本当に汚れない?光触媒塗料で外壁塗装をするときに押さえる注意点

外壁塗料で使用する塗料を選ぶ際には価格はもちろん、機能面の方も気になりますよね。

もし『外壁が黒ずみやすく汚れが気になる』、『汚れがつきにくい塗料はないの?』というお悩みを持つ方は光触媒塗料塗料をご検討してみてはいかがでしょうか?

汚れを自発的に落とす光触媒塗料とは?

光触媒塗料とは…簡単に一言で申しますとセルフクリーニング機能を持つ特殊な塗料です。

・光触媒塗料とは?
・光触媒塗料の特徴と効果
・光触媒塗料のメリットとデメリット
・光触媒塗料を使うにあたり気を付けなければならないポイント

以上のテーマに沿ってお話していきたいと思いますのでぜひご一読ください♪

目次

セルフクリーニング機能を持つ光触媒塗料とは?

汚れを自発的に落とす光触媒塗料とは?

光触媒塗料とは太陽の光に反応し汚れを分解するセルフクリーニング効果をもつ特殊な塗料です。

なぜ太陽に反応して分解するのでしょうか?それは塗料に光をエネルギーとして物質に化学反応を起こさせる酸化チタン等の触媒が含まれているからなのです。

酸化チタンってあまり聞きなじみないけれど人体には大丈夫なの?とご心配の方もいらっしゃるかと思います。酸化チタンはファンデーション等にも使用されるほど安全性が認められた触媒ですのでご安心ください。

分解された汚れは雨水によって流されます。つまり自分で汚れを取り除く必要がないのです!

つまり光触媒塗料を塗布することにより外壁が汚れにくくなりメンテナンスコストを50~70%ほど削減できるとされています。

汚れがつきにくいから耐用年数が長い!光触媒塗料の特徴と効果

光触媒塗料の特徴

一番の特徴はやはり『汚れのつきにくさ』です。しかし光触媒塗料には二種類あり、

紫外線の力を助けとし光触媒が作用する紫外線型とそこから改良され紫外線の助けが必要なく太陽光に当たるだけで汚れを分解できる可視光型の二種類があります。

防汚作用が強いのは改良された可視光型です。実際に検討される際は光触媒の種類についても検討するようにしましょう。

外壁はそもそも自分の力で汚れを落とそうとする力はありません。しかし常に紫外線や雨風など外気に晒され汚れが付着しやすく劣化もしやすいのです。

これに対して光触媒塗料は雨によって汚れを落とすというセルフクリーニングの効果を発揮しますので他の一般的な塗料に比べ耐用年数が長く15年~20年とされています。

光触媒塗料のメリットについて

光触媒塗料のメリット

1.防汚性の高さ

セルフクリーニング機能で外壁が汚れたとしても太陽光や雨の力で汚れを分解し落とす力に優れています。

2.耐用年数の長さ

防汚性の高さから一般的な塗料に比べ耐用年数が長い特徴があります。(15年~20年)

3.人体に害がない

光触媒塗料は水性塗料であることが多く、従来の有機溶剤特有のシンナー臭はなく体に害がないと言われています。冒頭でもご説明した通りファンデーションにも使用されている媒体ですので安心です。

4.空気を浄化できる作用がある

ハイドロテクノという技術で光触媒塗料を使用しているお宅の周りの空気を綺麗にしてくれる作用があります。

光触媒塗料のデメリットについて

光触媒塗料のデメリット

1.色のバリエーションが少ない

デメリットの一つ目として、色のバリエーションが少ないのが特徴です。特に濃色のバリエーションが少ないです。なぜならセルフクリーニングの効果を発揮させる酸化チタンが白色ですのでどうしても淡色の色目が多くなってきます。

2.施工事例が少ない

光触媒塗料は近年発売されたばかりの塗料ですので施工事例が他の塗料に比べ少ないです。塗料はお家の立地や環境などによって耐久性は変わってきます。光触媒塗料は施工事例がまだ少ないため他のお宅の事例を参考にできない場合もあります。

また、施工技術や専門性が必要ですので施工できる業者も限られてきます。

3.価格が高い

他の一般的な塗料に比べ1.5倍程度の価格であるといわれています。ですが耐用年数も1.5倍程度伸びると言われているのでコストパフォーマンス的には同様とされています。ですがやはり価格はとても大切ですのでよくご検討される必要がありますね。

参考価格
アクリル塗料(1000~1800円/㎡)
ウレタン塗料(1700~2500円/㎡)
シリコン塗料(2300~3500円/㎡)
ラジカル塗料(2200~4000円/㎡)
フッ素塗料(3500~4800円/㎡)
無機塗料(3500~5500円/㎡)
光触媒塗料(3500~5500円/㎡)

※代表的な外壁塗装塗料の参考価格

光触媒塗料を使うにあたり気を付けなければならないポイント

次に光触媒塗料を使うにあたり気を付けなければならないポイントについてお話していきたいと思います。

光触媒塗料を使うにあたり気を付けなければならないポイント

1.落とせない汚れもある

光触媒塗料は太陽光と雨によって効果が発揮されます。つまり日当たりが悪く雨が当たらない外壁では効果を発揮できない場合もありますのでご注意ください。

また鳥のフンなどの激しい汚れに対してはセルフクリーニング機能の対象外です。

2.業者のいう事を全て鵜呑みにしない

先程もご説明しました通り光触媒塗料にも落とせない汚れもあります。

メリットばかりを強調する業者にはご注意ください。光触媒塗料の初期費用は高額ですので、一つの業者に絞るのではなく相見積もりを取るようにしましょう。

3.工期が長くなる

光触媒塗料の注意点 工期が長くなる

光触媒塗料での外壁塗装は一般的な上塗りの後に光触媒塗料を塗布するので工期が長くなります。ペットを飼っていらっしゃるお宅などではその辺りも理解しておきましょう。

光触媒塗料での外壁塗装 まとめ

いかがでしたでしょうか?今回のこちらのコラムでは光触媒塗料についてお話させていただきました。

光触媒塗料はお家の汚れを分解しセルフクリーニングで落としてくれるという素晴らしい特徴がありましたね。

ですがもちろんデメリットや注意点もあります。その辺りもご理解いただきご検討頂ければと思います。

南大阪ペイントセンターでは塗料のことについてはもちろん、お住まいのことなら何でも対応しておりますのでお気軽にご相談ください(^^)

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