可能性が高いので、木部の下地からやり直します。
下地に木材を取り付け…
漆喰外壁の下地に木材で補強し土台を作ります。
木材の上から防水紙とラス網を貼り付け、モルタル壁を作る準備をします。
モルタルを左官して外壁を形成し…
ひび割れていた部位の外壁を作り直しました。
モルタルが完全に乾燥してから再度漆喰を塗り直し…
完成です!
葛城市の漆喰外壁のアフターフォロー完了
こちらの記事を書かせていただいている2024年1月現在、手直し後にひび割れが再発したとのご連絡はありません。
しかし塗装工事はどんなにきっちり仕上げたとしても絶対に不具合がないと言えないため、同様の症状や他に気になることがあればお気軽にご相談ください。
過去に外壁塗装を施工させていただいたお客様には、定期的に最新の塗装内容などが書かれた情報誌をお送りしています。
塗装後に何かあればすぐに調査に駆け付けられるように、保証はもちろんのことアフターフォローの体制も万全です!