藤井寺市にて屋根リフォームを実施させて頂きました。
こちらの記事は…
・スレート瓦屋根の調査(ドローンによる点検)
・塗装による屋根リフォームの施工内容
・屋根リフォームのビフォーアフター
・付加価値のある屋根リフォームについて
を掲載しております。
藤井寺市の屋根リフォームをご紹介
藤井寺市の築20年お住まいのお客様より「築年数的にそろそろ全体的なリフォームをしたい」とのご依頼を賜りました。
今回は屋根リフォームをメインに、ご紹介をしていきたいと思います。
こちらのお住まいの屋根以外の全体的なリフォーム内容は下記ページに掲載しております
リフォーム前の現地調査
リフォーム前のお住まい正面
屋根の状態は普段中々確認するのが難しい箇所です。どのように屋根の状態を確認するか…以前は梯子を使って屋根の点検をするのが主流でした。
しかし屋根に上がっての点検では屋根部分に体重がかかる為、踏み割れや破損するリスクもありました。
特に今回リフォームをさせて頂くスレート瓦屋根は薄く軽いことから耐震性に優れた反面、割れやすいというデメリットもあります。
万が一、点検の際に割れてしまっては何のためのリフォームか。本末転倒ですよね。
ドローンで屋根の点検
そこで踏み割れのリスク解消や安全性を確保してより詳細な点検ができるように、屋根はドローンで撮影して確認を行います。
ドローン点検についてはこちらのページもご参考ください
■リフォーム前のドローン点検!お客様にとってのメリットとは?
ドローン点検での屋根の状態は?
スレート屋根細部の点検
このようにドローンでは至近距離での撮影も可能なので、危険を伴う高所点検をより安全かつ確実に行うことができます。
オレンジ色に見える汚れが点々とあるのがお分かり頂けますか?この正体は苔(コケ)です。苔の繁殖は”屋根の防水機能がなくなっていますよ!”というお知らせのサインでもあります。
その理由は苔は水分がある場所で繁殖することにあります。本来屋根の防水がしっかりしていれば、そもそも屋根自体に雨水が付着してもすぐ流れてくれるはずですよね。
ではどのようにリフォームを行うのか、実際のリフォームの内容を見て行きましょう。
屋根塗装にてリフォームを実施
屋根リフォームは下記の流れで行います。
- 高圧洗浄
- 下塗り
- 縁切り(タスペーサー挿入)
- 中塗り
- 上塗り
高圧洗浄
屋根の高圧洗浄
長年のこびり付いた汚れを高圧洗浄で洗い流します。もちろん先ほどの苔やカビなども、この工程でまっさらな状態に整えます。
汚れの溜まった屋根の高圧洗浄の際にどうしても汚れた水が飛散してしまいます。もちろん近隣のお住まいに飛散してしまわないように、お住まい全体をネットで覆い細心の注意を払います。
それでも確実にご迷惑をおかけしないように、近隣の方へのご挨拶の際には高圧洗浄の日程をお伝えし、洗濯物を干すのをご遠慮頂くようお願いしております。
リフォーム前のご近隣の方への挨拶についてはこちらのページでご紹介しております
■リフォーム前のご近所への挨拶が大切な理由
樋内の高圧洗浄
屋根だけでなく樋内に溜まった砂埃もしっかりと洗い流します。普段お掃除が難しい場所もこの機会に清掃させて頂きます。
屋根の下塗り
屋根の下塗り
高圧洗浄で屋根をまっさらな綺麗な状態にしてから、塗装の工程に入ります。
まずは屋根の下塗り。
遮熱顔料の入った、アレスクールシーラーで下塗りを行います。
屋根の縁切り(タスペーサー挿入)
屋根の縁切り(タスペーサー挿入)
スレート瓦屋根のリフォームを行う上で、欠かせない工程があります。
それが”屋根の縁切り”という作業です。縁切りは屋根材の同士の隙間を確保させてあげる工程で、縁切りにはタスペーサーを挿入します。
縁切りとタスペーサーについてはこちらページに解説しております
雨漏りを防ぐタスペーサーと縁切りについて(スレート屋根の塗装に必須)
屋根の中塗り
屋根の中塗り
縁切りを終えると、いよいよ塗装工程の本番です。
中塗り、上塗りは上塗り専用塗料で塗装を行います。まずは中塗りを行うことで、ここから初めて屋根に色付けができるのです。
屋根の上塗り
屋根の上塗り
上塗り塗料を塗り重ねます。中塗りと上塗りを行うことで塗りムラを防ぎ、塗膜に厚みを持たせて屋根自体を長持ちさせてくれます。
「同じ塗料では塗り残しに気付かないのでは?」と気になられるかと思いますが、中塗りと上塗りはそれぞれ若干の色変えをして塗装を行うので塗り残す心配はありません。人の手で塗装をするからこそ、人為的な塗り残しを防ぐ為に徹底して対策を行っておりますのでご安心ください。
屋根リフォーム完成の様子をご覧ください
屋根リフォーム後の屋根全体
屋根リフォームの完成です!
屋根のビフォーアフター
屋根リフォーム前
屋根リフォーム後
汚れや苔、色褪せが見受けられた屋根も明るいアイボリー色に生まれ変わりました!
屋根リフォームに使用した色は?
屋根の色見本
屋根リフォームには”関西ペイント アレスクール2液SI”という遮熱シリコン塗料を使用。
遮熱塗料とは簡単に説明すると、屋根に塗装をすることで屋根の表面温度を上がりにくくしてくれるので、暑さ対策などが期待できる塗料です。
色によっても遮熱効果がやや異なり、今回はクールレベル5と最大の遮熱効果を発揮してくれるアイボリーで塗装をさせて頂きました。
遮熱塗料について詳しくはこちらのページで解説しております
■【遮熱塗料】関西ペイント アレスクールってどんな塗料?
美観向上だけでなく機能面もアップする屋根リフォーム
屋根は普段見えない箇所でありますが、お住まいを雨や紫外線から守ってくれる大切な役割がありますよね。
屋根リフォームには今回のような塗装工事以外にも、重ね葺き工事(カバー工法)や葺き替え工事などの様々なリフォーム方法が存在します。
今回リフォームをさせて頂いたスレート瓦屋根について言えば、屋根材自体には防水機能がほとんどないので10~15年ごとに塗装をして防水機能を復活させてあげる必要があるのです。
塗装は美観を向上させたり防水機能の復活だけでなく、今回のように遮熱効果などの付加価値も与えれるので新築時より機能面をグレードアップをさせることも可能なのです。
実際に中々確認できない屋根だからこそ、10年に1度の点検はいかがですか?
屋根の汚れや屋根の苔は一見外観だけの問題かと思いきや、屋根材の劣化を教えてくれる大切なサインです。見逃さずに適切なメンテナンスやリフォームで、お住まいを長生きさせてあげたいですね。
お客様の声→■藤井寺市にて外壁塗装工事完工 お客様からのお声ご紹介します
施工事例→■藤井寺市にて外壁リフォーム(外壁と屋根の塗装を実施)