「外壁塗装を行うにあたりおすすめの塗料メーカーを知りたい」
といった方も多いのではないのでしょうか?
南大阪ペイントセンターでは日本三大塗料メーカー(日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研)を主に取扱っており、中でも関西ペイントの塗料をお客様へご提案するケースが多いです。
日本三大塗料メーカー以外にも様々な特徴をもった塗料メーカーがあるため、他のメーカーも気になられると思います。
そこでこちらの記事では日本を代表する塗料メーカー10社についてまとめました。
各塗料メーカーの特徴や商品を理解しご自身に合った塗料を見つけてみましょう!
こちらの記事でわかること
・塗料メーカー10社の特徴と代表商品
・塗料メーカーを選ぶポイント4つ
1.日本を代表する外壁塗装の塗料メーカー10選と代表塗料
まずは日本を代表する外壁塗装の塗料メーカー10選と各メーカーの代表塗料についてご紹介していきたいと思います。
1.日本ペイント
日本ペイントは日本で最も有名といっても過言ではない代表的な一部上場企業の塗料メーカーです。
国産塗料の開発に初めて成功した企業で、海軍の船用塗料や工業用塗料・自動車塗料・建築用塗料など幅広い製品を作り出しており、アジアでナンバー1、世界で4位のシェアを誇る塗料メーカーです。
日本ペイントの代表的な塗料
✓パーフェクトトップ
価格はそれほど高くないのに耐久性に優れ汚れに強い人気の高い塗料です。1液水性ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料に分類されます。
ラジカル塗料とは…汚れの原因になるラジカルの発生を抑制することができる塗料。
✓水性シリコンセラUV
水性シリコンセラUVは環境に配慮した塗料で、特に窯業系サイディングの塗装に適しており1999年の発売以来長く愛される塗料です。
オール水性で、耐久性が高く汚れに強い特徴があり、カビや苔の繁殖も抑える効果もあります。多くの塗装業者でも取り扱いがあり職人にとっても扱いやすい塗料です。
2.関西ペイント
1918年に創立。海外56か国127拠点があり、全世界の塗料分野でも売上高で上位10位に入っている大手塗料メーカーです。
明石海峡大橋・東京タワー・関西国際空港などの塗装も関西ペイントの塗料で行っているそうですよ!
関西ペイントの代表的な塗料
✓アレスダイナミックシリーズ
アレスダイナミックシリーズはコストを抑えつつも耐久性の向上と建物の長期保護を目指した塗料です。
汚れの原因となるラジカルを自発的に抑えることができる塗料で弊社でも大変人気の高い塗料です。
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3.エスケー化研
1958年に創立。大阪府茨木市に本社を置く建築仕上げ塗材をメインに扱う会社です。
不燃セラミック塗料、水性エナメルなどの開発に成功、現在2箇所の研究所を設ける国内トップ塗料メーカーです。
エスケー化研の代表的な塗料
✓プレミアムシリコン
汚れに強いラジカル制御形塗料でトリプルガードという方法で汚れの発生と進行を抑制しています。
従来のシリコン塗料に比べ耐久性に優れた塗料で、水性であることからも人体や環境に配慮した塗料でもあります。
✓水性セラタイトシリーズ
大気中の排気ガスや粉塵による汚れが付着しにくい塗料。また、防カビ・防藻性にも優れているため長期で美観を維持することができる塗料です。
シリコン塗料やフッ素塗料などシリーズの中にもグレードがございます。
4.アステックペイント
2000年にオーストラリアのAstec Paints Australasiaの塗料を輸入・販売する代理店として創立。
2012年から自社塗料の開発をスタートさせ今や日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研に並ぶ大手塗料メーカーになりました。遮熱塗料では3年連続国内シェアNO1を誇ります。
アステックペイントの製品はアステックペイント認定店でしか扱うことができません。そのため施工品質の高い塗装店にしか製品を卸さないスタイルを貫いています。
アステックペイントの代表的な塗料
✓超低汚染リファインシリーズの特徴
親水性の高い無機物を配合した塗料で一般的な塗料に比べ汚れが流れやすい特徴を持ちます。美壁革命というキャッチコピーがある通り、美観重視で塗料を選びたい方にはぴったりな塗料です。
5.大日本塗料
大日本塗料は重防食用を中心に、建築物や自動車補修用の塗料を販売している塗料メーカーです。
重防食用…塗料の耐用年数を長く保つための工事方法
近年では環境に優しいDNT水性重防食システムを開発・販売していることで注目を集めています。
大日本塗料の代表的な塗料
✓エコクールスマイル
エコクールスマイルはセラミックを配合した塗料で汚れに強い特徴を持ちます。また、紫外線の反射率も高く高い遮熱効果が期待される塗料です。
6.水谷ペイント
1922年に創立された塗料メーカーで「人にやさしく・地球にやさしく」をモットーに掲げる環境対策にも積極的なメーカーです。
人や環境にやさしい、低VOC(有機溶剤)化対応の水系塗料「ポリマテックス」や「水系ダンクトップR」を開発し、塗料業界第1号のエコマークを取得しました。
また、樹脂の合成から塗料化までを自社で一貫生産することで高品質な塗料を提供しています。
水谷ペイントの代表的な塗料
✓ナノコンポジット
無機成分と有機成分をナノレベルで複合し、超低汚染性と耐久性を両立した無機系の塗料です。
日本三大技術賞「井上春成賞」を業界初受賞した塗料で特許も取得しています。8年の月日をかけて開発したそうですよ!
