「タイルの塗装は必要?」といった疑問はありませんか?
結論、タイルには塗装は必要ありません。
タイルは外壁やお住まいの水回りなど様々な場所で使用されていますが、どの場所のタイルにも基本的に塗装は不要です。
タイルは粘土を高温で焼き上げた陶器素材のケースが多いため、水や紫外線に強くほとんど劣化はしません。
そのため劣化を防止する目的での塗装は必要ないのです。
タイルの塗装は「美観を維持する目的のみ」とご認識いただくと良いでしょう。
- タイルの塗装が不要な理由
- 外壁タイルを塗装する3つのケース
- 外壁タイルの正しいメンテナンス方法
- 外壁タイルの塗装・メンテナンス事例
1.タイルの塗装は原則不要!
2.タイルの外壁塗装をする3つのケース
2-1.外観を一新させるタイルの外壁塗装
2-2.タイル表面を保護する無色透明のクリアー塗装
2-3.タイルの美観を維持する撥水剤の塗装
3.外壁タイルの正しいメンテナンス方法
3-1.タイル内部のモルタルの補修
3-2.タイルの目地のコーキング工事
3-3.タイルの張り替え
4.タイルの塗装とメンテナンスを実施した事例
4-1.築39年マンション|外壁塗装・コーキング工事
4-2.築16年マンション|クリアー塗装
4-3.築35年マンション|タイルの張り替え・ひび割れ補修
4-4.築21年マンション|タイルの張り替え・コーキング工事
4-5.築20年戸建て|タイルの撥水剤の塗装
5.タイルの外壁塗装・メンテナンスなら南大阪ペイントセンターへお任せください
6.まとめ
1. タイルの塗装は原則不要!
タイルは陶器などの無機物の素材のため、原則塗装は必要ありません。
たとえば家の中にタイルを使う場所として、キッチン、浴室、洗面所、お手洗いなどがあります。
どこに使用されているタイルでも塗装は不要です。
もちろん、外壁に使用されているタイルも塗装によるメンテナンスは必要ないのです。
タイルは一条工務店やパナソニックホームズなどの大手ハウスメーカーにも採用されており、その多くが「60年間塗装が不要」と謳われています。
タイルの初期費用は他の外壁に比べると高額ですが、塗装などのメンテナンス費用がほとんどかからないことが魅力です。
大手ハウスメーカーによる耐久性もお墨付きな外壁タイルは、基本的に塗装は必要ないとご認識いただくと良いでしょう。
2.タイルの外壁塗装をする3つのケース
タイルはメンテナンス目的での塗装は必要ありませんが、美観を向上させる目的で塗装をする場合があります。
そこで外壁タイルに塗装をする3つのケースを紹介いたします。
- 外観を一新させるタイル外壁塗装
- タイル表面を保護する無色透明のクリアー塗装
- タイルの美観を維持する撥水剤の塗装
2-1.外観を一新させるタイルの外壁塗装
外壁タイルへ単色塗料を使用した塗装です。
こちらの写真は実際に弊社で施工したマンションの外壁です。
本来タイルに塗装は必要ありませんが、「イメージを変えたい」とのオーナー様のご要望からタイル全体の外壁塗装を提案いたしました。
タイルは陶器のようにツルツルとした面ですので、塗っても剝がれやすいイメージがあると思います。
しかし、タイルに特化した下塗り塗料を使用することで、タイル面に縫っても剝がれに強い塗膜が実現します。
塗装前も重厚感があり素敵な外観ですが…
塗装をしたことでマンション全体の雰囲気が一気に変わりましたね。
明るい色へ塗り替えることで、見事にマンション全体のイメージチェンジを遂げました!
2-2.タイル表面を保護する無色透明のクリアー塗装
※タイルのクリア塗装の写真がなかったため、サイディングのクリアー塗装の様子をイメージ写真として掲載しています。
無色透明のクリアー塗料で塗装をするケースもあります。
塗装をすると光沢感が増すので、ピカっと光る外観になります。
実際のタイル外壁のマンションにクリアー塗装をした事例がありますので紹介いたします。
塗装前のタイル外壁のマンションです。
クリアーで塗装することで、太陽光に反射して艶々と光る明るい外観へグレードアップします。
2-3.タイルの美観を維持する撥水剤の塗装
撥水剤はいわば「防水スプレーを外壁全体に塗布する」とイメージいただくと良いでしょう。
前項で紹介したクリアー塗装のように艶が出るわけではないので、正直塗装前後の見た目はほぼ変わりません。
実際にお客様からも「本当に撥水剤を塗ったの?」と驚かれるくらい、塗ったか塗っていないか見た目が分かりにくいです。
ですが、撥水剤を塗布することで雨すじ汚れは付きにくくなります。
未来の汚れ対策に効果的なのです。
セメントにこびり付いた汚れを含んだ雨がタイル表面に流れ、雨すじ汚れになります。
撥水剤を塗布することで、タイルの目地部分であるセメントにも撥水効果が得られます。
そのため、撥水剤の効果のおかげでセメントの汚れがタイル表面に流れにくくなるのです。
3.外壁タイルの正しいメンテナンス方法
ここまでで「タイルの塗装はメンテナンス目的ではない」とご理解いただけたと思います。
では外壁タイルのメンテナンスはどのような方法があるか気になりますよね。
タイルのメンテナンス方法は主に以下の3つです。
- タイル内部のモルタルの補修
- タイルの目地のコーキング工事
- タイルの張り替え
そこで本章では、外壁タイルの正しいメンテナンス方法について解説いたします。
3-1.タイル内部のモルタルの補修
タイルの浮きがある場合は、下地部分であるモルタルを補修をします。
実際にタイルの下地部分であるモルタルがひび割れてしまい、雨漏りしたケースがあります。
タイルの構造上、一度表面に施工されているタイルを取り外してから下地のモルタルを補修する必要があります。
ただし軽度のひび割れであれば専用の樹脂でひび割れを塞ぎ、その上から新しいモルタルを打ち増しすることでメンテナンスは可能です。
又、既にタイルが浮いてしまっている箇所などがあれば、その箇所の目地部分にドリルで穴をあけそこから専用樹脂を充填し密着性を高める方法もあります。(ピンニング工法)
