大阪市此花区でALC外壁への塗装工事のお見積り訪問

大阪市此花区でALC外壁への塗装工事のお見積り訪問

ブログの概要
大阪市此花区の旭化成ヘーベルハウス施工の戸建て住宅からのお見積り訪問へ伺った内容を掲載しています。

「メーカーで見積りをしたところとても現実的ではない金額に困っていました。ネット検索でヘーベルハウスの塗装実績があったので連絡しました」と弊社にご相談をいただきました。
ヘーベルハウスの見積内容に沿う形で弊社での見積りをご希望されていたこともあり、そのご希望に沿って点検とお見積りいたしました。

大阪市の皆さま、こんにちは!
塗装工事専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。

ハウスメーカーの見積り金額に驚かれ、ご相談いただくケースは少なくありません。
当ブログではALC外壁のヘーベルハウス施工住宅へお見積りを実施した内容をご紹介しています。

ALC外壁の塗装をメーカーから勧められたことがきっかけ

大阪市此花区の塗装工事の見積りに伺ったALC外壁の住宅

築年数 25年
きっかけ ハウスメーカーの点検
外壁 ALC(セラミック仕上げ)
屋根 陸屋根(塩ビシート防水)

ALC外壁と陸屋根の調査

ALC外壁の点検

ALC外壁
外壁にはALCパネルが使用されています。
ヘーベルハウスはALCの外壁材であることがほとんどで、メンテナンス方法としてはコーキング工事塗装工事の2つです。

ALCの目地の亀裂
わずかに目地がひび割れていますね。

ALCのメンテナンスをする上で一番大切なのがこの目地の補修なのです。

ALCは軽量気泡コンクリートのことで他の外壁材と比較すると耐火性や防音性・耐震性にも優れた外壁材です。
一見非の打ち所がない外壁材に聞こえますが、パネル状の外壁ゆえに目地の劣化という弱点があります。

▼ALCの特長について詳しく掲載▼
【ALCとは?】戸建て住宅の主な外壁材の種類

ALCの目地のひび割れ
パネル状になったALCの継ぎ目(赤枠部分)をコーキングで埋めて、その上から塗装をするのです。

しかし経年劣化によりコーキング材が硬くなり、柔軟性のなくなったコーキングはやがてひび割れを起こします。
写真でも目地の中にあるコーキングがひび割れていることが分かりますね。

ALCのサッシ周りのひび割れ
コーキングが施工されているのは目地だけでなく、写真のようなサッシ周辺にもぐるりと囲むようにコーキングが施されています。

ALCの目地やサッシ周りには、塗装の前にコーキングでひび割れを補修してあげる必要があるのです。

▼ALCのコーキングについて詳しく掲載▼
ALCのコーキング工事の工程と費用について

二重カバーのサッシ
シャッター窓枠に二重でカバーがついています。
ハウスメーカーで稀にある仕様です。

二重にカバーがあることで窓枠周辺のコーキングによるメンテナンスができないので、一時的にカバー取り外して工事をします。

二重カバーを脱着して塗装
写真は施工中のものですが二重カバーの部分を事前に取り外してから、窓枠ギリギリの部分までコーキングのメンテナンスや塗装工事を行います。

シャッターレールの脱着には18,000円(税抜)がかかってしまうので、お見積り金額に含ませていただきます。

付帯部の劣化
樋やシャッターボックスといった付帯部も色褪せが目立ちますので、塗装で表面を保護して耐久性をアップしてあげましょう。

軒天の痛み
軒天の劣化は見逃してメンテナンスを怠ってしまうと、ボードの貼り替えなど大がかりな補修が必要になる部位です。

現状は色褪せのみの軽微な劣化状態ですので、軒天の寿命を高めるためにも塗装で保護をしてあげます。

ALC外壁の住宅の基礎
あまり目立つことのない基礎の塗装も、ヘーベルハウスの見積り内容に入っていました。

確かにひび割れなど大きな痛みはないものの、変色が一部見られるので塗装による保護が寿命を迎えていることが窺えます。
新築時に基礎にも塗装がされていますが、年数とともに塗装の効果が薄れコンクリートが中性化してしまいます。

