堺市北区にて、築20年の旭化成ヘーベルハウスにお住いの方からご依頼を頂きまして、外壁屋根塗装工事を行っております。
作業工程のご紹介第①回目は、ALCの外壁塗装工事の場合、最も重要ともいえます目地のコーキング打ち替え工事です。
こちらのお家のALCボードはデザインパネルというブロック状のデザインのため、本物の目地かデザインのために作られたコーキングが入っていない目地かは、ぱっと見ではわかりにくいですが
赤線の部分が実際のボードのつなぎ目の目地になります。よく見ると少し色が変わり、塗膜もめくれてきています。
旭化成ヘーベルハウスの場合、基本的に横方向へは600㎜間隔、縦方向には3000㎜間隔で目地があり、すべてにコーキングが打ってあります。
まずは浮いた塗膜を撤去し、プライマーという接着材を塗ります。この工程を行うことでコーキングと下地がより強固に密着します。
プライマーを塗ったかどうかは塗装後には分からなくなるため、悪い業者の場合省いてしまう場合がりますので注意が必要です。
そしてコーキング材を充填していきます。
今回は初めてのコーキング打ち替え工事のため、目地に十分な溝がありますので古いコーキングの上から打つ増し打ち工法で施工しています。
古いコーキングの撤去費用が不要なので安価で施工出来、なおかつコーキングも2重になりますので防水性も高まります。大手ハウスメーカーや公共工事でも行われている工法です。
コーキング充填後、ヘラ等で押さえて完了です。
コーキング材が目地からはみ出ていますが塗装をすれば目立たなくなりますので大丈夫です。
サッシ廻りもコーキングの打ち替えを行います。
サッシにはコーキング材がはみ出てはいけないのでテープで養生します。
その後プライマーを塗ります。
そしてたっぷりとコーキング材を充填し
ヘラで押さえてテープを撤去して完了です!
このように600㎜ごとに全てコーキングを打ち替えます。
これで今後の雨漏りに対する心配は無くなりました!