外壁塗装をご検討される際に、”雨樋”の存在にまで中々意識が向かないことがほとんどではないでしょうか。
まずは『見積り金額、塗り替えの色選び、工事スケジュール、近隣への配慮』などがお悩みの大部分を占め、お住まいの細かい箇所にまで意識するのは難しいことです。
雨樋には筒を通して、雨水を排水口に流す役割があります。
一見シンプルな役割のように感じますが、雨樋がないと地面に落ちた水の雫が跳ね返り、外壁を汚してしまい酷い雨染みになる場合も。外壁に亀裂などがあればその箇所から最悪雨漏りをしてしまう可能性もあるのです。
このように雨樋はお住まいを雨の被害から守る、大切な役割があるのです。
外壁塗装と一緒に雨樋の塗装もおすすめする理由は?
結論から申し上げますと雨樋塗装は破損などしていない限り塗装をする、しないはどちらでも大丈夫です。
その理由は雨樋は非常に頑丈で、耐用年数は20~25年程と言われています。劣化の症状も、色褪せや軽度な割れなどがほとんどです。
しかし外壁塗装と一緒に雨樋塗装をすることがおすすめとして考えるのには、以下の理由があります。
- 外壁塗装だけだと雨樋の劣化が目立つ
- 雨樋単体の塗装依頼はコスパがあまり良くない
- 劣化のサインを見逃すと交換のリスクが高まる
そうした理由について、ご紹介していきます。
外壁塗装だけだと雨樋の劣化が目立つ
雨樋の存在は建物のアクセントカラーとなるお住まいも多いです。
外壁塗装で外壁のみ綺麗になっても雨樋が色褪せていると、逆に雨樋が悪目立ちしてしまい美観が損なわれてしまいますよね。
雨樋単体の塗装依頼はコスパがあまり良くない
雨樋塗装は高所作業になる為、足場組立が必要不可欠です。
もちろん雨樋単体でのメンテナンスの場合も、足場代だけで20万円近くかかります。
その為、外壁塗装で足場組立をした際に雨樋塗装や交換を行うと、その分費用も安くすみコストパフォーマンスも良いです。
劣化のサインを見逃すと交換のリスクが高まる
雨樋の耐用年数は20~25年程と言われています。
雨樋が劣化してしまうと、割れや変形などの症状が現れます。そういった場合は塗装のみでは対応できず、雨樋そのものの交換が必要になります。
外壁塗装の目安は約10年程とされており、そのタイミングで雨樋の塗り替えなどのメンテナンスをしっかりと行えば、耐久性を維持させて雨樋の寿命を延ばすことに繋がるのではないでしょうか。
雨樋塗装の追加費用は?
それでは雨樋塗装にかかる追加費用はどれぐらいか気になる所だと思います。
付帯工事の雨樋塗装は、実際に雨樋の長さを測らせて頂いてからのお見積りとなります。
- 雨樋塗装 600~700円/m
これまでの雨樋塗装の実績から、雨樋の長さは50m前後が多いですが長さが20mのお住まいもあるので一度無料点検・無料見積りをご検討されることをおすすめします。
以上の計算方法で算出すると50mの雨樋で約35,000円程追加費用が発生する計算です。
実際の雨樋塗装の工程をご紹介していきます
塗装工事全般に言えることですが、塗装のもちを良くする為には塗料の塗り回数よりも入念な下地処理が大きく関係していきます。
実際の雨樋塗装の様子をご紹介していきます。
雨樋の清掃・研磨
まずは雨樋の清掃とケレンを行います。
ケレンとは雨樋表面をやすりで研磨することで、表面積を増やして塗膜の密着を高める作業のことです。
この下地準備を入念に行うと行わないとでは、塗装のもちに大きく影響します。
雨樋の中塗り、上塗り
弊社では弱溶剤シリコンで雨樋の塗装を行います。
シリコン塗料の特徴でもある、耐久性の高さや光沢を長期間維持できるという点から、雨樋塗装にふさわしい塗料と言えるでしょう。
塗装は中塗り→上塗りの2回塗りで行います。
仕上げに上塗りを行い、完成です。
雨樋塗装のBefore➡After
色褪せが感じられた雨樋ですが…
外壁と共に塗装をして、艶のある綺麗な仕上がりになりましたね。
雨樋塗装のまとめ
お住まいの部位には、必ず役割があるように雨樋にも雨水を逃がすという重要な役割があります。
雨樋が外壁を雨水から守ってくれていると言っても、過言ではありません。
雨樋の役割を維持する為にも、外壁の塗り替えやメンテナンスの際に、一緒に塗り替えをされることを是非おすすめします。