外壁の大量のコケは外壁塗装のサイン!放置する4つのデメリット

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介

こんにちは!南大阪ペイントセンターキタヤマです

こちらの記事をご覧になられている方は「外壁のコケ」にお困りの方が多いのではないでしょうか?外壁は毎日目にするものですから一度コケを目にするとどんどん気になりますよね…。

外壁に生えたコケは見た目の悪さはもちろん、外壁のひび割れや反りなどを引き起こしてしまいます。そのためお住まいの寿命を少しでも延ばすためには適切なお手入れや予防が必要になります。

そこでこちらの記事では
・外壁のコケを放置するデメリットについて
・コケの除去方法
・コケを予防するためのポイント

などについてお話していきたいと思いますのでコケにお困りの方は是非ご参考にご一読ください。

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外壁のコケを放置するデメリット4つ

こちらの項目では外壁のコケを放置するデメリットについて4つ解説していきたいと思います。

外壁の反りや剥離が発生しやすい

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介 コケは外壁の剥離の原因になる

苔は水分を含み保水力があります。つまり苔が生えた外壁は「水分や湿気を多く含んでいる」といったサインにもなります。

水分や湿気を常に含んだ外壁は反りや剥離が発生しやすく特にサイディング外壁では上記写真のように、サイディングとサイディングの隙間ができやすく注意が必要です。

外壁のひび割れ(クラック)が起こりやすい

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介 コケはひび割れの原因になる

また、コケが生え外壁に水分を含んだ状態になると少しの衝撃でもひび割れ(クラック)が起こりやすくなります。さらにそのひび割れにコケが生えてしまうとコケが繁殖するたびにひび割れの大きさがどんどん拡張されてしまいます。

大きなひび割れになると隙間から雨水が侵入し雨漏りや躯体の腐食の原因になりますので大きな被害になる前に適切なメンテナンスをされることをおすすめします。

アレルギーの原因になる

外壁のカビには外壁塗装を!カビができる原因や放置厳禁理由を解説 外壁のカビはアレルギーの原因になる 外壁のカビを放置すればするほど除去が難しい

外壁のコケはアレルギーの原因にもなります。コケの原因である胞子を人が吸い込むとアレルギー反応を引き起こしてしまう可能性があります。

特に小さなお子様や高齢者がおられるお宅では注意が必要です。
※アレルギー症状の一例…喘息・鼻炎・アトピー・肺炎など

コケの範囲がさらに拡がる

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介

コケは水分を養分にしどんどん繁殖します。

コケは植物の一種で光合成を繰り返すことによって繁殖し特にコケが胞子を飛ばす時期は一気に進行します。根深く生えたコケの除去は非常に困難です。被害が拡大する前に適切なタイミングで適切なメンテナンスをされることをおすすめします。

コケの除去を自分でできるか業者に依頼するべきか判断するべき3つのポイント

そんなコケですが、できる限り費用をかけず自分でどうにかしたいと思われる方も多いかと思います。ですがご自身での除去をおすすめできないケースもございます。

こちらの項目ではコケの除去を業者に依頼したほうがいいのか、それともご自身での除去が可能であるのか3つのポイントに分けてご紹介したいと思います。

「業者に依頼」の項目に1つでも当てはまりましたら業者に依頼されることをおすすめします!

セルフで除去 業者に依頼
低所にコケが生えている 高所にコケが生えている
軽くこすると取れる こすっても取れない
今あるコケだけ除去できたらいい
(今後コケが生えたらまた考える)
根本的に解決して今後のコケも予防したい

コケが生えている箇所を確認(低所or高所)

コケが生えている箇所によってご自身で除去できるのか業者に依頼した方がいいのか判断が可能です。

高所に生えているコケの場合、転落の恐れもあり大変危険ですので絶対にやめましょう。一般的に長い柄のモップが届かない箇所、および脚立に登らないと触れられない箇所は高所に当てはまります。

