塩ビシート防水(機械固定工法) | |
八尾市
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Before 施工前 |
After 施工後 |
施工地 | 八尾市 | 築年数 | 27年 |
価格 | 13万円 | 工事期間 | 2日間 |
塗料名 | 塗料種別 | 塩ビシート | |
面積 | 5m2 | カラー | |
塗料名 | 塗料種別 | ||
面積 | m2 | カラー |
築年数 | 27年 | 工事期間 | 2日間 |
塗料名 | 塗料種別 | 塩ビシート | |
面積 | 5m2 | カラー | |
塗料名 | 塗料種別 | ||
面積 | m2 | カラー |
✓ご依頼までの背景
繰り返す塔屋からの雨漏りにお困りのお客様からお電話でお問合せをいただきました。
他業者数社で塔屋の防水工事やコーキング工事などで雨漏り修理をしてもらいましたが、一向に雨漏りが改善しませんでした。
受付時の対応や防水工事に10年保証がある点が決め手となりこの度ご成約をいただきました。
現場調査時のブログ⇒八尾市にて他業者で改善しない繰り返す雨漏りの原因を調査
外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当事例では八尾市の戸建て住宅の塔屋へ塩ビシート防水を実施して雨漏りが改善した内容を紹介いたします。
▼八尾市の外壁塗装業者選びについてはこちらの記事で解説をしています▼
八尾市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者
塔屋の塩ビシート防水前後の比較
まずは防水工事のビフォーアフター写真から紹介いたします。
八尾市の塔屋からの雨漏り調査の様子
塔屋の防水層の痛みが雨漏りの原因
雨漏り調査をしたところ、他業者で防水工事を施工済みとのことですが、施工があまりよくなく雨漏りが止まっていない状況でした。
塔屋の外側ですが、外壁にまで雨水が染み込んで黒く変色していますね。
塔屋の天井点検口を拝見すると、水の量はそこまで多くないですが雨染みができていました。
雨漏りの原因としてよくある例がドレン内部からの雨漏りです。
ドレンから樋へ雨水が受け渡される過程で、ドレン内部の痛みから雨水が漏れてしまい屋内へ雨漏りしてしまいます。
以上の点検内容を踏まえて、塔屋の雨漏り解決に塩ビシート防水を提案いたしました。
塩ビシート防水自体の寿命は約15~20年とされています。
寿命が過ぎた防水層を放置していると、気付かないうちにシートの破けから雨が入り込み雨漏り被害へ発展するケースも少なくありません。
塩ビシート防水(機械固定工法)をご提案
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての見積書の内容をご覧いただけます。
摘 要 | 数量 | 単位 | 単 価 | 金額 | 備 考 |
ケレン・清掃 | 5.2 | ㎡ | – | – | |
塩ビシート防水 平場 | 2.9 | ㎡ | – | – | 機械固定工法 |
塩ビシート防水 立上り | 7.5 | m | – | – | 機械固定工法 |
塩ビ鋼板取付け 入隅 | 7.5 | m | – | – | |
塩ビ鋼板取付け 端末 | 7.5 | m | – | – | |
改修ドレン取付け | 1 | 式 | – | – | |
諸経費・機材運搬・揚重費 | 1 | 式 | – | – | |
小計 | ¥138,060 | 10年保証 |
お客様へお渡しした見積書の内訳です。
実際には単価や金額は明記していますが、こちらでは単価は非公開とさせていただきます。
ご提案した塩ビシート防水(機械固定工法)は、元々施工されてある塩ビシート防水の上から施工できる工法です。
そのため廃材処分費がほとんどかからず、加えて塩ビシートの寿命である15~20年の耐久性を再び得ることができるのでコストパフォーマンスに優れた防水工法なのです。
▼同現場の雨漏り調査の様子について詳しくはこちら▼
塔屋へ塩ビシート防水(機械固定工法)を実施
塩ビシート防水は基本的に既存の防水層の上からそのまま施工が可能です。
しかし写真のようなドレン部分は既存の防水層を撤去してからでないと、しっかりとした改修工事を行うことができません。
