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堺市西区にある築20年の積水ハウス施工の戸建て住宅から塗装工事ご相談です。
積水ハウスから塗装工事の見積もり提案がありましたが、あまりにも高額な見積りでしたので塗装専門店の弊社にご相談をいただきました。
現地調査の様子やご提案~お見積り金額まで詳しくご紹介いたします。
堺市の皆様、こんにちは!
外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
ハウスメーカーからの見積もりをご覧になり、弊社にご相談をいただくお客様は少なくありません。
これまでの統計上、ハウスメーカーの見積もりと比較して約30~50%ほどお値打ちに塗装工事が可能です。
その理由は中間マージンがかからないのはもちろん、ハウスメーカーのように使用する塗料や工法が限定されていなので費用対効果の高い塗装が実現できるのです。
こちらのお客様も弊社の積水ハウスの塗装工事の事例をご覧いただき、ご相談をする決め手になられたようです。
ダインコンクリートの塗装実績をご覧になられご相談
築年数 | 20年(塗装歴なし) |
きっかけ | ハウスメーカーからの提案を受けて |
外壁材 | ダインコンクリート |
屋根材 | 陶器瓦 |
築20年になる積水ハウス施工の戸建て住宅。
今回が初めての塗装工事で、積水ハウスから見積もりを受けられあまりの高額な金額にびっくりされたようです。
ネットで他業者を調べられていたところ、お住まいと同じダインコンクリート(積水ハウスの外壁材)へ塗装をされている事例をご覧になられ弊社にご相談をいただきました。
この度はご連絡をいただきありがとうございます!
塗装工事の現地調査開始
お住まいのお困りごとは特になし
お客様へヒアリングした結果、お住まい自体のお困りごとは特にありませんでした。
たしかに築20年ではありますが、目立った痛みや汚れはなく良好な状態です。
積水ハウスの外壁材「ダインコンクリート」
外壁には積水ハウスのオリジナル外壁材「ダインコンクリート」が使用されています。
意匠性のあるデザインは職人の手技が生み出した、高強度・高耐久の積水ハウスの最高峰の外壁材です。
外壁材の劣化状態
ですがどんなに高耐久な外壁材も、レンガなど一部外壁材を除き基本的に定期的な塗装工事は必須です。
その証拠に外壁材であるダインコンクリートに指で触れると、灰色の粉が付着していますね。
これはチョーキング現象と言い、残念ながら外壁材の防水性がほぼ無い状態と言えます。
粉の正体は外壁材の塗膜が紫外線により分解され、顔料だけが粉状になって表面に出てきています。
汚れと勘違いされる方も多いのですが、外壁材と同じ色の粉が付着する場合はほぼ間違えなくチョーキング現象です。
写真のようにひび割れも多数見られます。
積水ハウスの公式サイトではダインコンクリートは30年塗装が不要とも受け取れる記載があります。
しかし築20年でチョーキング現象やひび割れがある状態では塗装工事は必須と考えて良いでしょう。
調査した結果、ひび割れは横方向がほとんどです。
ダインコンクリート自体、素材はコンクリートですので多少のひび割れはやむを得ないかもしれません。
ですが横方向に延びるひび割れは、外壁をつたい流れ落ちる雨水が入り込むリスクが高いです。
修繕方法としてはひび割れ表面のみを補修するのではなく、ひび割れ自体をやや深めに削ってからコーキング後左官補修をする方法がおすすめです。
仮にひび割れ表面だけコーキングで塞いでも奥側はひび割れたままですので、ひび割れを根本から改善するVカット補修をご提案することがほとんどですよ。
目地のガスケット
積水ハウスなどハウスメーカーに多い仕様なのが、目地にガスケットと呼ばれる乾式目地が埋め込まれています。
(※住宅の大多数は目地にコーキング材と呼ばれるゴムのような素材が施工されているケースがほとんどです。)
ガスケット自体は約30年ほどの耐久性と言われています。
ですが次回塗装を20年後(築40年)と考えると、ガスケットの耐用年数は過ぎてしまいます。
実際に築20年のいまでも、ガスケットが劣化して目地との隙間がわずかにできています。
今後の耐久性を考えて目地のガスケットをすべて取り除き、コーキング材で目地を補強する方が良いでしょう。
外壁にはびこるツタ
外塀にはツタがあり、このままでは塗装ができません。
もちろんツタも撤去してから塗装工事をいたしますのでご安心ください!
貼り直しの提案があった玄関扉
積水ハウスから玄関扉のシートの貼り替えの提案があったようです。
特に痛みや不具合があるわけではありませんが、年数が経った扉をキレイにすることが目的です。
もちろん弊社でも玄関扉のシートの貼り替えは可能ですので、是非ともお見積りの比較対象にしていただければと思います。
付帯部の塗装や防水工事も必要
塗装工事は外壁だけでなくシャッターボックスや雨樋、手摺などの付帯部と呼ばれる部位も塗装をします。
美観の向上だけが目的ではなく、塗装をして保護することで寿命が延びてくれます。
実際に長年メンテナンスをしていなかった雨樋が割れて、樋をすべて交換するケースもあります。
全交換で高額な費用をかけるよりも、定期的に塗装で保護してあげる方が長い目で見てコストパフォーマンスが良いのです。
ベランダにはマットが敷かれており、マットの下には塩ビシート防水が施工されています。
これもハウスメーカーによくある仕様で、防水層が見えないのでオシャレなベランダですよね。
塩ビシート防水の寿命は約15~20年。
築20年を迎えるので、この機会に防水工事も施工された方が良いです。
意外と多いのがベランダの防水層が傷んで発生する階下への雨漏り被害です。
幸い現状は傷みがないので、再び塩ビシート防水を施工し直せば更に20年防水効果が延びてくれます!
陶器瓦は塗装が不要
屋根材は陶器瓦と呼ばれ、塗装は不要です。
粘土系の瓦の一種で、昔ながらの日本瓦も粘土瓦の一種です。
陶器瓦自体の耐久性も50~60年と非常に長く、仮に瓦に不具合が見つかっても1枚単位で交換が可能です。
今回のドローンでの調査では、特に瓦に痛みや不具合は見つかりませんでしたのでメンテナンスは必要ないでしょう。
しかし屋根のパーツである、屋根板金には塗装が必要です。
板金は金属ですので、サビが悪化すると板金自体の腐食にも繋がります。
ですので写真赤枠の板金のみには塗装をする必要があるのです。
現地調査完了後のお見積り金額のご提示
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁 | 外壁塗装・Vカット補修 | 外壁の防水性の低下とひび割れ |
目地・サッシ周りのガスケット | コーキング打ち替え工事 | ガスケットの劣化 |
付帯部 | 付帯部の塗装 | 保護と美観向上 |
ベランダ | 塩ビシート防水 | 雨漏り防止 |
屋根板金 | 板金塗装 | 屋根のメンテナンス |
足場仮設費用などの共通工事や補修工事をすべて含んで約155万円~178万円(税別)のお見積もり金額をご提示させていただきました。
金額の差は使用する塗料によって変わるため、各塗料や㎡数を明記した計4プランの見積もりをご提案させていただきました。
「きちんと施工してもらえるか」とご不安があったお客様。
ハウスメーカーの施工実績の多さや、施工内容と見積り金額にご納得をいただけご成約となりました!
この度は南大阪ペイントセンターにご縁をいただき、誠にありがとうございます。
塗装後の様子は近日中に施工事例ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちください(^-^)
▼施工事例UPしました!(2022/09/26更新)▼