低所に生えているコケの場合はご自身で除去も可能ですので一度コケをこすってみましょう。詳しくは2-2でご説明していきたいと思います。

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介

軽くこすって取れるかどうか

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介

ご自宅にある雑巾やタワシで数回外壁をこすってみてください。軽くこすって取れるコケはご自身での除去が可能です。

しかし何度こすっても取れないコケは根深く発生している可能性があります。力強くこすることによって外壁材を傷つけるリスクがありますので業者に依頼しましょう。

根本的な解決をしたいかどうか

また、ご自身でコケを除去する場合いったんコケが綺麗になったとしてもすぐにコケが再発してしまうことがあります。

表面のコケを除去できたとしても根っこのコケが外壁内部に残っている場合、紫外線と水分が反応し再度繁殖が繰り返されます。根本的なコケの繁殖を阻止し、今後のコケも予防されたい方は業者にご依頼することをおすすめしております。

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介
↑コケの繁殖が繰り返された外壁。
ここまでいくと業者でも除去が難しく大掛かりな工事に。こうなる前に適切な判断をしましょう。

次の項目からは、業者に依頼するコケの除去方法・ご自身で行うコケの除去方法の2つの項目にわけて解説していきたいと思います。

自分で行うコケの除去方法2選

ここからはご自身で行うコケの除去方法を2つご紹介したいと思います。

洗浄材で洗浄する

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介 コケ洗浄材

ホームセンターやネットショッピングなどでコケ専用の洗浄材が発売されています。

主な使用方法…ホースで外壁の汚れをある程度流し、洗浄材をスプレー後24時間放置する。その後再びホースで洗浄剤を落とし完成。(洗浄材を使用の際、ゴム手袋で手を保護することを推奨します)

ちなみに…手軽に手に入るカビキラーなどを使用される方も中にはいらっしゃるかもしれませんがカビキラーなどの塩素系漂白剤の使用は外壁の変色などを引き起こしてしまいますのでおすすめできません。

家庭用高圧洗浄機で洗浄する

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介  家庭用高圧洗浄機

家庭用高圧洗浄機でコケを除去する方法もございます。ただ、業務用の高圧洗浄機に比べ威力は弱くびっしりとこびりついたコケは除去しきれない場合があります。

無理に洗浄を続けると外壁材を傷めてしまうリスクもございますのでその際は業者に相談されることをおすすめします。

主な使用方法…水道栓と高圧洗浄機をつなぎ電源を付ける。一定の箇所に洗浄し続けないように注意しトリガーを引き洗浄する。周りに水や汚れが飛び散らないようにビニールなどで保護するとよりスムーズ。

業者に依頼するコケの除去方法3選

ここからは業者に依頼するコケの除去方法について3つお話していきたいと思います。

業務用高圧洗浄機で洗浄

外壁洗浄に使用する業務用高圧洗浄機

業者が使用する高圧洗浄機は家庭用高圧洗浄機と比べ威力が強大です。(家庭用水圧:8~12Mpa 業務用水圧:14.7Mpa以上)

家庭用高圧洗浄機では除去しきれなかった外壁のコケも落とすことができる場合があります。

高圧洗浄作業の単価相場は1㎡あたり100~300円です。

一般的な家庭の100~120㎡の面積だと仮定した場合、高圧洗浄作業の費用はおよそ10000円~40000円ほどだと考えられます。

▼参考記事
外壁塗装工事の際の【業務用高圧洗浄機】での清掃は重要です!

バイオ洗浄で洗浄

外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介  バイオ洗浄

業務用高圧洗浄機で除去しきれなかった外壁のコケにはバイオ洗浄がおすすめです。バイオ洗浄とは植物性のバイオ洗剤を使った洗浄方法で汚れを分解しながら除去していくのが特徴です。

通常の高圧洗浄では水道水を使用しますがバイオ洗浄ではバイオ洗浄材を使用しながら噴射していくことでより外壁のコケに有効です。

通常の高圧洗浄の費用プラス200~300円かかり高圧洗浄に比べ高額です。

外壁塗装で根本から解決

コケが広範囲にわたって出来ている場合や、根深く奥まで生えているコケの場合は洗浄をしても再度コケが発生してしまう恐れがあるため外壁塗装で根本から解決することをおすすめします。