中性化した基礎はやがてひび割れなどの深刻な痛みへと発展するので、事前に塗装で保護をすることがおすすめです。

基礎には湿気を逃がす役割があるので、誤った塗料を選定してしまうと逆に基礎内部に湿気が籠り劣化させてしまいます。
ですので基礎には専用の防水性・透湿性を兼ねそなえた塗料で塗装を行いましょう。

陸屋根の点検

陸屋根の点検
陸屋根には塩ビシート防水が施工されています。

塩ビシート防水は20年近い耐用年数が期待できる防水工事の1つで、築25年の陸屋根の状態を確認しても破れなど大きな痛みは見られません。

陸屋根の塩ビシート防水
ですが築25年にもなると既存の塩ビシート防水が寿命を迎えるころで、今後防水層が破けて雨漏り被害に発展してもおかしくない状態です。

このタイミングで塩ビシート防水を新たに施工しなおし、陸屋根の防水効果を高めてあげるのが良いと思います。
ヘーベルハウスのお見積りにも、陸屋根の塩ビシート防水の貼り直しのご提案があったようです。

弊社からのご提案としては既存の塩ビシートの上から新しく塩ビシート防水を施工する増張り工法です。

・防水のシートが二重になることで防水性がより高まる
・撤去・処分代が不要なので施工費用を抑えられ工期も短縮可能

という2つのメリットからも、増張り工法をご提案いたしました。

▼塩ビシート防水について詳しく掲載▼
塩ビシート防水【防水工事の種類と耐久性の違いについて】

陸屋根の上にある未使用の室外機
屋上には使用しなくなった室外機が置かれています。

荷下ろしをご希望でしたので、サービスで無償で対応させていただきます。(室外機の処分はお客様ご自身で対応されます)

ALC外壁の戸建て住宅のお見積り結果

お見積りに伺ったALC外壁の住宅

お見積り内容

劣化部位 ご提案 理由
ALC外壁 塗装工事 築年数による塗膜の劣化
目地とサッシ周り コーキング増し打ち ひび割れ解消と防水性を高めるため
基礎 塗装工事 中性化による劣化を防ぐため
付帯部(雨樋・軒天など) 付帯部の塗装 美観の向上・防水性の維持のため
陸屋根 塩ビシート防水(増し張り工法) 陸屋根からの雨漏り防止のため

多彩模様仕上げ
ヘーベルハウスでは多彩模様での塗装の提案しかなかったようです。
多彩模様とは写真のように細かな模様を吹き付けることで、御影石のような意匠性の高いデザインを実現できる塗装方法です。

高級感が出るとのお声が多く、ハウスメーカーの塗装工事では人気の塗装方法です。

お客様のご意向としては特に「多彩模様にしたい」などのこだわりは無いとの事でしたので、同等の耐久性でより安価な単色塗装も提案いたしました。

お見積り金額

※塗料によって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積り金額も塗料によって変動します。

塗料別見積もり案 見積もり金額(税抜き)
吹付け多彩模様フッ素塗料 ¥1,991,900
吹付け多彩模様シリコン塗料 ¥1,886,650
超低汚染型シリコン塗料 ¥1,667,050
ラジカルシリコン塗料 ¥1,575,550
シリコン塗料 ¥1,538,950

施工単価などは企業秘密なのでサイト上では詳しく表記できませんが、お客様へは㎡数や㎡当たりの単価、塗料名などを明記した見積書をお渡ししています。

多彩模様を含めた計5プランのお見積りをご提示いたしました。
一番高額なフッ素による塗装よりも耐用年数は劣りますが、約13~16年の耐用性が期待できる超低汚染型シリコン塗料でのお見積りをお選びいただきました。

この度は南大阪ペイントセンターにご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
塗装工事後の様子は近日中に施工事例ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。

▼施工内容をアップしました(2022/11/16更新)▼

その他のALC外壁の塗装工事の見積り事例

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