そのためまずはドレン部分の撤去から行います。
塩ビシート防水を施工する下地調整として既存の防水層へこびり付いた汚れを取り除きます。
機械固定工法は塩ビシートの下に絶縁シートとを敷設します。
既存の塩ビシートとこれから敷設する塩ビシートの間に絶縁シートを挟むことで、既存の防水層を保護しながら湿気の影響による塩ビシートの膨れなどを防ぐ働きがあります。
そのことから機械固定工法は別名「絶縁工法」とも呼ばれているのです。
端末にブチルテープ(防水テープ)を貼ります。
最終的に塩ビシートで覆うことになりますが、あらかじめブチルテープを仕込むことで金物内部に雨水が入り込むのを防ぐのです。
絶縁シートを固定するために、端部に鋼板を取り付けます。
鋼板のビスにはエポキシ樹脂を注入してビス穴を補強します。
絶縁シートの上から、IHディスクと呼ばれる器具を等間隔で固定していきます。
IHディスクの取り付けが完了しました。
このディスクが後に取付ける塩ビシートとの溶着部分となるので、接着剤などを使用せずに塩ビシートを取り付けることが可能です。
このように機械を使用して塩ビシートを固定することが「機械固定工法」の由縁なのです。
排水用のドレン内部も筒状にした防水層を取り付けます。
改修ドレン工事と言い、防水工事ではこの改修ドレンがとても重要視されます。
なぜかと言うとドレン内部の防水層が劣化しているとそこから雨漏り症状へ発展しやすいからです。
ですので防水工事の際は見積書に「改修ドレン」の項目があるか確認された方が良いでしょう。
絶縁シートの上から、塩ビシートをシワにならないように引っ張りながら取り付けます。
ジョイント部分は熱風機をあてて熱溶着をします。
写真では中々伝わりにくいですが、実はこの機械から約800℃もの温風がでているので、シート同士の継ぎ目を溶かしてシームレスに近い状態にします。
熱でシート同士が溶けて一体化するので、ジョイント部分から雨が侵入する心配がありません。
立ち上がり部分やコーナー部分も熱溶着で隙間がないように、塩ビシートをしっかりと取り付けます。
更に塩ビシートと同素材のシール材でジョイント部分を保護します。
入念にジョイントの処理をするからこそ、約20年近くの耐久性を得ることができるのです。
絶縁シートの上に取り付けたIHディスクの上から、誘導加熱装置を使用してディスク部を加熱して塩ビシートを接合します。
加熱することで塩ビシートが溶けて傷まないか?と心配になるかもしれませんが、この誘導加熱装置は塩ビシートの裏面のみを溶かすことができるので表面が傷む心配はありません。
笠木と外壁の取り合いにはコーキングが施工されていますが、隙間ができて間から雨水が侵入する可能性があるのでコーキングを施工しなおします。(写真赤丸)
既存のコーキングを撤去します。
養生後にプライマーを塗布して…
コーキング材を充填させます。
笠木の隙間からも雨漏りの原因になるので、他の隙間もすべてコーキングで埋めました。
塔屋の塩ビシート防水施工により雨漏り改善
塔屋の塩ビシート防水工事の完了です!
完工後にお客様からアンケートを頂戴しましたのでご紹介いたします(^-^)
Q.塗装をする前にどんなことで困っていましたか?
A.何回も修理(雨漏り)を各業者に依頼したが雨漏りが発生した
A.最初に電話した時の受付の人の対応の印象。
保証がある事。
保証がある業者の責任ある工事への期待感。
Q.実際に仕事を終えて良かったことがあれば教えてください。
A.迅速な工事と、工事完了後の修理状況の丁寧な説明。
営業担当者の工事前の案内と工事の完了後の説明。
A.何回も業者の初回調査を見てきたが、その態度や説明が不遜な業者が多かった。
御社の受付と営業、施工の各担当者の対応が良好であった。
特に、会社の受付の方の態度は親切であったと感じる。
(全く、これがなってない会社が多かった)
この度は大切なお住まいの雨漏り修理のご依頼いただきまして誠にありがとうございます!
万が一工事後に雨漏り再発などの不具合がある場合は最短即日でご訪問をして状態を確認させていただきます。
その後、手直し日の手配をしてからアフターフォローを行います。
雨漏り修理はどんなにきっちり仕上げたとしても、絶対に再発しないとは言い難いです。
そのため工事後のご不安やお困りは何でもお気軽にご相談ください。