広範囲にわたるコケや根深いコケは外壁全体の塗膜が剥がれ防水性が低下しているサインと考えられるため、外壁の反りやひび割れ、雨漏りなどのリスクがあります。

職人

外壁には元々防水機能は備わっていません。外壁の上から塗装をすることで塗膜が雨水や泥などの水分を弾き保護しています。

しかしこの塗膜は約10年で徐々に剥がれ落ち本来の力を発揮することができずコケなどの汚れが発生してしまいます。ですので10年に一度外壁塗装を行い外壁の防水性を向上させてあげる必要があります。

一番おすすめなのは外壁塗装を依頼すること

業者に依頼する方法「業務用高圧洗浄機で洗浄」「バイオ洗浄で洗浄」などをご紹介させて頂きましたが、やはり一番おすすめなのは業者に外壁塗装を依頼することです。

1階とベランダ部分をRS-167で塗装

根本的に解決をし再発を防ぐことでトータルコストも抑えることができ、さらに防水性の向上や見た目の向上も期待できますのでやはり業者に外壁塗装を依頼することを一番おすすめさせて頂きます。

コケを予防するためのポイント3選 

ここまでコケの除去方法についてお伝えしました。しかしせっかく除去したのでしたら、今後も長くコケとはお別れし綺麗な外壁を維持したいものですよね…。

そこで、ここからはコケを予防するためのポイントを3つご紹介したいと思います。

45℃以上のお湯やお酢を含ませたタオルでこまめに拭く

 外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介 バイオ洗浄45℃以上のお湯やお酢を含ませたタオルでこまめに拭く お湯やお酢で吹く

月に一度、45度以上のお湯を含ませた柔らかいタオルや雑巾で外壁をそーっとなでるように拭いてみましょう。コケは熱湯に弱く45度以上のお湯で死滅させることができます。

またお酢を含ませた水(3~20倍希釈)で外壁を拭くこともコケを死滅させ予防することができますよ!

セルフクリーニング機能がある塗料で塗装する

 外壁のコケは放置厳禁!正しい除去方法と予防のポイントをご紹介 バイオ洗浄45℃以上のお湯やお酢を含ませたタオルでこまめに拭く セルフクリーニング塗料

太陽の光を浴びることでコケの胞子を浮かせ雨が降った時に雨と一緒にコケや汚れを落としてくれるセルフクリーニング機能を持った塗料があります。

このセルフクリーニング機能を持った塗料で外壁塗装をするとコケの発生を予防し長きに渡って美観性を維持することが期待できます。

主なセルフクリーニング塗料

・TOTO ハイドロテクトコート
・日本特殊塗料 エヌティオ
・ピアレックス ピュアコート

防藻・防カビ剤が含まれた塗料で塗装する

セルフクリーニング塗料の他にも防藻・防カビ剤が含まれた塗料で塗装することもおすすめです。

アレスダイナミックTOP

外壁にコケが発生しようとしても防藻・防カビ剤が含まれた塗料で塗装した箇所はコケが繁殖できないため予防が可能です。

主な防藻・防カビ塗料

・関西ペイント アレスダイナミックTOP
・日本ペイント パーフェクトトップ
・エスケー化研 エスケープレミアムシリコン

まとめ

ここまで「外壁塗装のコケ」についてお話させて頂きました。

外壁のコケを放置するデメリット

・外壁に反り・剥離ひび割れが発生しやすい
・アレルギーの原因になる
・コケの範囲がさらに拡がる

コケの除去を自分でできるか業者に依頼するべきか判断するべきポイント

・コケが生えている箇所を確認(低所or高所)
・軽くこすって取れるかどうか
・根本的な解決をしたいかどうか

自分で出来るコケの除去方法

・洗浄材や家庭用高圧洗浄機で洗浄する

業者に依頼するコケの除去方法

・業務用高圧洗浄機やバイオ洗浄で洗浄
・外壁塗装で根本から解決

コケを予防するためのポイント

・45℃以上のお湯やお酢を含ませたタオルでこまめに拭く
・セルフクリーニング機能や防藻・防カビ剤が含まれた塗料で塗装する

最後までお読み頂きありがとうございました。

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