7.ロックペイント
1952年大阪で創立。塗料やラミネート用接着剤の開発・製造・販売を行うメーカーです。特に車両用塗料では高い国内シェアを誇ります。
揮発性有機化合物塗料というシックハウスの発生を抑える塗料や、有害基金物を配合しないサビ止め塗料などの開発を行っています。
ロックペイントの代表的な塗料
✓ユメロック
合成樹脂を主成分とした塗料で、機能性・耐久性・価格性ともにバランスの取れたコストパフォーマンスの高い塗料です。
雨や泥を弾くコーティングも備わり長期で美観を維持することができる塗料です。また、紫外線や台風、気候による気温の変化に強い塗料でもあります。
8.日進産業
1977年東京にて創立。塗料の中でも特に遮熱・断熱に力を入れておりJAXAのロケット断熱材技術を応用した断熱塗料「ガイナ」の開発と販売で注目される塗料メーカーです。
日進産業の代表的な塗料
有機溶剤等危険物を使用していない安全性の高い水性塗料です。また、ガイナを外壁に塗布することで太陽光を効率よく反射し熱の発生を抑制させる効果がある「断熱塗料」です。
ガイナを塗布している箇所と塗布していない箇所では最大22℃の温度差を実現。塗る断熱材と呼ばれるほど断熱・遮熱効果が高い高機能塗料です。
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ガイナHP(外部サイト)
9.スズカファイン
1948年に三重県四日市にて創立。元々は、酒精ニスを主に製造していた会社ですが1948年に塗料部門が独立して現在のスズカファイン株式会社へと成長しました。
高品質でクオリティの高い塗料を低価格で提供する老舗塗料メーカーです。
スズカファインの代表的な塗料
✓ウォールバリア水性SI
汚れの原因となるラジカルの発生を抑制して耐久性・耐候性を実現させた塗料。刺激臭も少なく人や環境にも優しい塗料です。
また、防カビ防藻性にも優れた特性をもつため長期の美観性が期待できる塗料でもあります。
10.AGCコーテック
AGCコーテックは旭硝子のグループ会社でフッ素塗料の開発・製造を主に行う塗料メーカーです。「素材のAGC」のテレビCMをご覧になられたこともあるのではないでしょうか?
1982年にフッ素塗料であるルミフロンを開発しフッ素塗料専門メーカーになりました。建築物はもちろん、航空機や車両などの塗料にも使用されています。
AGCコーテックの代表的な塗料
紫外線に強いフッ素塗料で、雨水で外壁の汚れを自発的に流すことのできるセルフクリーニング機能を持つ塗料です。
一部の認定施工店のみでしか施工は認められていません。
2.塗料メーカーを選ぶときのポイント4つ
ここまでは日本三大塗料メーカーをはじめ、日本を代表する塗料メーカー10社をご紹介して参りました。
では、実際どのようにして塗料メーカーを選べば良いのかポイントを4つにまとめました。ぜひご参考にご覧ください。
知名度の高い塗料メーカーを選びましょう
塗料メーカーは知名度を重視された方が良いでしょう。
なぜなら知名度の高いメーカーは様々な塗料を開発してきた実績があることから、品質はそれだけ確かなものが多い傾向にあります。
歴史や実績がある会社でしたら、信頼度が高く安心感も得られますね。
特徴や目的・コストから選ぶ
塗料メーカーを選ぶ時は、外壁塗装をする特徴や目的・ご家庭に見合ったコストから選ぶようにしましょう。
例えば、「夏の暑さに悩んでいるので断熱性の高い塗料を使用したい」「多少コストはかかったとしても耐久性の高い塗料で外壁塗装をしたい」など明確な目的を持っていると、その特徴に見合った塗料メーカーの選定がしやすくなることでしょう。
最新の技術を使っているかどうか
塗料業界は日々技術が進歩しています。最新の技術は常に更新されています。
例えば、近年ではコストを抑えながら優れた耐久性を持つ塗料が次々と販売されています。また、従来の塗装回数よりも少なくて済む塗料も市場に出ています。
もちろん、最新技術を採用しているからと言って、全ての塗料が優れているわけではありません。ただし、最新技術を駆使して効果を最大限に引き出すことができる塗料メーカーも存在しており、メーカー選びの際には意識することが重要です。
日本塗料工業会で塗料メーカーを調べる
塗料製造業を会員とする団体、「日本塗料工業会」には大手塗料メーカーをはじめたくさんの塗料メーカーが加盟しています。
そのため施工店が提案する塗料メーカー以外のメーカーも知りたい!といった方は日本塗料工業会のHPにて多種多様な塗料メーカーを調べることができますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本には優れた技術を持つ塗料メーカーがたくさんあることをお分かり頂けたのではないかと思います。
ご自身の目的に見合った塗料を開発・販売する塗料メーカーをうまくみつけることが外壁塗装を成功させるポイントなのではないでしょうか。
日本を代表する外壁塗装の塗料メーカー10選と代表塗料
日本ペイント
関西ペイント
エスケー化研
アステックペイント
大日本塗料
水谷ペイント
ロックペイント
日進産業
スズカファイン
AGCコーテック
塗料メーカーを選ぶときのポイント4つ
知名度の高い塗料メーカーを選びましょう
特徴や目的・コストから選ぶ
最新技術をつかっているかどうか
日本塗料工業会で塗料メーカーを調べる
最後までお読み頂きありがとうございます。