3-2.タイルの目地のコーキング工事
タイルの廻りにはコーキングが施工されていれば、コーキングの打ち替えが必要です。
目地(コーキング)は乾燥と収縮を繰り返すことによって徐々に硬く硬化していき最終的にはひび割れや破断などの劣化を引き起こしてしまうことがあります。
そのため、既存のコーキングを取り除き…
新しいコーキング材を打ち、目地全体を交換します。
3-3.タイルの張り替え
ご覧のようなタイル自体の欠けや割れなどはその箇所のみのタイル交換を行います。
もちろんタイル全面張替えも可能です。
劣化したタイルを撤去し下地も全て撤去します。
新しいタイルへと張り替えました。
その際、建築当時使用していたタイルが廃盤になっている可能性もあります。
そういった場合には似たようなタイルを探して、サイズや厚みなども忠実に再現していきますのでご安心ください!
4.タイルの塗装とメンテナンスを実施した事例
これまで南大阪ペイントセンターでは様々な外壁タイルの塗装とメンテナンスさせていただきました!
外壁タイルの施工事例を紹介いたしますので、これから外壁タイルの塗装をお考えの方は、是非参考になさってください。
4-1.築39年マンション|外壁塗装・コーキング工事
外壁塗装・補修工事・防水工事 | |
大阪市浪速区
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Before 施工前 |
After 施工後 |
大阪市浪速区のマンションへ塗装工事・防水工事など全体の改修工事
価格 | 1054万円 | 工事期間 | 30日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックTOPマイルド | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 1675m2 | 築年数 | 39年 |
4-2.築16年マンション|クリアー塗装
外壁塗装・共用部の塗装工事 | |
羽曳野市
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Before 施工前 |
After 施工後 |
羽曳野市にてマンションの外壁塗装(丁寧な対応に満足とのお声)
価格 | 220万円 | 工事期間 | 23日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックTOP | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 386m2 | 築年数 | 16年 |
4-3.築35年マンション|タイルの張り替え・ひび割れ補修
塗装工事・補修工事・コーキング工事・防水工事 | |
大阪市浪速区
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Before 施工前 |
After 施工後 |
浪速区のマンションの外壁工事と共用部の補修と塗装工事
価格 | 500万円 | 工事期間 | 30日間 |
塗料名 | 関西ペイント RSシルバーグロスSI | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 241m2 | 築年数 | 35年 |
4-4.築21年マンション|タイルの張り替え・コーキング工事
タイル面コーキング打ち替え 廊下ベランダ外壁シリコン塗装 屋根シリコン塗装 塩ビシート防水 | |
八尾市
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Before 施工前 |
After 施工後 |
八尾市 タイル貼りマンションのコーキング工事と外壁屋根塗装
価格 | 720万円 | 工事期間 | 40日間 |
塗料名 | 日本ペイント オーデフレッシュSI | 塗料種別 | 水性シリコン |
面積 | 1510m2 | 築年数 | 21年 |
4-5.築20年戸建て|タイルの撥水剤の塗装
外壁塗装・軒天ボード貼り | |
大阪市住吉区
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Before 施工前 |
After 施工後 |
大阪市住吉区のサイディングとタイルの3階建て住宅に外壁塗装
価格 | 142万円 | 工事期間 | 20日間 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックTOP | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 183m2 | 築年数 | 20年 |
5.タイルの外壁塗装・メンテナンスなら南大阪ペイントセンターへお任せください
南大阪ペイントセンターはマンション・戸建てなど多種多様な外壁タイルの塗装を手がけてきました。
タイルにはお客様のニーズに合わせた様々な塗装方法や、タイルの劣化状態に合わせた最適なメンテナンス方法が存在します。
実際の施工を通じて外壁タイルの仕様や知識・施工上の注意点を着実に積み上げてまいりました。
塗装に特化した専門会社の強みを生かし、美麗かつ長持ちする外壁タイルを実現します。
6.まとめ
- タイルの塗装は原則不要
- 外壁タイルの塗装は美観を向上させる目的のみ
- 外壁タイルの正しいメンテナンス方法
1.タイル内部のモルタルの補修
2.タイル目地のコーキング工事
3.タイルの張り替え
タイルは無機物であり耐久性に優れているため塗装でのメンテナンスは基本的には不要です。
しかしタイルを支えている下地(モルタル・セメント)や目地の劣化は年数とともにどんどん進行してくため、定期的なタイルのメンテナンスは必須です。
どんな些細なことでもご不明な点があればお気軽にご相談いただけますと幸いです。