ご自宅の外壁塗装をした場合、ほとんどの業者では一定の保証期間を設けております。ですが業者によってその内容や期間は様々です。
外壁塗装は数十万~数百万円する大きな買い物ですので契約前に保証内容や保証期間をしっかりと確認しておく必要があります。
外壁塗装の保証は主に3種類
自社保証
メーカー保証
第三者保証
外壁塗装の保証期間を確認する方法
電話で確認する
メールや問い合わせフォームから確認する
保証書の記載を確認
注意したい!保証期間内でも適用されない4つのケース
保証書を受け取っていなかった
保証期間内だが保証対象外だった
塗装業者が倒産してしまった
自分で補修をしてしまった
外壁塗装の保証期間やその内容について詳しくお話していきたいと思いますので、ぜひご参考にご覧ください!
外壁塗装の保証は主に3種類。種類別外壁塗装の保証期間
外壁塗装の保証には主に「自社保証」「メーカー保証」「第三者保証」の3種類があります。各保証の内容と期間についてお話していきたいと思います。
自社保証の保証期間
自社保証は外壁塗装を施工した業者が保証を行います。基本的にはこの自社保証を利用します。
施工にミスがあった場合に保証されますが、保証の内容や期間も業者によって異なります。
特に、どの部分をどのように保証してくれるのか、どんな状態であれば保証が可能であるのか、具体的な期間や内容を確認しておくことが重要です。
いざという時に「この状態は保証対象外です」と言われる場合もあります。そうしたことを防ぐためにしっかりと書面で保証内容を確認し保証書を受け取りましょう。口約束は絶対にダメですよ!
保証期間は3年・5年・10年を謳っている業者が多いですが、業者によって異なります。
南大阪ペイントセンターでは最長15年の保証を有し、アフターフォロー体制も万全です。
こちらの保証は「工事保証」といって施工そのものを保証する制度です。
メーカー保証の保証期間
メーカー保証は塗料メーカーが保証を行います。メーカー保証の場合、倒産の心配が少ないこと・保証制度が明確といったメリットがあります。
ですが、施工方法に問題があってはいけないため、メーカーが認定した業者でないと保証が受けれない場合が多く、特定の地域や塗料にしか保証されない場合もありなかなか保証が適用されないのがデメリットでもあります。
保証期間は塗料によって異なり1~10年があります。基本的には耐用年数が長い塗料の保証は長く耐用年数が短い塗料の保証は短期間です。
塗料名 | 保証期間 |
---|---|
ウレタン塗料 | ~3年 |
シリコン塗料 | 3~5年 |
フッ素塗料 | 7~10年 |
無機塗料 | 7~10年 |
こちらの保証は製品そのものを保証してくれる「製品保証」という保証に分類されます。工事内容についての保証ではありません。
第三者保証の保証期間
リフォーム団体や組合に加入している業者であれば、業者が倒産してしまったとしても外壁塗装の保証が受けられることがあります。保証内容や保証期間は組合によって異なります。
また、国土交通省が推奨している「リフォーム瑕疵保険」もあります。
リフォーム瑕疵保険はリフォーム箇所全てが保証適用内・依頼業者が倒産した後でも保証が受けられる・塗料の種類を問わず保証が受けられる といったメリットがありますが、保証期間は1年と短い事がデメリットです。
第三者保証の保証期間は組合によっても異なります。お客様が加入されている保険組合に一度問い合わせをしてみましょう。
関連記事:リフォーム瑕疵保険JIO公式HP
外壁塗装の保証期間を確認する方法
外壁塗装の保証期間を確認する方法が3つございます。
電話で確認する
業者やメーカー・瑕疵保険の組合に直接電話して保証期間を聞くと教えてくれます。その際本社に電話してもかまいませんし担当営業に電話をされてもかまいません。
その際に、契約番号などを伝えるとよりスムーズです。
メールや問い合わせフォームから確認する
メーカーや組合ではHP内にメールや問い合わせフォームが設置されています。また、塗装業者によってもメールやHPの問い合わせフォームがある業者があります。
電話よりも気軽に問い合わせができますが、返信には時間を要します。
保証書の記載を確認
保証書を確認すると、必ず保証期間の記載がございます。保証書を必ず管理・保管しいつでも確認できるようにしておきましょう。
保証期間内でも適用されない4つのケース
ここからは注意したい保証期間内でも適用されない4つのケースついてお話していきたいと思います。
保証期間内だが保証対象外だった
保証期間が10年あるから大丈夫!と安心していたが、実際には保証対象外だったので保証してもらえなかったといったケースが多くあります。
先程もお話をさせて頂きましたが、たとえ保証期間内であったとしてもひび割れなど経年劣化が原因である症状は、塗装後数年であったとしても保証はしてもらえません。
保証書を受け取っていなかった
外壁塗装の保証には必ず保証書を受け取りましょう。口約束は絶対にいけません!
特に「前回も同じ業者に依頼したから」「知り合いの業者だから」といった場合でも必ず保証書は受け取りましょう。
例えば「外壁の色褪せも保証してあげる」と職人さんに言われたから連絡したけど「色褪せは保証対象外です。保証書に記載がありません」と言われればそれで終了です。
また、保証書を受け取っていなかったために、本来ならば保証を受けれる範囲であったとしても保証が受けられなかった といったケースも実際にありました。
このようなトラブルを回避するためにも必ず保証書を受け取り大切に保管しておきましょう。また、保証書を発行してくれないような業者とは契約しないようにしましょう。
塗装業者が倒産してしまった
塗装業者が倒産してしまったといったケースもよく見られます。特に設立10年未満の業者が10年以上の保証期間を設けている場合によくみられます。
特に20年、30年と長期の保証期間を設けている業者には注意が必要です。(20年も経過すれば次の塗装が必要であり現実的ではないため)
優良な企業であれば3年・5年・10年以内の保証期間が基本です。
もし、施工業者が倒産してしまった場合は、リフォーム瑕疵保険の活用や第三者機関に相談するようにしましょう。
自分で補修をしてしまった
塗膜が剥がれてきたので自分で軽く補修をしてみた。だけど結局は直らなかったので保証の連絡を業者にしてみた。しかし「自分で補修された場合は保証対象外です」と言われた。
このようなケースも非常に多いです。
このようにご自身で補修をしてしまった場合は、責任の所在が不透明になり「自分でしたからこうなったのでは?」「元々はここまでひどくなかったのでは?」と責められても仕方がありません。
ですので、施工不良を見つけても絶対にご自身で補修をしないでください。不良を見つけ次第証拠の写真を撮り速やかに業者に連絡を取るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外壁塗装の保証はとても大切です。ですが保証期間や保証内容をしっかり把握しておかないとトラブルや失敗の元になることがわかりました。
外壁塗装の保証は主に3種類
自社保証
メーカー保証
第三者保証
外壁塗装の保証期間を確認する方法
電話で確認する
メールや問い合わせフォームから確認する
保証書の記載を確認
保証期間内でも適用されない4つのケース
保証期間内だが保証対象外だった
保証書を受け取っていなかった
塗装業者が倒産してしまった
自分で補修をしてしまった