「窓枠(サッシ周り)のコーキング工事はどれくらいの頻度で必要?」
「コーキング工事の費用はどのくらい?」
などのお困りや疑問はありませんか?
こちらのページでは…
・サッシ廻りのコーキング工事の費用
・サッシ(窓枠)のコーキング劣化の時期
・窓枠のコーキング工事の工程
以上について解説します。
コーキング工事の基礎知識については下記ページでもご紹介しています。
1.サッシ廻りのコーキング工事の費用
1-1.コーキング工事の費用
1-2.一般的な戸建て(2階建て30坪)の費用例
2.窓枠(サッシ廻り)のコーキングの劣化時期
2-1.コーキングの寿命は約10年
2-2.サッシ廻りのコーキングの劣化症状
2-3.サッシ廻りのコーキングの劣化放置は雨漏りに
3.サッシ廻りのコーキング打ち替え工法(増し打ち)
4.サッシ廻りのコーキング増し打ちor打ち替えの理由は明確にすべき
4-1.優良業者ならなぜこの工事なのかの説明がある
4-2.サッシ廻りは打ち替えor増し打ちどちらもあり得る
5.サッシ廻りのコーキング工事の事例
サッシ廻りのコーキング工事の費用
コーキング工事の費用
コーキング工事の費用は、使用するコーキング材や目地の深さ・幅によって多少変動します。
下記は一般的な素材である、NBウレタンや変成シリコンを使用した場合の相場です。
・コーキング撤去打ち替え ¥750~¥1000/m
・コーキング増し打ち ¥450~¥800/m
一般的な戸建て(2階建て30坪)の費用例
2階建て30坪の一般的な戸建て住宅を例にしますと、窓枠(サッシ廻り)のコーキング部分は約100m前後です。
サッシ廻りのコーキングが約100mとして計算すると…
・コーキング撤去打ち替え ¥75,000~¥100,000
・コーキング増し打ち ¥45,000~¥80,000
となります。
ただし、m数はサッシの数やボードの貼り方によってかなり変動します。
窓枠(サッシ廻り)のコーキングの劣化時期
コーキングの寿命は約10年
サッシ廻りに限らず、コーキングは約10年前後で劣化してきます。
外壁の向きによって劣化スピードは様々
劣化の原因は主に紫外線の影響によるものです。
つまり、紫外線の影響を受けやすい南側と日光を受けにくい北側では劣化スピードも変わってきます。
サイディングの場合はコーキング劣化はやや早目
コーキングは新築後早くて5年ほどで劣化してくる場合もあります。
特にお住まいの外壁がサイディングの場合、コーキングの上が塗料で保護されず剥き出しの状態なので、コーキングの劣化は早まる傾向があり注意が必要です。
サッシ廻りのコーキングの劣化症状
コーキングの劣化症状は
・ひび割れ
・剥がれ
・シワ
などが挙げられます。
コーキングは外壁材よりも痛みが早いです。
そのことから、お家のメンテナンス時期をいち早く確認できる場所でもあるのです。
サッシ廻りのコーキングの劣化放置は雨漏りに
サッシ廻りのコーキング劣化を放置すると、写真のような亀裂から雨漏りする可能性があります。
サッシ廻りからの雨漏りは意外と多いのです。
その原因のほとんどが、コーキングの劣化をそのままにして起きた雨漏りです。
つまりコーキングの劣化放置をせずにサッシ廻りのメンテナンスをしておけば、防げた雨漏りなのです。
サッシ廻りのコーキング打ち替え工法(増し打ち)
サッシ廻りは目地に比べて劣化が少ない場合が多いことや、外壁と窓枠に段差があり撤去しなくても十分にコーキング材が充填できることから、一級建築士やコーキングのメーカー等も増し打ち工法を推奨しています。
また家の構造によってはサッシ廻りの目地にカッターを入れると内側の防水シートを破ってしまう場合もあるようです。
サッシ廻りのコーキング工事前
【コーキング工事】清掃・養生・プライマー塗布
目地の中のゴミ等を除いてから、コーキングがはみ出さないようにテープを貼り、プライマーという接着剤を塗ります。
コーキング充填・ならし
そして新たにコーキング材を充填してヘラ等でおさえてならしていきます。
サッシ廻りのコーキング増し打ち完了
サッシ廻りは増し打ちすることでコーキング材が二重になり、防水性能が高まります。
また撤去費用がかからないので、撤去打ち替え工法に比べて費用が安くなるというメリットもあります。
ただし、コーキングの劣化が激しい場合や、サッシとの段差が少ない場合は撤去打ち替え工法が必要です。
サッシ廻りのコーキング増し打ちor打ち替えの理由は明確にすべき
「増し打ちを提案するから悪徳業者?」
「結局打ち替えが一番良いの?」
色んな疑問があると思います。
そこで業者さんに是非確認していただきたいのが「今回なぜコーキング工事が増し打ちor打ち替えになったのか?」についてです。
優良業者ならなぜこの工事なのかの説明がある
たとえば今回ご紹介したサッシ廻りのコーキング工事は、増し打ちの場合もあれば打ち替えの場合もあります。
その理由は既存のコーキングの状態や、雨漏りの危険性などでどちらかの工事を選択します。
本当は打ち替え工事が必要な箇所なのに増し打ちと偽って施工する悪徳業者も存在するのは事実です。
だからこそ「サッシ廻りに〇〇の工事が〇〇の理由で必要です」と、こちらから質問しなくても、事前に説明がある業者さんが優良業者のポイントと言えるでしょう。
サッシ廻りは打ち替えor増し打ちどちらもあり得る
サッシ周りを打ち替えようとしてカッターを入れると、奥にある防水シートを切ってしまう可能性がりあります。そうなると、雨漏りを引き起こしてしまうので、サッシ廻りには増し打ちを行う場合があります。
コーキングで分からないことはお気軽にご相談ください
「建てた住宅メーカーにコーキング工事の見積もりをしたが、思ったより高額だった」
「いつコーキング工事をして良いか分からない」
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お電話やメール、LINEアプリを使用したチャット感覚での相談も承っています。
コーキングのことに限らず、お住まいのことなら何でもご質問くださいね(^-^)